4月8日の川崎競馬予想

※買い目は基本的に◎-◯のワイド
月曜は3打数ノーヒット。途中までは上がりがかかって前残り連発、それでいてメインと最終はシンガリ人気が後方から突っ込んでくるというエキセントリックな日だった。こりゃ難しいな。あとから考えても終盤戦の決着は買えた気がしない。
そんな傾向を踏まえてクラウンCの火曜へ。クラウンCとネクストスター東日本が被ると後者の方に馬が集まるのね。それってつまり「羽田盃&東京ダービーはどうでもよくて兵庫CSの出走権が欲しい」という陣営が多いということですよね。やっぱり南関の3歳牡馬路線は構造がおかしくなってる気がするなあ。
◆川崎8
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット、前残り
展開想定:ミドル
→長期休養明けのモンゲースパイがどの程度主張するか読めないが、ほか逃げ候補はラベンダージェイド、ドロットニング、トニープリンスくらい。900m戦を差し競馬にするほど前が多いわけではない。前に行ける馬を狙う。
◎ドロットニング
2走前の勝ち時計54.8は前日B2B3と0.1秒差。時計的にはこのクラスでも足りるメドが立っている。前走は自分のすぐ外にハーンドルフという並びが悪く、先行争いで外からカットされて位置を下げ、全く競馬にならなかった。トニープリンスに負けずに出し切れれば。
◯ポッドレオ
初めて900mを使った前走はスタートで少しモタついたが、出ムチを入れて勢いをつけると道中はむしろ抑えるくらいの手応えで追走できた。直線は外から追い込んでわずかに届かなかったが、いわゆるゴール後突き抜け。距離2戦目で枠も真ん中あたりに替わり、前回より流れに乗った競馬ができるはず。
◆川崎10
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット、前残り
展開想定:ややスロー
→逃げ候補はシャンパンファイトとケンタッキースカイの2頭。10頭立てのうち7頭が前走初角7番手以下というメンバー構成で、馬群自体はさほど速くならない。やはり前を狙う。
◎ケンタッキースカイ
昨年のジャパンダートクラシックは異次元のハイレベル戦で、勝ち馬から5.3秒離された12着でも走破時計は2:09.4。この時計は同日古馬B1B2の3着相当で、キガサやクラウンシューターより速かった。2走前には同斤量で対タイセイストラーダ0.6秒差。今回2キロ有利ならそう差はない。前走は休み明けに加え、エレノーラとの先行争いが長引いてテン12.4-11.7と展開が厳しかった。それで5着なら内容は悪くない。すんなり行ければ。
◯カレンアルカンタラ
東京ダ2100mでJRA2勝クラス勝ちの実績あり。転入戦の2200mは番手からあっさり勝利。2走前はA2B1でメンバーが強く、前走は距離不足だった。2000mで反撃。
◆川崎11 クラウンC
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット、前残り
展開想定:ややハイ
→逃げしか経験していないアーサは行きたい。ヤギリケハヤ、ドリームジャパン、ケンシレインボーが番手に続く。また同厩プレミアムハンドがいる手前、プローラーティオーがハイペース上等で前に絡んでいくという邪推もある。馬場も踏まえ、一列引いたあたりからの差しを狙う。
◎ケンシレインボー
ニューイヤーCが現3歳の南関でトップ級のハイレベル重賞。そこで4着に入り、プレミアムハンドに0.5秒先着。間接的に椿賞組の上位3頭とは同格以上と判断できる。雲取賞は1コーナーでバランスを崩すシーンあり、初の右回りで終始右にモタれ、3角でも前が狭くなって控え、直線もササるのを修正しながら追って両隣から寄られるなど、不利が複数あった。左回りなら信頼できる。
◯プレミアムハンド
そのニューイヤーCで5着。雲取賞は交流にしては時計イマイチな一戦だったが、とはいえ上がり最速0.6秒差5着の馬が南関どうしの重賞に戻れば大威張りだろう。椿賞は前後半53.0-52.4のややスローペースでどちらかといえば前有利な展開。外々を回った距離ロスを加味しても、一番内容がよかったのはこの馬。前が流れてくれそう&少頭数なら堅実に。
アーサは前走が内有利馬場の逃げ切りで、そこから4か月休養明け。相手も上がるタイミングでなかなか買いづらい。ミーヴァトン、プレミアムハンド、ヤギリケハヤ、ゴールドモーニン、ドリームジャパンの5頭は椿賞で対戦を済ませており、着差からして劇的な逆転は考えにくい。椿賞1~3着の序列付けと、ケンシレインボーをどこに置くかだけの重賞だと思いますね。
◆川崎12
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット、前残り
展開想定:ややスロー
→セイウンダキシメテ、リュウノシンクウハの人気2頭が前でがっぷり四つ。ただ、前走時初角4番手以内だったのはそこにスマートアライヴを加えた3頭だけで、番手以下は実質スローで流れる。前に行ける馬を狙う。
◎エスメラルドエクラ
自分より内がセイウンダキシメテ以外テンの遅い馬ばかり。この馬自身もさほど先行力はないが、セイウン逃げの背後イン3がとれるんじゃないか。昨秋C1での2着歴が今回のメンバーでは上位の実績。2走前はカラリパヤットが強すぎたが、やや内有利馬場の外4を回って2着馬からは1.2秒差とそう負けていない。前走も1.9秒差とはいえ、同日セイウンダキシメテ比較では0.4秒差。立ち回りひとつで圏内。
◯セイウンダキシメテ
前走は休み明けで大外枠。ハナを取り切るまでに(映像上視認できるだけで)少なくとも7~8発ほど出ムチを打っており、いくらなんでも強引すぎた。そもそも前開催の馬場は平時より外差しが利いていて、無茶逃げはメリットも薄かった。それで2着は地力の証明。改めて。