【大阪杯】「何でもできる」ベラジオオペラの強みが生きる舞台 有力馬の調査レポート

中央競馬予想

大阪杯2025 上位人気想定馬の評価

シックスペンス

能力評価:★★★★

得意条件:1800m、小回り
苦手条件:2400m

《寸評》
デビューから6戦5勝。負けたのはダービーだけ。スプリングSは超の付くスローペースで相手も弱かったとはいえ、ラスト10.9-10.8という衝撃的なラップを叩き出した。

毎日王冠はスローペースを前受けして展開利あり。ただ、2着ホウオウビスケッツ(→天皇賞(秋)3着)、3着エルトンバローズ(→マイルCS2着)、7着ヨーホーレイク(→京都記念勝ち)、10着ローシャムパーク(→BCターフ2着)とメンバーレベルは非常に高かった。

3歳までの実績はスローの瞬発力勝負ばかりだったが、前走の中山記念はデビュー以来初めてハイペースで道中も緩まない競馬を経験し、特に問題なくクリア。その点で収穫はあったが、レース単体としては内有利馬場の内枠からインを差したものであり、バイアス恩恵を受けた側である。

懸念事項もいくつか。これまで一貫して間隔を空けながら使われてきた馬が、今回は未知の中4週となる(スプリングS→ダービーの中9週がこれまでの最短)。関西圏への輸送も初めてで、少しリキむ面があるので200m距離延長もプラスの要素ではない。鞍上はドバイ被りでルメールが乗れず、テン乗りの横山武史騎手に替わる。これで1番人気ならさすがに過剰では。まあモレイラ効果でステレンボッシュの方が人気するか。

ステレンボッシュ

能力評価:★★★★★

得意条件:中距離

《寸評》
肩書は「桜花賞馬」だが、3代母にウインドインハーヘアを持ち、2代母ランズエッジはアーバンシックやレガレイラと同じ。そこに中長距離種牡馬のエピファネイアなので、血統表からすればマイラーではなく中距離馬。にもかかわらず桜花賞で1:32.2の高速マイルを勝てたのは能力の高さゆえだろう。

秋華賞は直線やや進路取りに迷うシーンもあったが、おおむね力は出し切った3着。続く香港ヴァーズは道中インで立ち回った馬が1-2着を占める競馬で、4角6車線目をマクり気味に動いて3着。負けて強しと言える内容だった。

海外GⅠでの好走歴、およびライバルのチェルヴィニアがジャパンC4着だったことをモノサシにすれば、ドバイ組がいないここならヒケはとらない。重い印が必要。

ベラジオオペラ

能力評価:★★★★★

得意条件:オールラウンダー
苦手条件:夏

《寸評》
距離は1800~2500m、高速馬場も道悪も、ハイペースもスローペースもある程度のレベルでこなすオールラウンダー。操縦性が非常に高く、横山和生騎手に「僕のやりたいプランを叶えてくれる馬」と言わしめる。何でもできる分、東京のようなシンプル能力勝負になりやすい舞台より、立ち回りの上手さがモノを言う条件の方が相対的に有利になる。つまり大阪杯は絶好。

天皇賞(秋)は夏負けの影響が尾を引いて良化途上。かつレース上がり33.7秒の瞬発力勝負でキレ負けした。有馬記念はスローペースの2番手をとったはよかったが、向正面追い風の影響もあって残り1000mから11.3-11.4と急激なペースアップ。仕掛けが早かった。それでも0.3秒差と大きくは負けていない。ベスト舞台に戻って相手緩和の今回は巻き返す。

ロードデルレイ

能力評価:★★★

得意条件:不明

《寸評》
これまで連を外したのは神戸新聞杯の0.1秒差とデシエルトに負けた2回だけ。そのデシエルトが金鯱賞を楽勝するようなら分かりやすかったのだが、暴走の果て4着という参考外の結果に。アンドロメダS&中日新聞杯の真価が宙に浮いた。

日経新春杯は前が超ハイペースで飛ばして差し有利の展開になった上、4角で内を回る組と外へ振る組が分かれて目の前がガラリと空き、この上なくハマった。時計が出やすく着差も付きやすい状況だったのは間違いなく、見た目上の圧勝を鵜呑みにはできない。

まだGⅠ級の相手と対戦歴がなく、ここに混ざって通用するかは微妙なところ。中日新聞杯でマテンロウレオ、トーセンリョウ、キングズパレス、コスモキュランダあたりと僅差だったことからすると、現状はあくまでGⅡレベルという評価になる。上位人気では食指がイマイチ動かない。

ジャスティンパレス

能力評価:★★★★★

得意条件:広いコース、2400m以上
苦手条件:2000mは忙しい、道悪

《寸評》
4歳時に天皇賞(春)制覇。その後宝塚記念で対イクイノックス0.2秒差3着、天皇賞(秋)でイクイノックスの2着に入るなど、中距離でも現役トップクラスの能力があった。しかし5歳シーズンはズブさが目立ち、天皇賞(秋)、ジャパンC、有馬記念いずれもスローペースを後方から運んで4着、5着、5着。展開不向きのなかで能力を見せたともいえるが、器用な立ち回りができないことを露呈したとも言える。

この大阪杯起用は疑問手。GⅠ昇格後の大阪杯は8年全て「4角5番手以内」の馬が勝っているように、いかにイン前をセコく回ってくるかという競技。マイラー寄りの馬が好成績で、2400m以上での勝ち鞍はむしろ邪魔になる。実際、データでも「2400m以上で勝利歴があった馬」【2-3-2-28】単回16%、複回41%。良馬場に限ると【2-2-1-26】単回19%、複回29%。では重馬場歓迎かと言うと、それはそれで自身が道悪苦手なので困る。

今のジャスティンパレスに阪神芝2000mで位置を取れというのは土台無理な話。ここを叩いて天皇賞(春)が本命なのでは。2400m以上なら強いのは認めた上で、今回は見送る。

ヨーホーレイク

能力評価:★★★★

苦手条件:瞬発力勝負

《寸評》
屈腱炎による2年以上の休養を挟んで昨年3月に戦線復帰。初戦の金鯱賞は1000m通過58.4秒のハイペースを先行し、いきなりプログノーシス、ドゥレッツァの3着に入る強い内容だった。新潟大賞典は3着に敗れ、鳴尾記念を好時計勝ち。毎日王冠7着、京都記念1着と、いいパフォーマンスと微妙なパフォーマンスが交互に来ている。

レースの中身を見ると、新潟大賞典でヤマニンサルバムやキングズパレスに負けたときは外伸び馬場の内枠、59キロのハンデがありながら、自身は上がり33.5秒を使っていた。毎日王冠は同33.4秒を使って伸びずバテず。瞬発力勝負が合わず、このあたりに使える上がりの限界値がある模様。力負けではない。1周2000mでキレ味不要の内回りに替わり、毎日王冠当時の対シックスペンス0.3秒差は逆転可能と見る。

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