毎日杯2025の概要
開催日
2025年3月29日(土)
グレード
GⅢ・3歳
コース
阪神芝1800m
概要と歴史
皐月賞まで中2週という時期に行われる3歳の芝1800m重賞。かつては「東上最終便」という呼ばれ方もしていたが、近年はここから強行軍で皐月賞に転戦する馬はほぼいなくなった。実質的にはNHKマイルCや日本ダービーの前哨戦と言った方が相応しい。
かつては2000mで行われてテイエムオペラオーやクロフネ、キングカメハメハらが勝利した。阪神コースの改修に伴い、2007年から外回りの芝1800mに距離変更。その後もディープスカイ、ダノンシャンティ、キズナ、アルアイン、ブラストワンピース、シャフリヤールといったGⅠ馬を輩出している。3歳重賞屈指の出世レースだ。
毎日杯2025の登録馬
登録馬一覧
登録馬10頭
アスクシュタイン
ウォータークラーク
エコロディノス
ガルダイア
キングノジョー
セルズパワー
ネブラディスク
ファンダム
リラエンブレム
ヴォラヴィア
毎日杯の基本データ(過去10年)
人気と配当の傾向

平均出走頭数11.2頭と少頭数になりやすい一戦。1番人気【2-4-3-1】複勝率90.0%、2番人気【3-3-1-3】同70.0%と上位人気馬の信頼度が高く、8番人気以下は【0-1-0-37】とほとんど馬券に絡まない。
平均馬連配当は3954円。最高馬連配当は2万5370円(22年ピースオブエイト→ベジャール)、最低馬連配当は260円(21年シャフリヤール→グレートマジシャン)。
枠順と脚質の傾向

1枠【2-2-2-4】複勝率60.0%が突出した数字で、全体的に内枠の方が少しだけ好成績。前記の通りそもそも荒れにくいレースなので回収率の値はパっとしないが、例えば3番人気以内に限ると1-4枠【3-4-2-3】複勝率75.0%、単回127%、複回100%とギリギリ黒字圏内に入ってくる。内枠の人気馬が中心だ。

4角5番手以内の馬が8勝(うち2番手以内で6勝)を占め、少頭数を踏まえても前残りが多い。4角6番手以下から連対した6頭はいずれも3番人気以内の馬で、4番人気以下なら【0-0-2-34】だった。
前走について
前走が新馬、未勝利だった組は【0-2-1-19】。強調するほどの数字ではないが、上がり最速で勝ってきた馬に限ると【0-1-1-6】複勝率25.0%と多少アップする。
1勝クラス組は【5-4-4-27】複勝率32.5%。その1着【5-3-3-10】、2着【0-1-1-6】、3着以下【0-0-0-11】なので扱いは非常に分かりやすい。こちらも前走上がり最速勝ちに限ると【3-3-3-4】複勝率69.2%、複回収率121%と信頼できる。
OP・リステッド組は【0-0-1-9】とイマイチ。
重賞では共同通信杯【4-0-2-2】複勝率75.0%が圧倒的に優秀。シンザン記念【1-1-0-5】、きさらぎ賞【0-2-1-5】も悪くはないが、共同通信杯に比べると劣勢だ。
前年のGⅠから直行する馬は【0-0-0-4】と結果が出ていない。ここで始動するということは即ち一冠目に間に合わないということ。順調さを欠いている場合が多いと推察される。
毎日杯2025の参考レース
参考レース① 共同通信杯
レース映像(Youtube、JRA公式チャンネルより)
トラックバイアス:フラット~やや内有利
展開:ややスロー
→レッドキングリーが抑えながら先頭に立って1000m通過60.0秒の割に馬群は縦長。ラスト11.5-11.5-11.2の加速ラップが記録された。イン前にいた馬がやや有利なレースだったと評価する。
4着ネブラディスクは中団の外目から。左回りが初めてだったせいか4角で若干モタつく場面はあったが、直線はジワジワと脚を使っていた。陣営から繰り返し「先々よくなる」というニュアンスが出ている馬であり、現時点でこれだけやれたのは大きな希望だろう。
参考レース② 京成杯
レース映像(Youtube、JRA公式チャンネルより)
トラックバイアス:内有利
展開:ハイペース
→タイセイリコルドが押して押してハナを切ったが、ガルダイアが折り合い付かず絡んでいって1000m通過58.3秒。オーバーペースで前は総崩れとなった。内目後方でじっくり脚を溜めた馬が恵まれたレースと評価する。
4着キングノジョーはやり合う前2頭から少し間合いをとって3番手を追走。手応えよく4角で先頭に立ったが、残り100m付近で力尽き、もっと後ろで我慢していた馬たちに飲み込まれた。展開不利。負けて強しの4着といっていい。
14着ガルダイアは折り合いが全くつかなかった。距離短縮で多少競馬はしやすくなるだろう。
参考レース③ シンザン記念
レース映像(Youtube、JRA公式チャンネルより)
トラックバイアス:やや内有利
展開:ややハイ
→金杯の週に比べれば多少はフラットに寄ったが、初角まで近い1600mではまだまだ内が有利な馬場コンディション。前後半46.8-47.8のややハイペースで流れた。内で溜めた差し馬が有利だったと評価する。
1着リラエンブレムは馬群の内目を先行。序盤少しだけ行きたがったが、抑えると折り合いは付いた。4角で早めに外へ持ち出し、直線はアルテヴェローチェを置き去りにしてラスト11.9-11.8の加速ラップ。力が違った。NHKマイルCでも楽しみがある。