マーチステークス2025の概要
開催日
2025年3月30日(日)
グレード
GⅢ・4歳以上
コース
中山ダ1800m
概要と歴史
春の中山で行われる古馬のダート重賞。JRAで行われるダート重賞のうち、ハンデ戦はこれとシリウスSの二つしかない。1994年が第1回。2009年にはエスポワールシチー、2011年にはテスタマッタが優勝した。
ハンデ戦な上にフェブラリーS後(ドバイとも重なる)という時期もあり、メンバーはそこまで強くならない。さらに24年から川崎記念が4月に移動し、ますます実績馬の出走が見込めない状況になっている。条件戦やOP特別を勝ち上がってきた馬の登竜門的な一戦といえそうだ。
マーチステークス2025の登録馬
登録馬一覧
登録馬17頭
オンザライン
キタノリューオー
コパノニコルソン
ストライク
スパイダーゴールド
スレイマン
ダノンスコーピオン
ハビレ
ピュアキアン
ブライアンセンス
ブレイクフォース
ペイシャエス
ホウオウルーレット
マテンロウスカイ
ミッキーヌチバナ
ロードクロンヌ
ヴァンヤール
マーチステークスの基本データ(過去10年)
人気と配当の傾向

ハンデ戦らしく1番人気が1勝、2番人気が2勝止まり。3-4番人気が未勝利で、勝ち馬7頭が5-10番人気から登場している。
単勝オッズでいえば10.0倍~49.9倍のレンジが【6-5-6-51】複勝率25.0%、単回収率157%、複回収率151%とアツい。ところが50倍を超えると【0-0-0-45】と急に好走例がなくなる。「ほどよい穴馬」を探そう。
平均馬連配当は7552円。最高馬連配当は2万4990円(19年サトノティターン→ロンドンタウン)、最低馬連配当は1340円(20年スワーヴアラミス→クリンチャー)。
枠順と脚質の傾向

枠順では2枠と6枠が好成績だが、内外でざっくり分けるとほぼ互角。ほとんど気にしなくてよさそうだ。

内外よりは前後が重要で、前で運んだ組の方が好走率、回収率ともに大きくリードしている。前走時に4角先頭だった馬は【3-1-1-10】単回395%、複回118%だ。
前走について
前走3勝クラス組は【1-0-1-11】。率はよくないが、好走2例がそれぞれ11番人気3着と8番人気1着なので威力はある。斤量有利な人気薄で気になる馬がいれば押さえておきたい。
OP・リステッド組は【4-6-7-66】複勝率20.5%。好走率はだいたいこのレースの平均程度で可もなく不可もない。ステップ的な時期にある総武S組は【2-4-1-26】で、その6着以内馬【2-4-1-16】複勝率30.4%、同7着以下【0-0-0-10】と分かれている。
前走がダート重賞(※国際格付け前のコリアC含む)だった馬は【5-4-2-42】複勝率20.8%。一般論としてダートは重賞を戦ってきた馬とOP特別組とでレベル的な格差があるものだが、このレースに関してはほぼ互角の成績だ。
レース別に見ると東海S(今年でいうプロキオンS)組【1-1-1-5】が好成績。また、東京大賞典4着馬、チャンピオンズC7着馬、フェブラリーSⅠ3着馬の巻き返しが1例ずつあり、GⅠ組は大敗馬も侮れない。
マーチステークス2025の参考レース
参考レース① プロキオンS
レース映像(Youtube、JRA公式チャンネルより)
トラックバイアス:やや内有利
展開:ミドル
→中京ダートらしくやや内が優勢なコンディション。最内枠からサンデーファンデーが逃げて前半1000m通過61.3秒は古馬GⅡとしては速くないが、残り1000mから11.8-12.0と踏んでラスト12.9を要した。先行馬への負荷もそれなりにあった。前後の有利不利は小さく、内を通った馬が恵まれたレースだったと評価する。
4着ホウオウルーレットは内枠を存分に生かしてイン突きに成功。全てが上手くいった。着順以上の評価ポイントはない。
5着ミッキーヌチバナは外枠から半歩出遅れ。4角で内から6車線目あたりを回って進出する「中京のタブー」を犯した。それでこの着順なら大健闘。やはり能力はある。
参考レース② 総武S
トラックバイアス:フラット~やや外有利
展開:ミドル(やや早仕掛け)
→重馬場での1000m通過61.5秒は特段速くないが、残り1000mから12.1-12.0が入るやや早仕掛けの展開になった。外差しがやや有利な競馬だったと評価する。
1着ヴァンヤールは後方の外目でじっくりと運び、4角で外を回して進出。残り100mあたりで差し切ると外から迫るハビレを振り切った。展開利あり。
2着ハビレは勝ち馬のさらに後ろで待機。4角では内から10頭目くらいを回しており、外目が有利な馬場とはいえロスが大きかった。
9着キタノリューオーは中団待機から外へ持ち出し、勝ち馬と似たような立ち回りだったが直線で伸びを見せなかった。やや能力差を感じる。
11着ピュアキアンは外枠から果敢に主張して逃げた。展開とトラックバイアス不向き。スタミナに長けた馬であり、1800mなら乾いたダートの方がいいのかもしれない。
参考レース③ アルデバランS
トラックバイアス:内外フラット
展開:ややスロー
→アンデスビエントが逃げて1000m通過62.8秒、ラスト3Fは12.4-12.0-12.0。これを後ろから差すのは至難で、前にいた馬がやや有利なレースだったと評価する。
1着ブライアンセンスは内枠から初角では既に外へ持ち出しており、そのまま外目を先行する形。直線はモンブランミノルとの追い比べをきっちり制した。終いの脚は数字的にも見た目的にも優秀で、重賞でもチャンスはある。
5着ブレイクフォースはもともとゲートの速い馬ではないが、それにしても今回はスタートが決まらなかった。4角も大外を回して、前も止まらない中でよく追い込んでいる。見直したい。