【中央競馬】優駿牝馬(オークス)2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

5月25日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年5月号

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数2安打でやや負け。◎の4着が4回もあり、中でもガジュノリのハナ差4着が痛恨だった。ラヴァンダとのワイドで下限8.0倍なだけになあ。無念。平安Sはこのメンバー構成でガッツリ前残りなの? という結末。タイトニットは外を回されすぎて負け、メイショウハリオは内で進路なし。それぞれ次走注としておきましょう。

明日はオークス。東京の雨予報が厄介すぎるね。内の馬場にどこまで影響するか。ちょっと気が早いけど、こうも週末の雨が多いと今年はダービーも「内枠有利」じゃない予感がしている。

◆東京2

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→16頭立てのマイル戦ながらほとんどが距離短縮組で、延長は1頭だけ。逃げ候補もイサチルカムカムとラストレガシーくらい。スロー想定。前を狙う。

◎ラストレガシー
B着&ダート転向以降で崩れたのは休み明けの2100m戦だけ。2走前は3-5着馬が次走で勝ち上がるなどレースレベルがそれなりに高く、前走も残り4Fで11.9を踏む早仕掛けながら2着と善戦した。しぶとさを信じて行き切ってほしい。

◯ホウオウサムレット
新馬戦は砂を被って大暴れして大変な競馬だったが、それでも3着以下に7馬身差を付けた2着。2戦目も3着には3馬身半差をつけており、当時の5,8,9,13着馬はその後勝ち上がった。引き続き外枠を引けたのも好材料。

◆京都5

【予想の方向性】
馬場想定:外有利
展開想定:ミドル
→京都芝は土曜時点で直線ハッキリと外伸び。前後半62.0-59.9の2400m戦でも人気薄の大外追い込みが2着まで届いた。このレースもボンドロアを筆頭に先行馬はそこそこいて、平均程度には流れる。それなら外差しを狙う。

◎アンビアンス
昨年POG本の大山ヒルズの章で結構デカめに取り上げられていた馬だが、デビュー戦は全く競馬に参加しないまま大敗。ここまでは前進気勢不足で素質を生かせていない印象。ただ、使って距離を延ばすたびに少しずつ常識にかかってきた。さらなる距離延長は大歓迎で、直線が長いコースになるのも、馬場が渋って切れ味不要の条件になるのもプラス材料。そろそろ3着くらい。

◯レーヌマロン
御託を述べるより前走の映像を観てもらった方が早い。直線でばっちり挟まれる不利を受け、普通なら終戦するところから急追して2着。未勝利は勝てる。

◆東京5

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:スロー
→土曜の東京芝は各馬が避ける内の1-2頭分を除いて大きな馬場の偏りなし。ただし今晩から明朝にかけて雨予報で、インの傷みが進行すると読む。ここはこれといって逃げ馬がおらず、先行策をとってきたのもオルグジェシダとデルマケセラセラほか2頭くらい。スロー想定。前を狙う。

◎デルマケセラセラ
デビュー戦は最内枠に恵まれた部分もあったが、のちにプリンシパルSを勝つレディネス相手に0.3秒差。5月この時期の未勝利に混ざり、3着内歴があるのは4頭だけと相手関係がかなり手薄。ここなら相対的に地力上位。

◯オルグジェシダ
2走前はスタート後の他馬との接触が酷すぎてかわいそうなレースに。参考外。前走は1000m通過58.6秒の速い流れを先行し、他の上位がほとんど差しという決着のなかで2着に残った。タイムも優秀。確勝級。

◆東京6

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→セギレエルビエントの単騎逃げ。グランキングオーやシホノペルフェット、クニノハッピーも先行策をとったことはあるが、近走はゲートが安定しない。ややスロー想定。前を狙う。

◎セギレエルビエント
東京ダ1400mを使った2走前は逃げて危なげなく4馬身差V。当時の2-3着馬もその後勝ち上がるなど、レースレベルも低くはない。前走は1200mの先行争いでいい位置がとれず、終始外4を回った分の4着。距離を戻して逃げが叶えば2走前の再現可能。

◯トニケンサンバ
こちらも2走前は東京ダ1400mで後方から目立つ脚を使って0.1秒差3着。前走の中山ダ1200mは序盤から追走に苦労し、最後は伸びてきたが時すでに遅しだった。少頭数の東京なら自慢の末脚が生きる。

◆京都10

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややハイ
→スマートアイ、ユキマル、マッシャーブルム、キャプテンネキ、フラムリンガムなど1列目を狙って乗るタイプが多めでややハイペース想定。中団あたりからの差しを狙う。

◎フェルヴェンテ
3走前はいくらなんでも外を回しすぎ。前走はハンデ戦で57キロ。現級実績があるぶん2-4着よりは2~3キロ不利な斤量を背負っていた。0.5秒差なら悲観しなくていい。叩き良化の傾向があり、中8週以下で【3-5-2-6】、同9週以上で【0-0-2-3】。詰めて使うローテ面も好感。

◯キャプテンネキ
4走前に勝った時の1:23.1が優秀。改修後の良馬場京都ダ1400mとしては最速タイムであった。2走前は休み明けの大幅な馬体増で外差し馬場にも泣き2着。前走は中京の内有利ダートで外3を回っての0.3秒差。着順以上に力はある。

◆東京10

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:スロー
→徹底逃げタイプが不在、さらに数少ない逃げ候補のオーサムストロークが控える競馬を示唆。グロリアラウスかコスモアディラートの先手でスロー想定。外前を狙う。

◎アルトゥーム
4走前の中京芝1600m戦がハイレベルで、1着ナムラエイハブは3勝クラス弥彦S勝ち、2着スカイハイも2勝クラスを突破、4着グロリアラウスも2勝クラスを勝ってここに出てくる。8着チャンネルトンネル、15着ブルーミンデザインも現3勝クラス。ついでに5着ジャスティンアースはダートに転向してOPでも好走した。この3着から現級でのメドは立ったも同然。

前走は前後半49.2-45.8の超スローペースを最後方から差し切った。やはり能力を感じる。前目で運んでくれれば。

◯グロリアラウス
その1月中京ナムラエイハブ戦でアルトゥームとクビ差の4着。2走前は前半3F33.0秒のハイペースを先行して0.3秒差に粘る好内容だった。昇級でも能力通用のメドは立っているし、これだけ前が手薄なメンバーなら展開利も大きい。

◆京都11

【予想の方向性】
馬場想定:外有利
展開想定:ややハイ
→ケイアイセナ、コンクシェル、セオ、アウスヴァール、セキトバイーストと逃げ候補が多い。ややハイ想定。外差しを狙う。

◎スウィープフィート
昨年春は牝馬二冠で4着、6着と善戦した現4歳世代で上位の実力者。2走前は長期休養明けの+24キロかつ大出遅れで仕方なし。阪神牝馬Sはスローペースで折り合いを欠いて上がっていき、4角でかなり距離ロスをしての敗戦。やや内有利なトラックバイアスからもあの立ち回りでは厳しかった。メンバーといい馬場といいポツンがハマりそうなので、そういう騎乗でお願いしたい。単勝。

◆東京11 優駿牝馬

【予想の方向性】
内枠◇◇◇◆◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ

馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ややハイ
→前提として、オークスには翌週のダービーと違って「内枠有利」の傾向がない。過去10年でも内枠と外枠の好走率はほぼ同じ。単勝オッズ10倍未満の馬に限れば1-4枠【4-2-3-10】複勝率47.4%、複回収率74%に対し、5-8枠【6-3-2-2】同84.6%、複回153%とむしろ外枠の方が優勢である。

例年通り距離延長馬が多いメンバーで、大外の快速馬エリカエクスプレスが逃げれば自然とペースは速くなる。外差しを狙う。

◎カムニャック
外差し勢からここに白羽の矢。ブラックタイド×サクラバクシンオーのいわゆる「キタサンブラック配合」で、中京芝2000m新馬は1000m通過64.1秒の超スローペースからのラスト10.9-10.9を差し切り勝ち。同日小倉記念で1:56.5が出た馬場での2:04.2なので全体時計は評価できないが、末脚自体は一級品だった。

アルテミスS、エルフィンSは内容的にもイマイチな連敗。ただ、レース後のコメントを見るにどちらも本調子でなかった模様。参考外としたい。また、左にモタれるなど左右差があって現状は右回りも合わない。

左の中距離に戻したフローラSは序盤少し行きたがるも我慢が利き、新馬戦以来の快勝。高速馬場とはいえ勝ち時計1:58.6はウインマリリンの年を上回るレースレコードであった。「フローラSを4角8番手以下から差し切った馬」のオークス成績は直近10年で【0-2-0-3】、2000年以降に拡張しても【0-3-2-6】で複回収率188%。桜花賞組のレベルが高くとも、中距離戦を差した経験でカバーできる。

◯リンクスティップ
新馬戦は大出遅れをかましながら、のちの若駒S2着ミッキーゴールドとタイム差なしの接戦。2戦目は単なる未勝利ではなく前走2-3着馬が10頭も集合する好メンバー。4角先頭で上がり最速V、勝ち時計2:00.8は翌日の3勝クラス(ホウオウプロサンゲ)より速かった。

きさらぎ賞は稍重で1000m通過58.7秒のハイペースを果敢に先行し、勝ち馬サトノシャイニング(→皐月賞5着)には3馬身離されたが2着を確保。3着ランスオブカオスがチャーチルダウンズC勝ち、4着ショウヘイが京都新聞杯勝ちなどメンバーレベルも高かった。

桜花賞は初のマイル戦で出負け、隣と接触して後方ポツンに。4角で大外を押し上げていって0.4秒差の3着。ラストの脚色で劣ったのは先に動いた分。後続にはしっかり0.5秒差をつけた。

半兄に青葉賞3着馬がいる血統で、自身の戦績や気性面も含めて距離には自信あり。桜花賞上位勢で2400mへの延長を最も歓迎するのはこの馬。期待感を持って臨める。

3番手以下の印と全頭評価はnoteに記載しました。正直、週中はアルマとリンクスティップのワイドを買うだけの簡単なレースだと思っていました。アルマヴェローチェ最内枠かあ。

【オークス2025予想・全頭評価付】外枠差しが炸裂する 距離経験で上回る別路線組◎|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆オークス予想 【予想の方向性】 内枠◇◇◇◆◇外枠 先行◇◇◇◆◇差し スピ◇◇◇◆◇スタ 馬場想定:フラット~やや外有利 展開想定:ややハイ →前提として、オークスには翌週の...
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