【中央競馬】皐月賞、福島牝馬S2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

4月20日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年4月号

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数ノーヒット。月初の「何やっても上手くいくモード」が揺り戻して流れが悪い。初手ワイド2-4着、ひめさゆり賞◎ピリカサンライズ9番人気でクビ差4着、最後にダメ押しで◎ウォーターリーダーの1-4着。コンフェルマは出遅れるし、ジョージテソーロが勝ったレースだけ相手がいないしでもう散々。ヤマニンウルスはどうしたんだ。去年夏までの迫力がすっかりなくなってしまった。

明日はいよいよ皐月賞。まあいい時も悪い時も、その時にできる最善をやるしかないんでね。人事を尽くして的中を待つ。頑張りましょう。

◆中山8

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→これといった逃げ馬不在。カフェアローロかレオスパークの先手か。前走初角9番手以下の馬が9頭おり、前が手薄でややスロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎サパテアール
中山ダ1800mでは【0-2-7-6】。うち道悪と中10週以上の休み明けを除くと【0-2-6-1】とほとんど崩れていない。4走前は勝ち馬メイショウフジが昇級戦3着、2着アムールドパリが次走Vとメンバーレベル高め。3走前はスローを控えて展開向かず。前走は道中やたらと引っかかっていたし、外差し決着を内で包まれて踏み遅れた。得意の中山に戻って。

◯ドバイブルース
2走前は直線で長時間詰まった上でのタイム差なし2着。前走はイデアイゴッソウが強すぎたが、安全策で外を回しながら2着とはわずかアタマ差だった。ソレルビュレット相手の先着歴もあり、ここでは地力最上位。モレイラ。

◆福島9

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利
展開想定:ミドル~ややハイ
→ソングオブライフやロードマイライフが出して行くところ、外からホウオウドルーリーやクリノハレルヤも参戦して平均かやや速めの流れか。中~内枠、一列引いたあたりからの差しを狙う。

◎ロードマイライフ
僅差で戦ってきた相手にトーラスシャイン、バンドシェル、マサノカナリアら現3勝クラス~OP馬がいる。3走前は差し決着を前受けして0.5秒差、2走前は0.2秒差、前走は阪神芝1400mの不利な15番枠から0.3秒差と近走も内容は悪くなかった。ローカル戦で相手緩和。枠を生かして。

◯ソングオブライフ
左回りだと少し外に張る。前走はその不得手な左回り、前後半33.8-35.5秒のハイペースを先行しての敗戦。前受けから粘った4着馬ソルトクィーンがその後2勝クラスを勝ったことから類推して、この馬の走りにも高評価を与えたい。

◆阪神10

【予想の方向性】
馬場想定:やや外有利
展開想定:ややスロー
→揉まれ拒否のダイリュウホマレが先手主張。番手に続くのは短縮組のビーアイオラクルやレアンダーあたりで、そこまで速い流れは考えにくい。外枠の先行馬を狙う。

◎ギーロカスタル
これまでの3勝2着1回はいずれも砂を被らずに外を回ってくる形。今回は芝発走の1400mで外枠を引き、その好走パターンに持ち込めそう。そもそも現級で能力的に足りるか不明だが、1200mと内枠で馬柱を汚し、休み明け+12キロを叩いて2戦目、ハンデ戦で54キロと条件面はおあつらえ向き。買い時としてはここがドンピシャ。

◯フェルヴェンテ
現級3度の好走歴からこのクラスなら地力上位。2走前の大敗は骨折していたらしく参考外。本来は叩き良化のタイプだが、前走は休み明けから3着と善戦した。使っての上積みと展開利に期待。

◆中山10

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややスロー
→テイエムトッキュウが逃げてマニバドラが外2へ。このコースの上級条件にしては逃げ馬や揉まれたくない先行馬が少ない。前に行ける馬を狙う。

◎マニバドラ
中山ダ1200mでは2戦2勝。4走前は前半3F33.9秒の逃げでタイム差なし2着。2走前は前後半33.8-37.6の差し決着で、先行勢最先着の5着。前走も他の先行馬が7着以下に沈む中で3着。いずれも展開不利を跳ね除けて強い競馬をしている。鉄砲も利くタイプなので素直に。

◯インビンシブルパパ
昨年のカペラSはOP勝ち馬多数&条件戦でいい勝ち方をしてきた3歳馬も集まった好メンバー。前後半32.5-37.6を先行しての0.4秒差は価値が高い。相手緩和は言うまでもなく、斤量56キロもやや有利。

◆福島11 福島牝馬S

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利
展開想定:ややハイ
→アリスヴェリテは何としても逃げたい。ほかにもアマイ、セキトバイースト、ラズベリームース、ペイシャフラワーなど先行馬が揃ってややハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。

◎ジューンオレンジ
中山記念でエコロヴァルツを推奨する際に書いたが、ディセンバーSの1:45.2、レース後半5F57.7秒という数字はとても優秀。ドゥラメンテ、ヴィクトワールピサの中山記念に匹敵するものだった。で、そのエコロヴァルツ(中山記念2着→大阪杯4着)と0.2秒差だったジューンオレンジにも一定以上の評価を与えたい。右にモタれるので右回りなら内ラチを頼らせたく、この枠順は歓迎。中山牝馬Sは道中やや行きたがっていたのでアリスヴェリテらペースを上げてくれる存在がいるのもありがたい。

◯アドマイヤマツリ
3走前のオリエンタル賞勝ちは同日3勝クラスより速いタイム。前走は一見ただの「行った行った」と思いがちだが、ラップを見ると残り1200-600区間で11.6-11.5-11.4を踏むかなりの早仕掛けだった。実際3-7着はいずれも差しが台頭しており、その展開で後続を振り切ったアドマイヤマツリとコスモフリーゲンの方がむしろ強い競馬をしたんじゃないか。牝限なら重賞でも通用する。枠も絶好。

◆阪神11

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利、高速
展開想定:ややスロー
→芝替わりのラブコメディがよほど絡んででも来ない限り、メイショウフンケイがすんなり逃げ。人気馬はいずれも中団から運ぶタイプでペースはさほど上がらない。前に行ける馬を狙う。

◎メイショウフンケイ
近2走はハンデ有利もあったとはいえ、2走前が前半3F34.2秒を先行しての3着、前走は直線で一度完全に突き放す場面を作って(モタれて差された)4着と見所がある。同じ関西主場の芝1400mでも、京都は外回りを使用するのでやや差し有利コース、阪神は内回りで逃げが残りやすい。このコース替わりは嬉しい条件変化。残り目期待。

◯ユハンヌス
2-3走前はどちらも中京らしいイン前決着に無理やり能力で間に合わせて2着と3着。前走は前後半35.4-33.7のスローペースに上がり33.2秒で追い込んできたが、さすがに間に合わなかった。強い馬。ここも多少の展開不利くらいは力でカバーできる。

◆中山11 皐月賞

【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◆◇◇◇スタ

馬場想定:やや内有利、高速
展開想定:ややハイ
→Cコース替わり&雨予報不発の影響で土曜の中山芝は超高速かつやや内有利。逃げたいのはジーティーアダマンくらいだが、番手につけたい先行馬は多く、向正面ではファウストラーゼンがマクる。前が楽をできる展開にはならない。中~内枠の差し馬を狙う。

◎ミュージアムマイル
正直もう少し内枠から選びたかったが、総合的に考えてここに着地。新馬戦が中京マイルのバリバリ前残り決着に1頭だけ飛んでくる強烈な内容で3着。2戦目で勝ち上がると、黄菊賞は2歳レコードに0.2秒差と迫る2:00.0の好時計V。それを前後半61.7-58.3のスローペースで叩き出した。たとえば京都2歳Sと比較すると前年シンエンペラーが59.1-60.7で1:59.8、エリキングが61.9-59.0の2:00.9。馬場差もあるとはいえ、時計的価値はざっくりシンエンペラーと同等かそれ以上、エリキングより明確に上といっていい。

朝日杯FSは出遅れてダッシュもつかず、3番手まで巻き返すのにだいぶ脚を使ってしまった2着。前走は賞金が足りている立場の休み明けで+8キロ、前夜に雨と雪が降ったタフ馬場、ファウストラーゼンがマクってレース上がり37.2秒を要する消耗戦になり、4角外から粗めに動いた分ラスト鈍った。

同じコースでも今回は超高速馬場。ファウストラーゼンが同じように動いてもタフさの度合いは全然違う。スピード勝負なら真価を発揮できる。もちろん鞍上モレイラも心強い。

◯クロワデュノール
新馬戦の勝ち時計1:46.7は2歳6月の芝1800m戦史上最速で、従来の記録を1.2秒も上回るもの。また後半5Fが57.3秒。「2歳7月以前」「1600m以上」「レース後半5F57.9秒以下」で勝った馬はワグネリアン、グランアレグリア、セリフォス、ジオグリフ、リバティアイランドら8例しかおらず、数字的にはGⅠ当確級といって差し支えない。

東スポ杯は休み明けの+24キロでさすがに重かったと思うが、それでもサトノシャイニングに勝利。ホープフルSはやや内有利な馬場でも外を回って安全策。直線は楽々抜け出して2馬身差の完勝だった。

そのホープフルSで負かした馬とサトノシャイニングが若駒S、共同通信杯、きさらぎ賞、弥生賞、スプリングS、若葉Sと主要前哨戦を総なめにした。この1~3月で間接的に世代のほぼ全てを制圧したことになる。中山経験もあり、スタートが上手で操縦性も高い。3着圏内での信頼度は限りなく高いだろう。

3番手以下の印、および全頭評価はnoteに記載しました。いやモレイラ人気がすごいなあ……。週中の想定6~8番人気は何だったんだ。カラマティアノスが内枠ならよかったんだけど。

【皐月賞2025予想・全頭評価付】タフ馬場の弥生賞で負けた馬をここで見直す!|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆皐月賞予想 【予想の方向性】 内枠◇◆◇◇◇外枠 先行◇◇◇◆◇差し スピ◇◆◇◇◇スタ 馬場想定:やや内有利、高速 展開想定:ややハイ →Cコース替わり&雨予報不発の影響で土...

◆中山12

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利、高速
展開想定:ややスロー
→コスモフリーゲンが自然とハナに立つが、外からイヤサカが絡む。ただしコスモは番手でも好走歴があるので相手がしつこいなら引くだけ。ややスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎コスモフリーゲン
5走前の勝ち方を高く評価している馬。前半ほぼ上り坂の中山芝2200mで1000m通過60.0秒は実質ハイペースであり、このコースを前半5F60.0秒以下で入って逃げ切った馬はツインターボとコスモバルク、そしてこのコスモフリーゲンしかいない。

その後2戦は先着された相手がリフレーミング、セレシオン、キングズパレスとのちの重賞好走馬ばかり。六社Sはスローペースでキレ負け。前走は長期休養明け2着で、内容についてはアドマイヤマツリのくだりで述べた通り。おそらく展開に恵まれたのは3-7着馬の方で、上位2頭が強いんだと思う。単勝。オッズにもよるが皐月賞と同額くらい買いたい。

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