【中央競馬】桜花賞2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

4月13日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年4月号

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数1安打で負け。初手で幸先よく当たったものの、そのあとが全く続かなかった。中山芝は外に振らないとダメだったな。阪神牝馬Sはかすりもしなかったが、それはそれとしてタガノエルピーダ2番人気はさすがにやりすぎ感あった。

明日は桜花賞デー。阪神は朝からずっと雨だけど降水量はそんなでもない……的な予報で混迷を極めている。中山に軸足を置くか。

◆中山3

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→逃げ馬不在。先行力のある馬が乏しいメンバー構成でスロー想定。中山ダ1200mの下級条件でこれなら前残りだろう。中~外枠の先行馬を狙う。

◎リュウジンオー
新馬戦は1800mでもなんとかこらえて3着。前走は前半3F34.2秒のハイペースを先行できたが、直線ぱったり止まってしまった。あのスピードがあるなら200mの短縮はいいだろう。なにしろ今回はダートで好走歴のある馬がテーオートムソン、タッカーバリアントとこの馬しかおらず、相手関係にかなり恵まれた。行けば残る。

◯タッカーバリアント
前記の通り手薄なメンバーにあって、2戦連続馬券絡みの実績は突出している。砂を被る形をクリア済みなのも好感。素直に信頼。

◆福島9

【予想の方向性】
馬場想定:内有利
展開想定:ミドル
→福島芝は開幕週らしくハッキリと内有利。エイムインライフが逃げてインプロバイザーやアイルドリアンが続いてそれなりに流れる。極端に速くも遅くもなさそう。とにかく内枠を買う。

◎エイムインライフ
2走前は前後半33.9-36.0のハイペース、自分以外は差し馬が5着まで占める展開で0.2秒差4着に逃げ粘った。前走はロングラン京都開催のインが死んだ馬場を逃げてトラックバイアス不利。一転、今回は開幕週の最内枠という絶好の条件替わり。ハナを切ってそのまま押し切り期待。

◯ヴァンヴィーヴ
2、4走前はダートで参考外。3走前はスローペースからコーナー区間で10.9-11.0が入る珍しいラップ構成。コーナー部で外を回されていた馬たちは総じて苦しい競馬になった。前走は3着に頑張ったものの、直線は右にモタれて追いづらそうな挙動。エイムが逃げる後ろ、イン3でラチに頼らせながら競馬できればもっと走っても。

◆中山10

【予想の方向性】
馬場想定:やや外有利
展開想定:ややスロー
→ロゼルかトーアライデンのハナ。どちらも徹底逃げタイプではなく、ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎ヤマニンガラッシア
レースぶりが地味なせいか走っても走っても人気にならないが、現級7回の馬券絡みがあって地力上位は確か。前走単体で見るとスロー先行で残っただけに思えるが、もっと遡れば1000m通過59~60秒台のミドルペースでも好走歴がある。上がりがかかる競馬になっても大丈夫。

◯ルカランフィースト
昨年の皐月賞8着馬。皐月賞組は上位馬だけでなく、7着エコロヴァルツが中山記念2着、10着ミスタージーティーが現3勝クラス、11着ホウオウプロサンゲも現OP、12着サンライズアースが阪神大賞典勝ち、13着ビザンチンドリームが海外重賞勝ち、14着シリウスコルトが六甲S2着、16着ウォーターリヒトが東京新聞杯勝ちなど、下位に敗れた馬も出世が目覚ましい。まだ2勝クラスにいるのはこの馬だけ。ここではさすがに格上だろう。2走前は4角進路取りのロスが大きすぎ、前走はドスローで展開が全く向かなかった。少頭数の2000mなら。

◆阪神10

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→逃げ馬がおらず、鞍上のキャラを考えてもフライライクバードの先手か。単騎でスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎フライライクバード
逃げてそのまま残り目を期待。ここ2年くらい1800-2000mばかり使われているが、元々アルゼンチン共和国杯3着などの実績があり、このくらいの距離が合っているのでは。前走中日新聞杯は2,3,5,6,11着馬がその後GⅡで馬券に絡んだハイレベル戦。しかも1000m通過58.8秒のハイペース&やや内有利馬場でイン差し有利だった。外3を回っての12着は着順ほど悪い負け方ではない。見直し可能。

◯アドマイヤテラ
GⅠでの3着歴を素直に評価。ヴェローチェエラとの比較では菊花賞4着馬ショウナンラプンタが日経新春杯でヴェローチェに先着しており、間接的にこちらの方が上という計算が立つ。

◆福島11

【予想の方向性】
馬場想定:内有利
展開想定:ハイ
→ホウオウプロサンゲ、コスモブッドレア、ケイアイセナ、ウインシュクラン、ケイアイサンデラ、グリューネグリーンと逃げ候補多数。初角まで長い福島芝2000mは差し競馬を誘発しやすい構造でもある。内枠の差し馬を狙う。

◎シリウスコルト
内枠にめぼしい差し馬がおらずここに着地。2歳時に芙蓉S勝ち、3歳時には弥生賞3着、ラジオNIKKEI賞2着の実績があり、中山≒福島の適性は高い。昨秋の不振を田中勝春厩舎への転厩で脱却した形。最近は折り合いが怪しいので延長は不安要素だが、他馬が飛ばしてくれる展開なら対応可能と見た。

◆中山11

【予想の方向性】
馬場想定:やや外有利
展開想定:ややスロー
→過去3走以内に逃げ歴がある馬はおらず、ジョーメッドヴィンかロードフォアエースが出たなりで先手か。ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎ミルトクレイモー
1番人気想定のロードフォアエースに3勝クラスで圧勝している。能力は当然足りていい。2走前はスローペースで上がり33.2秒を使って届かず仕方なし。前走はやや内有利な馬場で終始内から3~4頭目を回るロスがあり、それで0.5秒差と悪くない。前々で運んでほしい。

◯ロードフォアエース
ダ1900mでの1戦を除いてオール連対の堅実派。先行力があって馬場も不問。前が手薄なこのメンバー構成なら展開も味方に残る。

◆阪神11 桜花賞

【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ

馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ややハイ
→土曜の阪神芝は差してきた馬も道中はイン追走組。まだまだ高速で内が有利だった。問題は雨予報が出ていること。朝から降り続けるが量はそこまで多くないようで、多少低速化はするにせよ、道悪適性に全振りする必要もなさそうか。
 ヴーレヴーやエリカエクスプレス、ボンヌソワレ、エンブロイダリーなど近走先行してきた馬が多く、それを制してミストレスが逃げる。ややハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。

◎マピュース
昨年アルテミスSはスローペースの後方で展開不向き。直線フタをされて追いづらいシーンもあって力負けではない。続く赤松賞の勝ち時計1:33.9、後半1000m57.7秒が優秀。東京芝1600mの2歳戦で「後半1000m57秒台」のレースは全11例しかなく、その勝ち馬は(現3歳を除くと)グランアレグリア、サリオス、ナミュール、ライトクオンタム、ボンドガール、チェルヴィニア、エコロブルーム。後の重賞~GⅠ級ばかりである。

クイーンCは極めてメンバーレベルが高く、コートアリシアン、マディソンガール、ティラトーレ、ショウナンザナドゥといった実力馬でも馬券に絡めないほど。エンブロイダリーには完敗だが、この馬の走破時計1:32.6でも旧レースレコード(メジャーエンブレム)と0.1秒差。価値が高い。

近親にレッドルゼルがいて、そこに父マインドユアビスケッツ。この馬自身は前走時494キロと馬格もあって、ダートでもいけそうなくらいのプロフィール。桜花賞のデータ(※大型馬有利)に合致するのもあるし、雨も問題ないどころかむしろプラスに働くのでは。一発期待。

◯エンブロイダリー
これまで5戦3勝。敗れた2回はドスローの差し損ねだった新馬戦、包まれて仕掛け遅れたサフラン賞と、能力以外の明確な敗因がある。

未勝利戦が逃げて上がり最速のレコードV、1勝クラスは後のフィリーズレビュー3着馬ボンヌソワレ撃破。そしてクイーンCがとにかく優秀だった。前半3F34.2秒のハイペース、その後11.5-11.5-11.5と道中もタイトに流れて他の先行勢が失速するのを尻目に2馬身半差の完勝。レースレベルの高さは前記の通りで、勝ち時計1:32.2はレースレコードであるのみならず、3歳3月以前のマイル戦としても史上最速だった。

栗東で調整されているが、モレイラ騎手曰く「パーフェクトコンディション」だそうで状態不安はない。あとは雨がどうか。高速決着であれだけ走れる以上、軽い馬場の方がベターなのは確か。今回は他の人気馬に馬場悪化歓迎のタイプが多いのもあって、こちらは晴れてほしい。

3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。まあでも雨次第なところはありますね。パンパン高速ならアルマヴェローチェ下げる気満々だったんだけど。

【桜花賞2025予想・全頭評価付】超ハイレベル戦・クイーンC組からピックアップ!|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆桜花賞予想 【予想の方向性】 内枠◇◆◇◇◇外枠 先行◇◇◇◆◇差し スピ◇◇◆◇◇スタ 馬場想定:フラット~やや内有利 展開想定:ややハイ →土曜の阪神芝は差してきた馬も道中...

◆中山12

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→前走初角10番手以下の馬が10頭、それ以外に短縮組が4頭というメンバー構成でスロー濃厚。前を狙う。

◎ソーニャシュニク
3-4走前に当コースを使ったときは不利な内枠からでもハナを取り切れて2着2着。一方、近2走は先行できずに敗れた。芝発走の方が得意なのでは。中山に戻って同型がいない今回は楽にハナを切れそうで、そのまま粘り込める。

◯チェルシー
中山ダ1200m【1-3-0-1】とコース相性がいい。16番枠を引いた3走前は好位で運べたが、内枠だった前走は砂を被って道中下がってしまい、外に持ち出して差す形。苦しい競馬だったが、それでもしっかり脚を使えた点に地力を感じる。外枠替わりで前が手薄な今回は再度先行策に戻って好走可能。

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