【中央競馬】阪神牝馬S、ニュージーランドT2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

4月12日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年4月号

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

金曜は1打数ノーヒット。3つ買って雨の取りやめで2つ返ってきたので、まあ全然戦った気がしない。なんとも締まらないが開催プラスで終わったのでOKです。

明日からは福島が開幕して3場開催に。よく考えたらこの週って3重賞全部マイルなんだな。JRAで同距離3重賞の週って多分これだけですよね。

◆中山2

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→逃げ候補は短縮になるカイトリヒトくらい。1200mで逃げ経験のある馬は1頭もいない。ややスロー想定。芝発走も加味して中~外枠、先行馬を狙う。

◎ビーアイフォルテ
2走前は外差し台頭のなかでイン前から0.4秒差と悪くない内容。前走は出して行くとリキんでしまい、前後半34.5-39.5の超ハイペースを作って自滅した。短縮は好材料で、芝発走の大外枠をゲット。相手関係も手ごろ。ここなら。

◯アンエクスプロード
初めて1200mを使った前走は前半3F33.9秒のペースを先行でき、直線で一時先頭の場面を作っての濃い3着。今回はさらに展開面が楽になりそう。残せる。

◆中山7

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→中山芝は先週時点でほぼ内の優位を感じなくなったが、マイルだけはそもそものコース形態もあってやや内枠有利か。芝のレースながら前走ダートの馬ばかりで、地方からの再転入組を除くと近走逃げていたのは大外レッドロスタムくらい。スローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎クリーンエア
昨年ニュージーランドTで0.4秒差6着と健闘。直線半ばまでいい手応えだったが、右にモタれて追いづらくなってしまった。その後、16番枠に泣いた2走前を除くと常に着差0.4秒差以内で堅実に走っている。現級上位の力量はある。モタれ癖をカバーする意味で、右回りで内枠を引けたら買ってみたいと思っていた。単勝で。

◆福島9

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利
展開想定:ミドル~ややスロー
→福島芝は昨年11月から十分な休養を経ての開幕週。暫定的にやや内有利と見ておく。前走逃げていた馬は不在で、ソルトブリーズかエイシンポリシーあたりが行ってややスローペース。初角まで近い1800mということも踏まえ、内枠の先行馬を狙う。

◎ラパンラピッド
中山≒福島の芝1800mで【1-1-1-0】。切れる脚がなく、上がり33.4秒を使った3走前、同33.8秒だった前走東京の負けは仕方ない。福島替わりは大歓迎。せっかく開幕週でいい枠を引けたので、積極的に前々で運んでほしい。

◯バレルターン
3走前の敗戦はスタートで5馬身以上出遅れたもの。それを挟んで現級で5戦連続の2着と、地力上位なのは確か。枠なりに先行してトラックバイアスを味方につければ好勝負になる。

◆中山9

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→ジェットブレードの逃げ。ほかハナにこだわる馬はおらず、先行争いなく隊列が決まる。ゆったりとした流れ。少頭数かつメンバー間の能力差も大きく、展開面の影響は限定的とも思うが、どちらかといえば前目の馬を狙いたい。

◎ビーオンザカバー
新馬戦でマジックサンズの2着。2走前の1勝クラスは上位がゴーソーファー、アロヒアリイとどちらも次の重賞で好走する強敵だった。前走はスローペースのイン中団で身動きがとれず、直線も詰まって不完全燃焼。能力を出し切れば。

◯エンペラーズソード
レコード決着だった葉牡丹賞を先行して0.6秒差5着。当時の勝ち馬ヴィンセンシオは弥生賞2着、2着ゲルチュタールはゆきやなぎ賞勝ち、3着リトルジャイアンツは共同通信杯3着と、時計だけでなくメンバーレベルも上々だった。若竹賞は序盤スローとはいえ、残り1200mから11.6-11.5と踏む超早仕掛けで追い込み決着に。後ろから食われての3着は悲観不要。この相手なら。

◆福島11

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→福島ダートはとりあえずフラットと仮定しておく。近3走以内に逃げ歴があるのはカズプレストだけ。内枠に入ったタイセイサムソンが揉まれ拒否で主張してくるかもしれないが、それならカズは番手でもOKで、いずれにせよ無理な競り合いはない。ややスローペース想定。前に行ける馬を狙う。

◎カズプレスト
3勝クラスで頭打ちかと思っていたが、3走前にブリンカーを着用すると1000m通過60.9秒のまずまずシビアなペースを逃げ切った。2走前は16番枠もあって、内から5~6頭目のラインをだらりと回ってくるだけになった。前走は1000m通過58.6秒という常軌を逸したハイペース。これを前受けしての5着はなかなか偉い。今回は無理なく先行できそうなメンバー構成だし、OP実績がないぶんハンデ55キロで済むのも好印象。

◯ショウナンライシン
ダート1700mでは【2-3-0-0】。なまじグリーンチャンネルCで追い込みを決めたがゆえに短距離を使われたりしたが、条件戦時代はハイペースを先行してしぶといのがウリだった馬。本質的には東京の切れ味勝負より、ローカル1700mを前々で粘るのが合っている。

◆阪神11 阪神牝馬S

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→先週の阪神芝は高速でまだまだインが元気だった。まずはその延長戦上で考えていく。逃げ馬不在の一戦で、先行タイプもビヨンドザヴァレー、タガノエルピーダ、ヒルノローザンヌ、イフェイオンの4頭くらいしかいない。スロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎タガノエルピーダ
古い話になるが新馬戦の全体時計1:34.3、後半1000m57.9秒、ラスト11.0-11.0いずれも非常に優秀だった。GⅠ級と当時騒ぎ立てたのを覚えている。続く朝日杯FSも前半3F34.1秒のハイペースで他の先行馬がみな潰れるなかでの3着と強い負け方だった。その期待からすると3歳シーズンは案外だったが、前走久々にマイルへ戻るとキッチリ勝利。「結局マイラーだった」という見立てでよいのでは。内前で粘り込み期待。

◯ボンドガール
血統、折り合い面からすると1800mすら長く感じる馬だが、秋華賞で上がり最速の2着。シンプルに能力が高い。前走は牡馬相手のGⅢで2着。あの立ち回りで勝てなかったのは少々驚いたが、この馬がどうこうより、ウォーターリヒトが想像以上に強かった印象。牝馬どうしのここなら堂々の首位。

アルジーヌはお母さんと兄姉の戦績を見てもらえれば分かるが、速い上がりが使えるファミリーじゃない。中山マイル重賞勝ちからの、スロー濃厚阪神外回りに替わって上位人気はだいぶ下げ案件だと思っている。

スウィープフィートは+24キロからの叩き2走目で条件好転。騎手のせいにするわけじゃないが、この馬に関しては永島騎手が乗った時にゲートを上手く出られていない。武豊騎手の3回は比較的マシだった。ノリさんへの手替わりはプラスだと思う。

先行しそうなビヨンドザヴァレーやラヴァンダ、イフェイオンあたりが総じてキレ不足なんですよね。それを言ったらタガノもそういう面はあるんだが。ウンブライルはブリンカーを着けたり外したり苦労してますね。

◆中山11 ニュージーランドT

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややハイ
→前走逃げ圧勝のルナルーチェットが再度主張。400m延長のベイビーキッスも絡んでいく。ほかアドマイヤズーム、ジェットマグナム、アタラシイカドデニ、ストレイトトーカーなど先行馬がそれなりに揃った。速めの流れを想定。コース形態も踏まえ、中~内枠の差し馬を狙う。

◎ルージュラナキラ
つわぶき賞がハイレベル戦で、2着ナムラクララは紅梅S勝ち、3着ピコローズが次走2着、4着テレサ、5着ウィルサヴァイブ、6着キョウエイボニータが既に1勝クラス勝ち、7着ウォーターガーベラはシンザン記念3着からのチューリップ賞2着。それを破った実績は立派……みたいなことを書いてフィリーズレビューでも印を打ったが、内が大渋滞して何もできずに終わってしまった。戦績欄の見てくれを汚すだけの一戦になった。スムーズに捌ければ。

◯アドマイヤズーム
乗り難しいらしいのは気になるが、未勝利勝ちの1:33.9は文句なしに優秀なタイムだし、朝日杯FSは先行策から上がり最速の完勝。朝日杯FSはレース直後こそレベルが怪しむ声も聞かれたが、なんだかんだで3着ランスオブカオス、5着アルテヴェローチェらがその後重賞で活躍しており、例年くらいの水準にはあったと評価する。素直に。

◆中山12

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:スロー
→逃げ馬不在。近3走に逃げ歴があるのはシャープソーンとモデルハントだがどちらも距離短縮。1200m以下だとゴキゲンサンやモイラ、アルジェンタージョが昔たまに逃げていた程度で、ペースは上がらない。前に行ける馬を狙う。

◎プレイテシア
決め手を欠いているが、近8戦連続で5着以内確保と力はある。前走は前後半33.1-37.8のハイペース差し競馬。前で粘ったのはオーブルクールとこの馬だけ。勝ち馬ショウナンアビアスは昇級戦でも2着としており、相手も強かった。牝馬限定戦に替わって相手緩和、かつ展開面も好転する今回が狙い目。

◯オーブルクール
そのプレイテシアと同じく前走はハイペースを前受けして価値ある2着。直線で一度は完全に抜け出し、残り10mくらいまで先頭をキープしていた。ほぼ勝ちに等しい。1200mでは3戦して全連対と底を見せていない。砂被り不安がある馬で内枠は懸念だが、まあこのメンバーならハナまで出し切れるだろう。

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