7月19日の中央競馬予想

金曜は3打数ノーヒット。まったくもってよくない開催だった。自分ではそこそこ馬柱の荒れた中穴帯を狙いに行ったつもりが普通に人気になって、そのうえ来ない……みたいな。最悪のパターンだった。うーん。まあ無理にポジるなら、◯に据えた馬は16の12の複勝率75.0%ではあった。トスは上げられてたんだけどねえ。
切り替えて土日の中央へ。人事を尽くして的中を待つ。コツコツやりましょう。
【馬場想定】
福島芝:フラット~やや内有利
福島ダ:内外フラット
小倉芝:フラット~やや外有利
小倉ダ:やや外有利
函館芝:やや内有利
函館ダ:内外フラット
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆函館9
◎サクラファレル
既走馬相手に未勝利でデビューして2着。当時の勝ち馬ヴァリディシームスは次走で1勝クラスも連勝しており、相手が強かった。2戦目は稍重馬場でレース上がり37.7秒を要する特殊な展開で敗れたが、良馬場に替わった前走は逃げて上がり最速4馬身差V。勝ち時計1:46.3はハイペースだった同日府中牝馬Sと0.3秒差しかない。昇級でも即通用する。
◯インパクトシー
2走前のプリンシパルSは内にモタれて加速がつかないまま終戦。左回りが合わなかった。ラジオNIKKEI賞は例年通り内有利の馬場で1-2着はどちらも最内追走組。外を回しての3着は着順以上に価値がある。これは馬連で。機敏に動けないサトノブリジャールの函館芝1800m多頭数替わりは嫌いたい。
◆函館10
◎オルノア
3走前は800m通過後に番手勢につつかれて11.5と加速する不利な展開になったが、それでも着差はわずか0.1秒。2走前は内有利のスローで押し切れなかったが、着差はわずか0.2秒。前走は大外枠でスタートが決まらず、押してハナを取り切るも2-3F目11.0-11.2と脚を使い、差し有利の展開を誘発して沈んだ。今回は同型不在で内枠に替わる。もう少しペースを緩めて逃げられれば。
◯ジョイフルニュース
2走前に破ったライラは次走1勝クラス勝ち、同3着スペシャルバニーもその後勝ち上がった。前走は直線半ばまで進路を探して仕掛けを待たされたが、ラスト11.6-11.0の加速ラップで完勝。能力がある。ロードカナロアの仔で200mの延長はプラスでないが、それでもこの中では一枚上手と見る。
◆小倉10
◎ネーヴェフレスカ
ダートは3走前に一度だけ使って1.1秒差の圧勝。父ニューイヤーズデイはエートラックス、ミリアッドラヴらを輩出するダート向きの種牡馬で、芝→ダート替わりなら【9-7-2-38】複回収率128%。さらに単オッズ30倍未満だと【9-6-2-16】で複勝率5割を超える。芝の近2戦もそこそこ走ったが、砂でこそ本領発揮。
◯レイナデアルシーラ
春までは折り合い的に1400mまでの馬だと思っていたが、前走が予想以上の完勝。大外枠からハナを取り切った上でラスト12.7-12.3の加速ラップを踏み、後続に5馬身差をつけた。勝ち時計1:44.8は同日メイン3勝クラスでも4着相当の好タイム。昇級でも。
◆福島10
◎イナフセド
昨年11月に当コースで3着。この時の勝ち馬シークレッドヴァウは先日OPで2着、2着ルージュアズライトが今回上位人気に推されるであろう馬で、5着イミュータブルは現3勝クラスとレベルが高かった。2走前はコーナーで前の馬が膨れてきて手綱を引くシーンが二度ほどあっての0.1秒差。このコースへの適性は高い。前走の勝ち方というより、その前の負け方を評価して。
◯ルージュアズライト
浦和で3勝して中央再転入。短距離で揉まれずに先行できた際はまだ崩れていない。5走前は前記の通り勝ち馬が現OPシークレッドヴァウで仕方ない2着。前走は逃げて上がり最速の圧勝。勝ち時計1:07.6は今年の福島ダ1150mで一番時計だった。
◆函館11
◎ナチュラルハイ
昨年このレースを制するなど函館&札幌で【3-1-0-1】の好成績。夏場がいいのか、滞在が合うのか理由は分からないが、とにかく北海道シリーズで走る。3戦連続の14着から前走は60キロを背負いつつ5着と復調の兆しが見えた。ペプチドソレイユがマクったりして差しが届く展開になってくれれば。
◯ピュアキアン
前々からずっと高く評価してきた馬だが、OPに上がってからもうひとつ結果が出ていない。ただ、前走に関しては東京ダ2100mの良馬場を1000m通過推定60.4秒、向正面11.9-11.9-12.0という破滅的なペースで逃げ、残り150mあたりまで先頭を死守した0.3秒差4着。内容は強かった。しっかりハナさえ切れれば多少のハイペースは押し切れる。
◆小倉11
◎ワンダーキサラ
1200mに転じてから【1-5-1-2】で、小倉では4戦全て2着と好相性。昨年7月にはトールキンに先着、ミルテンベルクのクビ差2着など、今回の相手と互角に戦った実績が既にある。
◯ミルテンベルク
重馬場マーガレットS、長期休養明けだった淀Sの2戦を除き1200mで連を外していない。前走はトップハンデの57キロ、パクスロマーナが外に張った影響で1.5頭分くらい余分に外を回されながら0.1秒差2着。勝ったヤマニンアンフィルは北九州記念4着に入っており、相手も強かった。ここも地力信頼。
◆福島11
◎アンリーロード
2勝クラスでは先日OP入りしたパレハを撃破。3走前スピカSは3番手先行から垂れて0.6秒差8着。ただ、この時は残り1200~600m区間が11.6-11.5-11.4という異様な早仕掛けだった。前で残ったアドマイヤマツリとコスモフリーゲンが強いだけで、本質的にはだいぶ差し有利の展開だったと解釈している。2走前はダートで参考外。前走はダービー当日のやや内が有利な馬場、1000m通過56.8秒の超ハイペースを外枠先行の展開不利。53キロで1周の1800mなら一発あっていい。
◯ワイドアラジン
3走前は外伸び馬場の内目を通して0.1秒差3着。前走は開幕週の内有利馬場で、結果的に自分のさらに内を立ち回った3頭に先着された0.1秒差4着。地力は確かで現級卒業目前。
◆小倉12
◎アートレスマインド
デビューから2戦は短距離を使って大敗したが、これは距離よりキックバックと左回りに対応できなかったのが敗因。母リチュアルローズは現役時代1200m以下で走った馬で、自身のレースぶりも1800mは若干長い感じがする。小回り1700mへの短縮はおそらく合う。
◯チムニートップス
未勝利勝ちは2着馬とのマッチレースで3着以下に大差。2着メイケイレインはもちろん、大差離れた3-5着馬も勝ち上がり済とレベルはまずまずだった。2走前の黒竹賞は勝ち馬がルクソールカフェで、2着ベリダバグスもユニコーンS4着の実力馬。7着といっても3着からは0.2秒差とそう負けていない。前走も重馬場とはいえ1分50秒を切るタイムが出たように、レースレベルがなかなか高かった。相手緩和とブリンカー効果で前進。