7月26日の中央競馬予想
金曜は3タコであえなく終戦。まいった。今開催はひたすらインと前の決着を見せつけられ、それを意識した上で隊列がことごとく想定とズレる地獄のような週だった。滑り出しがよかった今月も大井&浦和の2週で大ブレーキ。やだ。あ~やだやだ。
中央は今週から舞台替わって新潟、中京、札幌の3場開催へ。暑熱対策で新潟中京はインターバルあり&メインが7レースになる。予想への影響はないっちゃないが、メインまでに馬場を読む材料は減りますね。当日予想の方は困りそう。
【馬場想定】
新潟芝:やや内有利(仮)
新潟ダ:フラット~やや内有利(仮)
中京芝:やや内有利(仮)
中京ダ:フラット~やや内有利(仮)
札幌芝:フラット~やや内有利(仮)
札幌ダ:内外フラット(仮)
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆札幌1
◎ショウナンカリス
函館の1200m新馬で断トツのハイレベルだったブラックチャリス戦の3着馬。2戦目は外有利に振り切った馬場で前半34.1秒の逃げを打った4着。内容はどちらも悪くなく、開幕週の良馬場をイン前で運べば勝ち負け。
◯ファニーバニー
いい曲。デビュー戦は開幕週の1000mで高速かつ内有利の馬場。レコード勝ちのカイショーには離されたものの、外を回して2着のこちらも上々だった。
◆中京6
◎ヴェロクオーレ
前走は手薄なメンバーに恵まれた部分もあるが、出遅れから前半3F34.2秒の2番手にとりつき、差し馬台頭の流れを粘って2着。厳しい展開でよく頑張った。芝発走の外枠偶数でスムーズに先行叶えば。
◯アルシオーネ
2走前に2番手から上がり最速で1.2秒差の圧勝。勝ち時計1:24.0も優秀で、前日メインに組まれた3勝クラスより1.1秒速い。前走は長期休養明けと出遅れが重なったものでノーカウント。
◆新潟6
◎シンビリーブ
昨年8月に当地で新馬勝ち。この時の1:54.7は2歳8月の新潟ダ1800m新馬としては歴代4位。良馬場に限ればエピカリスに次ぐ2位の数字だった。3走前1勝クラス2着時の1:53.1も同日の古馬2勝クラスより0.4秒速い。川崎でインナースティールを完封した1:34.0の時計も立派。揉まれずに先行して力を出し切ればこのクラスでもヒケはとらない。
◯チザルピーノ
1勝クラスで5戦連続の2着と惜敗が続いたが、6走前は勝ち馬が現OPダノンザボルケーノ、4走前は現3勝クラスのドバイブルース、3走前は差し天国馬場のハイペースを前受けしての2着など、内容は濃いレースが多かった。ここでも能力は足りるし距離も問題なし。枠もいい。
◆札幌11
◎ナムラローズマリー
3走前は長期休養明けで前後半33.0-37.0のハイペース先行負け。2走前も前半3F32.8秒のハイ逃げで追い込み勢の台頭する展開を作って負け。前走は重の外差し馬場を逃げて直線で一度後続を振り切るシーンも作っており、能力を感じる4着だった。元々行きっぷりはいい馬なので、ブリンカー着用で暴走しないかだけが心配。
◯カルプスペルシュ
前走の3馬身差勝ちは時計も内容も優秀。前半3F32.9秒のハイペースを先行し、他の先行馬が垂れるのを尻目にこの馬だけ突き抜けており、完勝といっていい。ここも信頼。
◆中京7
◎ルクスビッグスター
味をしめたスピカS先行組狙いをもういっちょ。改めて書くとスピカSは残り1200~600mで11.6-11.5-11.4を刻む異常な早仕掛け。1着アドマイヤマツリと2着コスモフリーゲンが強いだけで、本質的には差し有利な展開だった。この馬と同じような先行策から8着に敗れたアンリーロードが先週の3勝クラス勝ち。スタートを決めて開幕週の中京芝2000mらしいイン前戦に乗っかれれば。前走は出遅れてレースにほぼ参加していない。
◯タガノデュード
昨年のYJSファイナルで今回再戦するシルキーガールに勝った。2走前の烏丸Sはメンバーレベルが高く、3着シェイクユアハートは先日の小倉記念でも2着に入った。母タガノミューチャン(→現役時代に1400mで4勝)という血統背景から距離が200m短くなるのはプラス。
◆新潟7
◎ヤマニンアドホック
昨年のラジオNIKKEI賞で3着好走。内有利の馬場に恵まれた面も多分にあったが、勝ったオフトレイルがその後スワンS2着、阪神C3着、同2着シリウスコルトが新潟大賞典Vなので一定の価値はある。3走前に折り合いが付かず大暴走。2走前も道中で抑えきれず先頭に立って撃沈した。
いかにも短縮が効きそうだと狙った前走は逆にスタートからゆっくり走らせすぎ。全く勝負圏内に入らないまま終わってしまった。格上挑戦になるが重賞での好走実績があるのでさほど気にしなくていいと思うし、合うはずの1400m、開幕週の1枠1番という絶好条件で人気も手ごろなら果敢に狙ってみたい。
◯ワールズエンド
強い。アーリントンCはドスローで展開が向かないなか、上がり最速32.1秒の鬼脚で追い込み0.1秒差4着。有松特別では現OPのフォーチュンタイムとクビ差、シヴァースに先着。前走は2着に敗れたが、勝ち馬より斤量が(アローワンスを考慮して)実質4キロも重かった。定量戦替わりはこの馬にとって歓迎。
◆札幌12
◎アセレラシオン
2走前は1000m通過60.5秒のハイペース、追い込み殺到の競馬を先行して展開不向き。前走の竜飛崎特別は2勝クラス好走馬多数&1勝クラス圧勝のサムシャインもいたハイレベル戦で、馬場差があるとはいえ勝ち時計が翌日の大沼Sより速く、5着グレイテストソングが次走あっさり勝ち上がった。外枠から先行叶わず脚を溜める場面がない競馬になっており、大敗もやむなしだった。今回は相手緩和で前手薄。反撃。
◯ワイドブリザード
その竜飛崎特別で0.4秒差4着と健闘。4走前にブリンカーを着けてからレース内容が飛躍的に向上しており、今のパフォーマンスなら現級突破は時間の問題。こちらも同型が少なく、展開利も見込める。
◆中京10
◎シドニーホバート
ハナを切った3走前は上がり最速で7馬身差の完勝。続く1勝クラスも東京ダ2100mを前半5F60.4秒の超ハイペースで突っ込んで3着。当時の2着シャルクハフトが鳳雛S2着→1勝クラス勝ちなどメンバーレベルも上々だった。一転、前走は最内枠からハナを切れずに控えると砂を嫌がって後退し、そこで鞍上が気合いを付けると今度は逆に折り合いを欠いた。まともに走れなかった。現状、揉まれるとモロい。
今回はその反省を踏まえてさすがに先行するだろうし、自分より外に徹底逃げで被せてくるタイプもいない。イン前コースの中京ダ1800mなら押し切れる。単勝。