5月4日の中央競馬予想

※買い目は基本的に◎-◯のワイド
土曜は8打数3安打で微勝ち。◎アムールドパリ、◎ルージュソリテールの1着もあったし、本音を言えばもう少し伸びてほしい日だったけどね。あ、久々に府中現地で競馬してきました。快晴で気温もちょうどよく、風もそこそこ吹いていてビール日和でしたね。
明日は天皇賞(春)。去年は◎ディープボンド◯テーオーロイヤルで結構勝った。連覇目指して頑張りましょう。
◆京都5
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:スロー
→近2走で逃げたことのある馬がおらず、15頭中10頭が前走時初角10番手以下という構成。スロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎ダノンフィーゴ
時計が極めて優秀だったミリアッドラヴ新馬の2着。勝ち馬はその後エーデルワイス賞、全日本2歳優駿を制しており、それとの0.1秒差は価値が高い。近2走案外だったが、ヒヤシンスSはメンバーレベルが非常に高かったし、前走は外有利馬場の最内枠から揉まれっぱなしで何もできず。参考外。逃げか砂を被らない番手をとれれば。
◯ミヤジマナ
デビューは既走馬相手で出遅れも響いて競馬に参加できなかったが、上がり最速で5着まで伸びていた。翻って2戦目はゲートをかろうじて決めて先行。2番手から上がり最速で6馬身差勝ち、勝ち時計1:24.8は同日3歳1勝クラスと0.1秒差であった。昇級でも通用するメドは立った。再び枠もいい。
◆東京9
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット、高速
展開想定:スロー
→逃げ馬不在でショウナンラピダスあたりがハナか。スローペース想定。前に行ける馬を狙う。
◎アスクカムオンモア
走りに左右差がある馬で、左回りは【3-1-2-0】の好成績。2走前はトップハンデタイの56キロを背負って対ディマイザキッド0.1秒差。前走は不得手な右回り、やはりトップハンデタイの57キロ、直線進路がなかなか開かない場面もありながら2着と力を見せている。東京替わり、定量戦替わりで条件好転。他の内枠勢よりはまだテンがある方なので、その気があれば前目で運べるはず。単勝。
◆京都9
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:スロー
→カゼノランナーの単騎逃げが濃厚。これとホルトバージ以外の8頭はいずれも前走時初角7番手以下と、差し追い込み馬に偏ったメンバー。前を狙う。
◎カゼノランナー
初ダートの4走前はカズダンジャー(現2勝クラス)を6馬身差で完封。ユニコーンSはさすがに相手が強く展開も厳しかったが、長期休養明けの自己条件をきっちり勝った。前走はまたも休み明けで+10キロ。外有利馬場、前後半61.1-63.9のハイペースで追い込み決着になるなか、2番手から一度完全に抜け出す場面を作った強い4着。あの競馬ができるなら現級でも力は上。これも単勝で。
◆東京10
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややハイ
→ピュアキアンはブリンカーまで着けて徹底逃げだろう。ほかにもディープリボーン、ダイシンピスケスと揉まれたくない先行馬がおり、大外からレヴォントゥレットも加わる。ややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎マンマリアーレ
ゴールドシップ産駒のスタミナ型で、1800m戦では外からロングスパートをかける形か、レース自体が消耗戦になった時に好走している。2100mは多分合う。ダートの中距離は一般的に牝馬が劣勢な路線だが、この馬に関しては条件戦時代にアムールドパリ(昨日OP入り)を3馬身差で破ったほか、北総Sでハビレと0.2秒差、ピュアキアンに先着歴がある。対牡馬のLでもハンデ53キロなら通用していい。
◯サクラトップリアル
ここまで7戦して6連対。唯一の馬券圏外は前後半45.8-49.3の超ハイペースを先行して潰れたもの。普通の展開ならまだ底を見せていない。レヴォントゥレットは枠が外すぎ&同型の存在が懸念、アッシュルバニパルは揉まれ弱さがあってレースの形を選ぶ。人気馬どうしの比較で相対的に信頼度が高いのはコレ。
◆京都10
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ハイ
→アララララ、リシャールケリー、ヤマニンアルリフラ、パクスロマーナ、エイムインライフ、マキアージュと逃げ先行馬がずらり。ハイペース想定。差し馬を狙う。
◎シカゴスティング
ハイレベルだったアスコリピチェーノ世代の阪神JFで5着。他の先行馬が軒並み11着以下に沈む中で粘っていた。葵Sも高速の京都芝1200mらしいどイン前決着に対し、唯一外から差して掲示板に載った5着。この2戦を高く評価している。3走前は外を回りすぎ、2走前はメンバーレベルが高く、前走は馬場が合わなかった。葵Sの時に近い高速馬場なら本来の力を発揮できる。
◯アンクルクロス
3走前にタイム差なし2着、2走前はハイレベル戦に上がり最速で強襲した4着、前走も3着で勝ち馬とはタイム差なしだった。戦績から現級での能力上位は明白。レーンを配してここは決めに来た感。
◆新潟11
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ミドル~ややハイ
→内からエランティスが先手主張。ブシンは外2ならいいが、レディフォースやシアージスト、サウンドアレグリアが被せに来るようなら抗戦しなければならない。平均かやや速い流れを想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ロードラディウス
2走前りんくうSはドンアミティエ(→大和Sと天王山Sを連勝)、スターターン(次走2着)、メズメライザー(次走2着)、ボナンザ(次走2着、千葉S勝ち)らがいてメンバーレベルがそこそこ高かった。すばるSもフリームファクシが強すぎただけで、のちにOPを勝つバトルクライやアドバンスファラオには先着した。一方で、今回はOP苦戦中の馬が中心の相手関係に替わる。ここに混ざれば上位。
◯ブシン
ブリンカーを着けてから良化。昨年9月にはインビンシブルパパ(先日京葉S勝ち)を3馬身差で破っている。4走前は不得手なダートスタートで出遅れ参考外、3走前はさすがにペースが速すぎた。揉まれない位置をとれれば。
◆東京11
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややハイ
→徹底逃げという馬はいないものの、前走時初角4番手以内の馬が8頭いる。ややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎プレシャスデイ
未勝利勝ちはレース上がり11.7-11.1-11.1を差し切る好内容。東スポ杯はさすがに相手が強く大敗したが、セントポーリア賞では先日青葉賞を勝ったエネルジコ相手で0.3秒差だった。前走はマイル戦。前後半48.8-46.2のスロー前残りで展開向かず。イミグラントソングと並ぶ上がり最速を使っており、末脚は重賞級といっていい。色気あり。
◯インパクトシー
中山での2戦はコーナーで左に張っており、おそらく左回りがベター。2走前は2400mで逃げ、直線で一度完全に後続を突き放したが、ラスト1F12.2を要してアロンズロッドに捕まった。距離が少し長かった。前走は距離を2000mに戻して4馬身差の完勝。2000mの左回りはベスト条件と思われ、前走以上のパフォーマンスに期待できる。
レイニングね。これの新馬戦はラスト11.0-11.0の強烈な内容だった。
レイニング新馬(1:50.3)
13.5-12.2-12.8-13.0-12.7-12.6-11.5-11.0-11.0
ソールオリエンスvsレーベンスティール新馬(1:50.8)
13.8-12.8-12.9-13.1-12.4-12.3-11.5-11.0-11.0
ソールオリエンスを引き合いに出してみたが、将来かなり楽しみな馬なのは間違いない。が、初戦はレースを理解していない感じだったし、当週には頓挫で追い切りのスライドも。1番人気となるとなあ……。課題の方が目に付いてしまう。
◆京都11 天皇賞(春)
【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→土曜の京都芝は少頭数が多く読みづらかったが、特に内外のバイアスは感じなかった。ただ、コーナー6回の天皇賞(春)は例年の傾向で若干の内枠有利ではある。
サンライズは前走ハナを切って「物見をした」というコメントがあり、できれば逃げたくないだろう。となるとジャンカズマしか逃げ候補がおらずスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎サンライズアース
スタミナ抜群のロンスパ巧者。日本ダービーでは残り1200mあたりからマクって4着に残った。長期休養明けの日経新春杯はメイショウタバルの暴走を追いかけて自爆、早春S(3勝クラス)は2番手追走から差されて2着。中距離だとそこまで目立つ存在ではない。
しかし3000mに延ばした前走が極めて強い。レースの後半6Fが11.7-11.2-11.5-11.5-11.5-12.1というラップのなか、2番手から上がり最速で6馬身差勝ち。いくら前半スローであっても、普通はゴールまで1200mもある地点で仕掛けたら先行勢は苦しくなるもの。これで差されないどころか、むしろ後続を引き離したスタミナには舌を巻く。
JRAの芝3000m以上でレース上がり5F57秒台はナリタブライアン、ナリタトップロード、マンハッタンカフェ、ディープインパクト、ジャスティンパレス、テーオーロイヤルに次ぐ7例目の記録。長距離界なら天下を取れる。3枠5番の好枠も後押し。
◯ジャスティンパレス
一昨年の勝ち馬。昨年春はドバイを選択したため、3000m以上のレースに出走するのはちょうど2年ぶりとなる。
昨年の天皇賞(秋)はスローペース。ドウデュース以外前残りの展開に上がり2位で追い込み4着。ジャパンCもスローの前残りに上がり33.3秒を使って5着。有馬記念はスローの中団で待たされ、直線は伸びないインに突っ込み5着。菊花賞馬アーバンシックには先着した。どれも展開不利のなかで地力を見せている。同時に、今は2000~2500m路線だと忙しいことも露呈した。
前走の大阪杯は距離適性外の一戦。鮫島騎手が序盤からゴリゴリ主張してベラジオオペラの後ろ、内ラチ沿いを一時取り切る超ファインプレー……と思った矢先、3角から外に出して追い上げた。早めにエンジンをかけたいにせよ、この日の内有利馬場でそれは疑問手。適性も進路もよろしくなかった中で0.4秒差6着ならやっぱり強い。
今回は待望の3200m。データ的にも「前年有馬記念の5着以内馬」は複勝率66.7%(※過去10年)というものがある。ハイレベルなグランプリで掲示板に載るだけの力があれば長距離GⅠでは当然足りる。
3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。上位2頭は割とスパっと決まったけれど、それ以外の馬をどういう序列にするかは結構悩ましかった。「長距離路線より中距離GⅡ~GⅠの方が基本的にハイレベル」という前提に立脚しながら調整してみました。
