【中央競馬】レパードS、CBC賞2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

8月10日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年8月号

土曜は8打数4安打で勝ち。1日4安打は結構久しぶりな気がする。御託はともかく的中を取りにいく、という方針で即結果が出た。正直言うと勝負レースはエルムSとクロシェットノエルの単勝だったから、均等買いの回収率ほどは勝てなかったけどね。まあ仕方ない。そういう日もあるわな。

気分よく日曜へ。変にひねらず当てることに集中。素直にいこう。

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆札幌1

【予想の方向性】
土曜の札幌ダートはイン優勢だったが、乾く日曜は変化する可能性あり。内外フラットくらいで考えておく。2歳未勝利ダートは前残りが基本線だが、今回は新馬で先行策をとってきた馬が多く、ペースが比較的流れそう。砂被って差す形を経験済みの馬を狙う。

◎ワンモメンタム
ペルセア新馬は極めてレベルが高いんじゃないかと思っている。というのも6月東京のダ1400m新馬は一昨年アマンテビアンコ、クレーキングが勝った「出世レース」だが、今年の勝ち時計1:25.1はその過去2年よりも速く、しかもラスト2Fが11.7-12.1とズバ抜けて速かった。1.5秒離れたこの馬でも未勝利はすぐ突破可能と見る。

◯ヴンダーバール
近親にゴールドドリーム、母モンオールもダートで2勝、そこに父ナダルというゴリゴリのダート血統。芝の新馬で2着と走ったが、ダ替わりでパフォーマンスはさらに上がるだろう。JRAにおけるナダル産駒のダ替わりは【7-5-2-12】複勝率53.8%で、マイル以上に限れば【5-2-2-4】同69.2%、単回226%、複回141%。

◆中京3

【予想の方向性】
中京芝は雨予報でフラット~やや外有利くらいのイメージ。新馬戦で先行していたのはホワイトフレイムス、アンドゥーリル、ルートサーティーンの3頭だが、いずれも初戦は超がつくスローだった。テンの速い馬不在でスロー想定。前を狙う。

◎コスモファーブロス
新馬戦は11頭立ての大外枠から終始内に潜ることができない展開。外を回り続けたロスが響いてラストは少し甘くなったが、直線半ばまでは手応えよく伸びて上がり最速タイ。初戦としては悪くなかった。この枠の並びならルートサーティーンの外から2~3番手を取りに行ける。位置取りの利で残れる。

◯アンドゥーリル
新馬戦はマイル戦で1000m通過63.0秒、ラスト10.9-10.9-11.4という極限のスロー瞬発力勝負。逃げ切られたのは仕方なく、上がり32.8秒の末脚を評価したい。道悪を極端に苦にしなければ高確率で勝ち負け。

◆札幌10

【予想の方向性】
札幌芝は土曜がやや外有利。乾いて少し時計面は速くなると思うが、Aコース3週目で劇的に内が復活するとも考えにくい。アニトラ、ビーナスローズ、フォルテム、アンドアイラヴハーなど前で粘り込むタイプが多くややハイペース想定。中~外枠の差し馬を狙う。

◎キングメーカー
負ける時のパフォーマンスがちょっと不可解な部分はあるが、2走前あやめ賞のラスト11.5-11.1-11.0を最後方から差し切った勝ち方は強烈。能力は高いと思う。前走の白百合Sは外有利に振り切った馬場で内を通ってトラックバイアスに逆行した。自己条件なら。単勝。

◆札幌11

【予想の方向性】
なにがなんでも行くタイプの逃げ馬は不在。ゲートが決まればレッドヒルシューズ、あとはナムラアトム、フィオライアあたりが先団を形成する。ミドル~ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎ジョーメッドヴィン
OP入りしてから3走は結果が出ていないが、春雷Sは外有利の稍重馬場を前半3F33.5秒の逃げ、函館SSは内有利馬場の外差し、前走は出負けして後手に回り、直線は進路を探しながら肩ムチで軽く追われた程度の入線。どれも敗因は明確。スタートを決めて外前につけられればもっとやれていい。混戦模様で2頭目が絞れないので単勝。

◆中京7 CBC賞

【予想の方向性】
内枠◇◇◇◆◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ

馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ハイ
→今開催の中京芝は「高速だが特段内有利ではない」という感触。外差し馬場だった春開催終盤(高松宮記念など)の名残を感じる。また、日曜は終日雨の予報。Aコース3週目でしっかり降るなら内枠のメリットはないと読む。

クラスペディア、グランテスト、ジューンブレア、カルチャーデイ、インビンシブルパパ、ベガリスと逃げ候補が多く、ややハイペース想定。中~外枠、渋った馬場を苦にしない差し馬を狙う。

◎ミルトクレイモー
中京芝1200mの稍重という今回に近い条件だった志摩Sでロードフォアエース(その後OPで2着3回)に3馬身半差完勝。OPでは結果が出ていないが、右回りだとコーナリングで外に張る面があるし、前半が速すぎると脚が溜まらないタイプでもある。1200m戦でのレース前半3F別成績を見ると33.8秒以下で【1-1-0-7】、同33.9秒以上で【3-1-2-1】。スタート下り坂コースの中山や小倉は根本的に合わなかった。

左回りに替わるのは大きなプラス要素で、雨予報もこの馬にとって追い風。不得手な小倉で0.5秒差善戦できた前走からハンデ据え置き54キロで出られる。中7週以上【0-0-1-6】と間隔が空いた時の成績がイマイチなので、続戦になるのもいい。いいことばかり。それでいて全く人気もないので非常にありがたい。今回はワイドに加えて単複も押さえる。

◯ヤマニンアルリフラ
昨年末に未勝利馬の身で2勝クラスを2馬身半差勝ち。2走前の淀Sは負かした相手こそ目立たないがラスト11.3-11.1の加速ラップ。北九州記念は展開と馬場に沿って団野騎手がだいぶ上手に乗った面もあるが、きっちり差し切り勝ち。芝の短距離ではまだ底を見せていない。

今回はハンデが2.5キロ増える。正直、喜び勇んで買いたい条件ではないが、ダートでの勝利歴があって多少の馬場悪化には対応できるだろうし、他の人気どころよりは減点ポイントが少ないという評価。

3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。久々に重賞でここまでの人気薄に◎を打った気がする。中央だとソーダズリング以来かな。函館SSのイン利用2騎は嫌いたくて、あと去年ほど内枠がよくないだろうなと思っていて、さてどうしますかねという予想。

【CBC賞2025予想・全頭評価付】大穴勝負! 条件が劇的好転する◎|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆CBC賞予想 【予想の方向性】 内枠◇◇◇◆◇外枠 先行◇◇◇◆◇差し スピ◇◇◇◆◇スタ 馬場想定:フラット~やや外有利 展開想定:ハイ →今開催の中京芝は「高速だが特段内有...

◆新潟7 レパードS

【予想の方向性】
新潟は雨予報。ダートは湿る分だけフラット~やや内有利と想定する。砂被りNGのタガノマカシヤが内から主張すれば、ポールセンやヒルノハンブルクあたりは番手でも問題なし。ややスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎ドンインザムード
1月中京の1勝クラスはナルカミ、ロードラビリンスを筆頭にシンビリーブ、チュウジョウなどもいたハイレベル戦。1000m通過61.6秒のハイペースでナルカミ&ロードラビリンスが潰れるなか、3番手から押し切ったこの馬の走りは強かった。それを裏付けるように好メンバーのヒヤシンスSで3着。UAEダービーも外から動いて見せ場たっぷりの3着。仮にここから直行していれば1~2番人気だったろう。

前走の6着で人気を多少落とすが、あれは右回りが合わなかったことに尽きる。陣営曰く「一度も手前を替えなかった」とのことで、映像的にもずっと外にモタれて競馬になっていない。ノーカウント。左回りならあんなことにはならない。これも単勝で。

重賞なので他馬の評価も軽く。まずジャナドリアについては何度か書いてきた通り、雲取賞のレベルを疑っている。時計が砂厚10cmの前年より遅く、だいたい南関B2~B3くらいの価値だったと見ている。京浜盃組の方が圧倒的に強いだろう……と言っていて実際そうだったのが羽田盃の2.2秒差3着。枠は比較的いいところを引いたと思うし、中央の馬場ならまた違うのかもしれないが、今回は見送る。

現時点での1番人気ロードラビリンスは意外。前記した1月中京でドンに完敗しているので、この人気で買う動機はない。2走前は向正面のペースが緩んだところで動いた鞍上のファインプレー。前走はユニコーンS3着馬メイショウズイウンを破った点で偉いが、ドスローからラスト11.9-12.1の実質2F戦だったので能力を測るには心もとない。

ヴィンセンシオはシンプルに芝馬と割り切る。来たら諦め。確かにリアルスティールの初ダはそこそこ魅力的だが、シーザリオの牝系はことごとく芝で、キロフプリミエールから遡ってもJRA芝51勝、ダート1勝。その割にエピファネイアがドバイWCに出走するなど、どうもダート馬と誤認させる何かがあるっぽい。今回もそういう誤認なのでは。

ポールセンは青竜Sがヌルいペースの逃げ切り。あそこからの延長で買う選択肢はわたしの中にはない。

と考えていくと、ドンインザムードとくくりたい人気馬がいないんですよね。強いて言えばルグランヴァンだけどこれもちょっと枠が遠い。そんなわけで単勝にしました。

◆札幌12

【予想の方向性】
ゲートを普通に出ればイムホテプは先行したいが、すぐ内のメイショウシロガネも揉まれない競馬を示唆、ほかウインアルドーレ、タイセイミッション、ライフゲート、アセレラシオンなど番手狙いの馬がそれなりの数いる。ややハイペース想定。差し馬を狙う。

◎パフ
なかなか勝ち切れないが現級で2着3回。4走前は内有利馬場の15番枠から0.4秒差5着、3走前は超ハイペースで後ろに食われた3着。2走前はブリンカーで行きっぷりが改善するも、直線詰まって無念の3着。前走竜飛崎特別はメンバーレベルが極めて高く、勝ち馬は次走3勝クラス2着、4-5着馬が次走で勝ち上がった。地力が高いのは分かっている。あとちょっと展開が噛み合えば上位に絡む。

◯イムホテプ
新馬戦で9馬身千切ったグレイテストソングは現3勝クラス、1勝クラスで3馬身離したルグランヴァンも現3勝クラス(レパードS出走)。シンプルに強い。伏竜Sはゲートが開く直前にくぐろうとしてしまい出遅れ。外から動いて一応の形は作っており、6着でも着順ほど悪い負け方ではなかった。自己条件なら能力が違う。

◆新潟8

【予想の方向性】
内からハッピーデービー、セッテイロク、ヴェナートル、ブルボンクイーン、クールベイビー、ソルレース、ペイシャカレン、ゼンダンタカ、ベイビーキッス、ニシノトキメキ、エコロジークなど1000~1200mの逃げ馬がごっそり揃った一戦。千直としてもハイペース想定。外枠で差しに回せる馬を狙う。

◎ソルレース
アイビスSDの時にも書いたが、近年の「千直路線」はガラパゴス化とレベルの沈下が生じている。能力的には千直を戦ってきた馬より、1200mで好走してきた馬の方が高いと思っている。そういう馬を狙いたい。

長期休養明けだった2走前を5馬身差で圧勝。前走は前半3F33.2秒のハイペースで飛ばし、ラスト11.4-11.5-12.0と減速して差された3着。よく言えば積極的な、悪く言えばルーキーらしい暴走逃げを咎められた。スピード豊富で千直はいかにも合いそうだし、ソロリと運んでくれる戸崎騎手とも手が合うと思う。

◯エコロジーク
国内では2戦2勝。特にカンナSは前半3F32.6秒、5F55.3秒の逃げでそのまま2歳レコードの2馬身半差勝ち。スピードの勝ったタイプで、千直はおそらく合う。しかも絶好の大外枠ゲット。素直に信頼。

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