8月9日の中央競馬予想

金曜は4打数ノーヒット。今開催はさっぱりダメだった。だいぶやられた。うーむ。後から考え直しても買えそうにない決着が多かったなあ。しかしオーウェルとシャンパンファイトはあんなに競る必要あったのだろうか。
気を取り直して中央へ。ちょっとこの頃は御託先行でシンプルに的中率がよくないので、素直に思考していきたい。土曜に重賞あるの久しぶりだな。宝塚記念前日の函館SS以来か。
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆札幌2
【予想の方向性】
札幌ダートは週中降った雨の影響で含水率高めのスタートになりそう。その分だけフラット~やや内有利と想定する。過去3走以内に逃げたことがある馬はユウメモリーだけで、ミドルかやや遅めの流れ。中~内枠の先行馬を狙う。
◎キタノホウセキ
2走前は勝ち時計が同日の古馬1勝クラスより0.2秒速く、2-3着馬も次のレースで勝ち上がるなどレベルがそれなりに高かった中での4着。前走は最初のコーナーを12、11、14番手で通過した馬が1-3着を占める典型的な前崩れのレースで展開に泣いた。この枠を生かしてイン3あたりが取れれば勝負になる。
◯ミサビスケッツ
1700mに距離を延ばした2走前は勝ち馬とハナ差の2着、後続には7馬身の差をつけていた。前走は直線でどん詰まり。スペースさえあれば勝っていたはず。もう時期的にも落とせない。
◆中京6
【予想の方向性】
中京芝は内外フラットかつ高速。パルティクラールの単騎逃げが濃厚なメンバー構成で、それに続くのもダノンキラウェアぐらい。ややスローペース想定。前に行ける馬、高速上がりに対応できる馬を狙う。
◎ダノンキラウェア
2-3歳時の内容は正直さほど評価していなかったが、長期休養明け+16キロでトラペジストとタイム差なしだった前走はなかなか。今回のメンバーだと貴重な先行馬で、軽い馬場のスローならキレるのは新馬戦で証明済み。
◯タガノアンファン
3走前の阪神戦はラスト100mくらいウイポみたいな脚で飛んできていた。前走も前後半36.0-33.9のスローを上がり33.0秒の鬼脚で一刀両断。ポジションを取れない弱みはあるが、上がりの出る馬場なら段違いの決め手でカバーできる。
◆新潟6
【予想の方向性】
新潟芝は内外フラットとする。前走逃げていた馬が4頭+4角3番手以内だった馬が5頭いるメンバー構成で、距離延長馬も多め。ややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎クロシェットノエル
新潟では3戦して3連対。昨年オリエンタル賞は勝ち馬アドマイヤマツリが福島牝馬S勝ち、2着ディマイザキッドも現OP馬というハイレベル戦のなか、上がり最速で0.5秒差5着。3走前は皐月賞当日の高速かつやや内有利な馬場を大外回しの差しで上がり最速の2着。このクラスを勝てるポテンシャルは既に見せている。近2走は距離が長かった。直線が長いコースの1800~2000mはベスト条件。単勝で。
◆札幌11 エルムS
【予想の方向性】
ドゥラエレーデの出方にもよるが、おそらくウィリアムバローズの逃げだと思う。ハナにこだわる馬が他にいないし、ウィリアム自身も他が来るなら外2OKのタイプなのでペースはさほど上がらない。中~内枠の先行馬を狙う。
◎マテンロウスカイ
「初ダートでJRA古馬重賞を好走する」というのは非常に珍しいことで、過去10年だとモズアスコット、エアスピネル、ガイアフォース、そしてこの馬の4頭しかいない快挙。それも59キロを背負い、1000m通過60.9秒かつ向正面12.2-12.1のシビアなラップを早め先頭からの2着と、相当えらいことをやっている。キックバックを受けてもひるむどころかむしろ引っかかるくらいの手応えだったし、砂適性はバツグンに高い。距離が短くなるのも歓迎。斤量面も好転する。
◯ロードクロンヌ
ダート転向からワンサイドの4連勝。重賞で連敗しているが、2走前マーチSは前記の通り先行勢に厳しいラップ構成、平安Sはドスローからアウトレンジに11.7-11.6を出されてどうしようもない2着。こちらもスピード豊富で1700mは合う。
ほか有力どころの評価は週中に書いておきました。実績的にはドゥラエレーデとウィリアムバローズ。ただ、ドゥラエレーデは砂被りを克服したとはいえ、インで溜めてスパっと伸びるイメージがないのでもうちょい外がよかった感。ウィリアムバローズは買いたいサイド。印打つとしたらこれが▲。例年ならマリーンSの好走馬を買っておけばいいが、重賞好走馬が多い今年のメンバーでテーオードレフォンが足りるかは微妙なところ。
◆中京7
【予想の方向性】
今開催の中京ダートは(中京にしては)外に比較的優しい馬場。マリオロードの動きが許される中京は珍しい。
ぱっと見の逃げ馬は少ないが、延長のアルゴナヴィスがいて、クロニクルとメイショウコガシラが積極策を示唆、大外スリリングチェイスがブリンカーを着けてきた。そこそこ流れるのでは。中~外枠、中団くらいからの差し馬を狙う。
◎ポッドロゴ
3走前は1000m通過64.3秒からラスト11.7-12.1を差して及ばずの3着。2走前は1000m通過63.8秒からラスト11.8-12.2をやっぱり差し届かずのハナ差2着。前走は1000m通過63.2秒からラスト11.6-12.1でこれも差し届かずの4着。ことごとく展開が向いていない中で上位に食らいついてきた。今度こそ。
◯ペンナヴェローチェ
ダート転向から6戦連続の馬券圏内で3勝クラス入り。2走前はジンセイ、前走はカズタンジャーと強敵がいて、特に前走は重馬場のなか4角で外を回したが、2着までは0.1秒差だった。中京では現OPミッキークレストと0.1秒差で走った実績もある。
◆新潟7
【予想の方向性】
トゥデイイズザデイさんどうぞ逃げてください、というメンバー構成。スロー想定。前に行ける馬を狙う。
◎クルゼイロドスル
昨年の当レース勝ち馬。内有利かつハイレベルだった中日新聞杯の16番枠から7着を評価していて、続く中山記念も内有利馬場の16番枠から外々回して5着と実に強い競馬だった。エプソムCは結果的にもっと差し有利の競馬になって4着止まり。逆にジューンSは前残りで展開向かず。能力は一枚上手。あと少し噛み合えば。
◯トゥデイイズザデイ
ワンターンの1800mはベストで、新潟コース自体も【1-2-1-1】と相性のいい舞台。さすがに単騎濃厚で展開がラクそうなので素直に買う。
◆札幌12
【予想の方向性】
札幌芝はAコース3週目かつ雨の影響あり。先週までの高速度はひと段落して、そろそろフラット~やや外有利くらいに振れてくるのでは。大外枠からデアリングエアが逃げる想定。ほかは逃げたい馬もおらず、レッドレナートあたりが番手に続いてミドル~ややスローくらいのイメージ。前を狙う。
◎レッドレナート
久々の芝レースだった3走前は今回再戦するエフォートレスに先着。タイム差なしの勝ち馬シンバーシアは次走で2勝クラスも勝った。前走は高松宮記念前日の直線外伸び馬場で、この馬以外は軒並み差しが台頭。先行策からの0.2秒差5着は地味に価値がある。トップスピードがないので湿った洋芝はいかにも合いそう。
◯ヒシアマン
新馬戦はのちの重賞馬アルテヴェローチェに敗れたが、2戦目で完勝。京王杯2歳Sは4着に終わったが、勝ち馬パンジャタワーがその後GⅠ勝ち、2着マイネルチケットは先日3勝クラスで4着、3着ヤンキーバローズはファルコンSを勝ち、5着クラスペディアは葵S2着。OPならいざしらず、さすがに1勝クラスでは明確に格上と判断。
◆新潟8
【予想の方向性】
この時期の2歳特別戦らしく、下級を逃げ先行で勝った馬が勢ぞろい。しかも9頭立ての7頭が延長馬という偏った構成になった。差して勝ち上がってきた馬を狙う。
◎ハッピーエンジェル
前走は開幕週で内有利、かつ時計が出やすかったのもあるが、ラスト11.7-11.4の加速ラップで勝利。福島芝1200mの2歳戦で「ラスト1F11.4以下かつ加速ラップ」というレースは昨年アブキールベイ新馬とコレしかない。いいものを持っている。
◯ハイヤーマーク
こちらも前走は馬場が速かったという前提はあるものの、勝ち時計1:08.9は函館芝1200mの2歳戦で歴代5位。そのなかで上がり最速、2馬身半差の完勝だった。道中モタモタする面があったので、距離が1ハロン延びるのもプラスに出そう。