【中央競馬】NHKマイルC2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

5月11日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年5月号

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数1安打で負け。エプソムCの◎クルゼイロドスルは4着……の前に、そもそも4番人気はカラいよな。みんな中山記念見て「次買おう」って思ったんだろうな。1000m通過57.3秒を引っかかって浮上してアタマ差4着と、キツい展開で強い競馬はしてるんだが、残念お金にはなりません。

今日は総じて「不可解に動けなかった馬」をたくさん引いてしまった。システムリブートとウォータールグランは転厩が悪い方に出たパターンだろう。レオンバローズは楽先行の割にさっぱり伸びないし、なによりキングスコールの進みが悪すぎる。1000m通過63.3秒であんな後手後手になる馬ではない。強攻ローテがこたえたかな。一度脚をやっている馬だけに、ちょっと心配ではある。

「年に3回はズブ(大きな不調)がやってくる」という持論があるのだが、今がその2回目。4月が色々上手くいった分の反動ともいえる。まあそんなオカルト話をしていてもしょうがない。明日に向けて最善を尽くそう。

◆東京6

【予想の方向性】
馬場想定:やや外有利
展開想定:ややスロー
→土曜の東京芝は6鞍が行われて6~8枠の馬が5勝。エプソムCの決着からも外の方がベターと判断する。逃げ馬はハクサンイーグルくらいでややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎ロジカルワーズ
未勝利馬だが近3走は2勝クラスに格上挑戦して7着、2着、5着と大健闘。今回は1勝クラスに混ざり、他はほとんどが現級苦戦中の馬というメンバー構成。大幅に相手が緩和される。ここなら勝ち負け。

◯エフォートレス
1400mでは4戦して【1-2-1-0】。前走は直線でなかなか進路が空かず、仕掛け遅れて脚を余したハナ差2着。まともに捌ければ勝っていた。ちなみにその勝ち馬ソルトクィーンも次走で2勝クラスV。さすがにオッズは期待できないので馬連。

◆京都9

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ややハイ
→クレバーテースト、イヤサカの2頭が逃げ候補。ほかにもエメヴィベール、タガノデュード、ミアステラ、メイショウゲキリンなど前々のタイプが多く、ややハイペース想定。中~外枠の差し馬を狙う。

◎タイセイフェリーク
2勝クラス時代に対ヘデントール0.3秒差。ハンデ差あったとはいえ、アルゼンチン共和国杯でも3着がある。冬場がイマイチらしく2走前の凡走は度外視。前走御堂筋Sは1000m通過62.0秒のスローにもかかわらず前2頭が大逃げになっており、3番手以下の馬たちは総じて展開負け。4角11番手から比較的よく伸びていた点を評価。

◯シャイニングソード
フランケル×スタセリタの良血馬。未勝利戦から2勝クラスまで3連勝した。前走は皐月賞当日の高速&やや内有利馬場で4角2-1-3番手が残る決着。そこに1頭だけ猛然と追い込んで3着。跳びが大きくていかにも不器用な走りをしており、中山は多分合わない。広いコースでこそ本領発揮。

◆京都10

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ミドル~ややハイ
→徹底逃げのタイプはいないが、1200m戦で逃げ先行策をとってきたサウスバンク、ドゥアムール、フードマンらがおり、やや速めの想定。中~外枠の差し馬を狙う。

◎マテンロウサン
重賞4勝馬ミスパンテールを母に持つ良血。デビュー勝ちのあと馬体が減ってしまったが、前走は休養明けで+22キロと大きく増やすと、スローの前残りを上がり最速33.0秒で差し切った。道中引っかかる面があったので200m短縮も歓迎。リステッドでも楽しみ。

◯スリールミニョン
重賞では一歩足りないが、ファンタジーS6着、阪神JF5着、チャーチルダウンズC4着といずれも善戦はしている。差しに徹してもあまり速い上がりが使えず、高速馬場で阪神外回りの前走は条件的に合っていなかった。京都に替わるのはプラスだと思う。

◆東京10

【予想の方向性】
馬場想定:やや外有利
展開想定:スロー
→ハッキリした逃げ馬がおらず、シルトホルン、グリューネグリーン、ケイアイサンデラの3頭がお互い探りながら先団を形成。スロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎ケイアイサンデラ
昨年の目黒記念で0.5秒差9着。ムーンライトHでは今回再戦するワイドエンペラーを破った。京都大賞典は1000m通過58秒台、日経新春杯は同57秒台のハイペースでどちらも展開不利。前走は2000mで忙しかった。再度距離を延ばしてすんなりハナなら粘り込みあっていい。

◯ワイドエンペラー
良馬場の東京芝2400mでは【2-3-0-1】。前走はスローペースから後半1000m57.7秒という展開を上がり最速32.8秒の豪脚で差し切った。昇級とはいえそこまで骨っぽい相手がいない。このメンバーならいきなり通用可能。

◆新潟11

【予想の方向性】
馬場想定:外有利
展開想定:ややハイ
→フルメタルボディーとベガリスがどちらも逃げにこだわるタイプで、そこにメイショウカゼマチも加わりややハイペース想定。外枠の差し馬を狙う。

◎メイショウシンタケ
一昨年の米子Sを最後に馬券絡みはないが、昨年もドスロー前残りの米子Sで上がり32.8秒の5着、関屋記念は展開向かず、富士Sは今回に比べてレースレベルが格段に高いなかで0.7秒差、前走は距離不適。悲観すべき負け方はしていない。久々に差しがハマりそうな場況で相手も手薄。

◯マルディランダ
新潟芝1400mでは3勝クラス勝ちの実績あり。近2走は気持ち長いマイル戦で、特に東風Sは馬場も悪すぎた。ローカルに回って1400mなら。

◆京都11

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット(暫定)
展開想定:ややスロー
→土曜の京都ダートはイン優勢の高速だったが、雨の影響だろう。乾いてどうなるか読みづらく、一旦フラットと想定する。明確な逃げ馬が不在でややスロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎クールミラボー
2-3走前は芝で参考外。前走仁川Sは1000m通過61.3秒の締まったペースから12.4-12.2と踏む早仕掛けの一戦で、先行勢に厳しい展開を前で粘り込んだ。以前は2000m以上欲しいイメージだったが、近走はゲートも出るしその後の前進気勢もあるので1800mで大丈夫。

◯ジューンアヲニヨシ
ダート転向初戦は相手がサンデーファンデー、アルデバランSはブライアンセンスと2戦続けてのちの重賞馬と当たってしまった。不運。仁川Sは早仕掛けの展開を早めに動く騎乗で5着。この3戦の内容からしてOP特別なら地力上位。

◆東京11 NHKマイルC

【予想の方向性】
内枠◇◇◇◆◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ

馬場想定:やや外有利
展開想定:ややスロー
→ヴーレヴーとミニトランザット(新馬戦)以外に逃げ経験馬がいない構成でややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎マピュース
3走前赤松賞の1:33.9、レース上がり5F57.7秒が優秀。東京芝1600mの2歳戦で「後半1000m57秒台」のレースは全11例しかなく、その勝ち馬は(現3歳を除くと)グランアレグリア、サリオス、ナミュール、ライトクオンタム、ボンドガール、チェルヴィニア、エコロブルーム。後の重賞~GⅠ級ばかりである。

クイーンCは極めてメンバーレベルが高く、コートアリシアン、マディソンガール、ショウナンザナドゥといった実力馬も馬券に絡めないほど。エンブロイダリーの勝ち時計1:32.2は3歳3月以前のマイル戦としては史上最速で、この馬の走破時計でも旧レースレコードと(メジャーエンブレム)と0.1秒差だった。また、当時0.5秒先着した4着コートアリシアンがNZTで対アドマイヤズーム0.2秒差。間接的にここでも最上位クラスとの推測が立つ。

もう一つ言えば、この世代は阪神JFが1:33.4で、翌週の朝日杯FSが1:34.1。ペース差はあったので上記はあくまで参考だが、マイル路線に関しては牝馬の方がタレント揃いにも感じる。桜花賞は雨で外伸びになった馬場のインを突き4着。また、前走は内枠と出遅れが重なってあの位置になったが、本来はもう少し前目で運べる。まずはゲートを決めてほしい。

◯アドマイヤズーム
朝日杯FSを0.4秒差で快勝した2歳マイル王。2番手先行から上がり最速、ラスト10.9-11.0で他馬を突き放した。当時の2着ミュージアムマイルが皐月賞を制し、3着ランスオブカオスと5着アルテヴェローチェがチャーチルダウンズCでワンツー。レース直後は前記した阪神JFとの比較から「低レベル」の声も聞かれたが、結局はメンバーレベルもGⅠに相応しい水準であった。

前走は休み明け+8キロでの出走。初の関東圏遠征を経験した。2着に終わったものの、直線半ばで一度抜け出す場面は作っており、始動戦としては及第点。川田騎手曰く「難しさのある馬」で「止まらない」とのことだが、今のところレースでは上手に走れている。先行力も瞬発力も兼備しており、素直に信頼したい。

3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。過去の対戦歴で序列はつけられるんだけど、毎年それがあまり意味をなさないというか、展開と馬場で結構紛れるレースでもある。ジョッキーに上手く乗ってもらうようにお祈りしよう。

【NHKマイルC2025予想・全頭評価付】ハイレベル重賞連対の実力派に再度託す|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆NHKマイルC予想 【予想の方向性】 内枠◇◇◇◆◇外枠 先行◇◆◇◇◇差し スピ◇◇◆◇◇スタ 馬場想定:やや外有利 展開想定:ややスロー →土曜の東京芝は6鞍が行われて6~...

◆東京12

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利
展開想定:ややハイ
→レアンダーが徹底逃げ。ほかリフレクトザムーン、フラッパールック、ソレルビュレット、ウェットシーズンなど逃げ先行策をとってきた馬が多く、ややハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。

◎グロッシェン
左回りのダートでは【3-0-1-0】。先着されたのは現OPのブシンとアッシュルバニパルで、未勝利戦ではソレルビュレットを3馬身差で破ったこともある。近2走は右回り1周の1800mで条件合わず。東京に戻って反撃。

◯ナイトアクアリウム
ズブくて瞬時に動けないが、エンジンがかかってからはいい脚を使う。前走は中京らしい内有利馬場、ほぼイン前で決まる競馬に外から猛然と追い込んで3着。力はある。操縦性の問題で中京よりは東京のタイプ。マイルへの延長も好材料。

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