【中央競馬】札幌記念、中京記念2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

8月17日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年8月号

土曜は8打数1安打で勝ち。コトホドサヨウニの単勝13.6倍ひとつで勝った。出馬表をざーっと眺めた時点のフィーリングがいい日ではなかったが、そんななかでなんとか勝ちを拾えた。いいね。手応えのある戦いができている。

明日は夏の大一番・札幌記念。ホウオウビスケッツ安泰とは思わないし、ステレンボッシュも春2戦は不可解としか言いようのない負け。予想のしがいがありますね。

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆札幌6

【予想の方向性】
土曜の札幌ダートはやや外有利。ただ、昼頃にひと雨降る可能性があるので決めつけずに行きたい。ミニョンマルーンがテンで圧倒してハナへ。それに続く勢力が手薄で実質ややスロー想定。前を狙う。

◎ハヤテノツバサ
3走前の未勝利勝ちは出遅れからリカバーして先行し、最後はホウショウマリス(→その後1勝クラスV)との追い比べに勝利。3着に3馬身半、4着にはさらに3馬身の差をつけていた。ここ2戦は芝を試して不発。ダートに戻り、ゲートさえしっかり出れば。

◯ミニョンマルーン
スピード抜群で近2走も直線で一度は完全に後続を離していた。こういうタイプは1000mならそうそう崩れないし、今回は他の先行馬が手薄。押し切れる。

◆中京6

【予想の方向性】
中京ダートは内外フラット。先行馬はそれなりにいるがハッキリした逃げ馬はおらず、ミドル~ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎ジョヴィアン
本邦のジャスティファイ産駒は揉まれ弱い馬が多く、ダートの外枠先行でこそ力を発揮する。前走は久々にそういう形になったが、前後半34.0-37.5のハイペースで展開が厳しく3着。力は見せた。引き続き芝発走の外枠を引けたのは好材料。もう少し楽なペースで先行できれば。

◯スズカコーズ
ここに来て3戦連続好走と好調。人気を分け合うであろうノヴァエクスプレスと八王子特別で対戦した際は出遅れから強引に先行した上での0.1秒差。内容は負けていないし、東京→中京と舞台が替わればポジションを取れる分だけこちらが有利だと思う。

◆新潟6

【予想の方向性】
千直にしてはテンの速い逃げ馬があまりいないメンバー構成。外枠の先行馬を狙う。

◎エコロレジーナ
前にも書いたが、近年の千直は芝1200mで通用しない馬の駆け込み寺的ポジションになってガラパゴス化&レベルの沈下が起きている。ゆえに「芝1200mでも普通に好走できる馬」の方が強い…というのが持論。その持論に叶う馬が外枠を引き、千直得意の菊沢騎手を配してきた。素直に単勝。

◆中京7 中京記念

【予想の方向性】
中京芝は高速で内外フラット。シンフォーエバーとブルーミンデザインくらいしか逃げ先行型がおらず、スロー濃厚。そもそも中京マイル自体、初角までの近さもあって前残りが多いコースでもある。前を狙う。

◎キープカルム
2走前は出遅れ、前走は枠順のアヤ(※自分の前に入ったダイシンヤマトが外枠勢に譲って控えた)で中団からの競馬になったが、本来はもう少し前々で運べる馬。このメンバーで外枠なら3~4番手くらいにいると思う。

3走前東風Sは道悪を早めに動いてガス欠。ダービー卿CTは直線で進路がなく、不完全燃焼な3着。しらさぎSは前後半47.2-45.8のややスローな流れ、直線も残り300mくらいまで進路がない状況からしっかり差し切った。能力も高いし瞬発力にも長けている。

◯エコロヴァルツ
朝日杯FSの2着馬。3歳時はクラシックに挑戦したが、折り合い難で2000m以上は乗り難しく、理想は1600~1800m。中山記念と大阪杯はどちらも上手く乗ったもので着順以上の評価ポイントは特にないが、安田記念は3角手前で両隣から挟まれる不利があった中での0.5秒差。そもそも極限に速い上がりが使えるタイプではなく、控えて末脚比べを挑んだのもちょっと疑問手ではある。手替わりで先行してくれれば。

重賞なので他馬の評価も軽く。

まずウォーターリヒトの東京新聞杯はかなり強かった。基本的にはイン前の競馬でしたからね。ただまあ、後方から直線ズドンの戦法が固まっているだけに、スロー濃厚のメンバーでわざわざ買わなくてもという感じ。

エルトンバローズは骨折休養明け。こちらは使える上がりが33秒台後半くらいまでで、高速馬場のスローで切れ味勝負になると一抹の不安はある。あと毎日王冠はスロー先行、マイルCSは外伸び馬場ハイペースの外差しで、どちらも展開利はあった。

マピュースは春のGⅠで重い印を打った馬だが今回は見送り。血統面とNHKマイルの負け方を見るに、速い決着は本質的に合っていなさそう。ゲートの速い馬でもなく、この枠だと前にエルトンバローズが入ってくる。それを自力で差さないといけない。乗り難しい。

◆新潟7

【予想の方向性】
新潟ダートは内外フラット。テンの速さがズバ抜けているテイエムトッキュウがハナ。先頭は速いだろうが、意外と先行勢は手薄でスマートアイ、シークレッドヴァウ、ワールズコライドくらい。馬群は実質ややスロー想定。前目に付けられる馬を狙う。

◎アームズレイン
りんくうSを勝ってはいるが、右のコーナリングは明らかにぎこちないサウスポー。左回りダートで【4-1-1-2】の好成績。3走前の根岸Sは前半3F33.9秒のハイペースかつ差し天国馬場を先行したもので、大敗もノーカウントでいい。近2走は右回りでこちらもノーカウント。力を発揮できる舞台で見直す。

◯テイエムトッキュウ
一昨年のカペラSを3馬身差で勝った快速馬。昨年サマーチャンピオンは順延トラブルもあって大敗し、そこから調子を崩したが、前走は本来の先行力が戻って2着と巻き返した。勝ったサンライズアムールは次走クラスターC勝ちで、それと0.1秒差なら十分。今回も行って自分の競馬をするだけ。

◆札幌11 札幌記念

【予想の方向性】
例年と違ってAコースのまま4週目の札幌記念。土曜は内外フラットで、日曜は昼にもしかしたらひと雨あるかも。外差しに振れることはあっても、今さらイン前に戻ることはあるまい。

リビアングラス、ボーンディスウェイ、ホウオウビスケッツ、ケイアイセナ、トップナイフらの先行型を外から制してアウスヴァールが逃げ、序盤はやや速くなる。さらに後半の勝負所ではヴェローチェエラが早めに動く想定。差し馬を狙う。

◎コスモキュランダ
弥生賞をレースレコードで制し、皐月賞でジャスティンミラノとタイム差なしの2着。現4歳世代で五指には入る実力馬。ロングスパート巧者で消耗戦に強い。昨年セントライト記念は内有利馬場を外からマクって2着。菊花賞は距離が長くて折り合いを欠き参考外。中日新聞杯は3歳でハンデ58kg、内有利馬場かつ中盤11.9-11.6-11.8の締まったペースを外からマクってさすがに厳しく、AJCCでも残り1200mから11秒台が踏まれる早仕掛けのラップを真っ先に動いてダノンデサイルと0.1秒差。負けたレースも含め、近走の内容は総じていい。

大阪杯は1:56.2のレコード決着で馬場が速すぎた。スタミナを生かしたいこの馬には合わなかった。その点、洋芝の札幌なら高速決着の年でも1分58秒はかかる。札幌記念の過去データを見ても、中山の芝GⅡ〜GⅠで連対歴のある馬がよく走る(複回収率100%超)。実績に比して前日6番人気はナメられすぎ。

◯ヴェローチェエラ
日経新春杯4着は左回りに苦労したもの。1着ロードデルレイが大阪杯2着、2着ショウナンラプンタが天皇賞(春)3着→宝塚記念4着、3着マイネルエンペラーが日経賞勝ちと、そもそも相手も強かった。阪神大賞典と大阪-ハンブルクCは距離が長かった。半姉オックスリップが1200mで活躍した馬で、自身のレースぶりからも長距離馬の感じではない。右の2000mはベストに近い。

函館記念は外伸びのトラックバイアスが味方した面もあるが、残り800~700m地点からマクリに動き、そのまま押し切ってレコード勝ち。早めに仕掛けた上でラスト11.7-11.6の加速ラップも記録した。

例年なら函館記念→札幌記念のローテは大幅な相手強化となるため、通用しないことが多い。ただ、今年はGⅠ馬が1頭だけ。過去10年の札幌記念において、GⅠ馬が1頭以下だったのは2017年(0頭)だけだが、その年は函館記念で敗退したサクラアンプルールとナリタハリケーンのワンツーだった。

3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。まあコスモキュランダのためには、タフタフしい差し競馬になってほしい。アウスヴァールはどうあれ行くと思うが、もう1頭くらい特攻してくれると嬉しいかな。

【札幌記念2025予想・全頭評価付】GⅠ好走の実力馬が舞台替わりで本領発揮!|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆札幌記念予想 【予想の方向性】 内枠◇◇◆◇◇外枠 先行◇◇◇◆◇差し スピ◇◇◇◆◇スタ 馬場想定:内外フラット 展開想定:ミドル~ややハイ →例年と違ってAコースのまま4週...

◆新潟8

【予想の方向性】
新潟芝は内外フラット。少頭数で枠なりにイクリールの逃げが濃厚。あえて競る馬もおらず淡々と流れる。前目に付けられる馬を狙う。

◎イクリール
2走前の1勝クラス勝ちは向正面でマクってくる馬がいて、残り1000mから11.5-11.6と踏まされる早仕掛け。単なる逃げ切りより内容は濃い。前走は勝ち馬デュアルウィルダーが青葉賞3着の素質馬で、勝ち時計2:23.8が同日日本ダービーと0.1秒差だったレース。4着でも高評価。

◯アマキヒ
アパパネの仔。新馬戦をラスト11.6-11.3-11.1の加速ラップで逃げ切ると、中山の1勝クラスは向正面マクリで打開。当時の2着オストラヴァもその後1勝クラスは勝ち上がった。青葉賞は5着に終わったが、当時の3,8着馬が次走で2勝クラスを、4,6,10,11着馬が次走1勝クラスを勝っており、条件戦基準だとメンバーレベルは明確に高かった。この2頭だとオッズが見込めないので馬連。

◆新潟9

【予想の方向性】
何が何でもの逃げ馬は不在で、距離短縮馬が9頭と多いメンバー構成でもある。大外のバルサミコあたりが行ってやや遅めの想定。ある程度前に行ける馬を狙う。

◎マーズオデッセイ
初ダートだった3走前は離れた後方待機から上がり最速で2着好走。当時の勝ち馬はその後2勝クラスでも好走しているし、自身も後続は3馬身離した。前走は再びダート1400mを使ったが、道中引っかかって直線いまいち伸びず。折り合い的に1200mへの短縮でパフォーマンスは上がるだろう。

◯ピコテンダー
こちらも外枠先行ジャスティファイ。2走前は後続を9馬身離しての2着。確勝級と思われた前走は内枠で痛恨の出負け。揉まれて不得意な形になり、挙げ句直線で不利を受けて急ブレーキのシーンもあった。あれで3着はむしろ強い。気分良く運べば圧勝まである。

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