2月22日の中央競馬予想
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
金曜は3打数1安打でやや勝ち。しかしメインの◎イルヴェント6番人気1着、◯オルトスラッガー5番人気4着がなあ……。達城が3なら飲めや歌えのお祭り騒ぎだったんだが。絶好調の開催だったけど、欲を言えばこのワイド11倍も欲しかった。
舞台は変わって土日4重賞の中央競馬へ。ダイヤモンドSはいいメンバー揃ったな。ヘデントール57キロはちょっと意外な軽さだし、なにしろシュトルーヴェの(目黒記念58.5キロで勝って)59キロが軽く感じる。それ基準で他馬も少しずつ甘めになった感じですかね。京都はまた雪が心配。
◆東京2
【予想の方向性】
東京ダートは内外フラットで差し優勢……が今開催の一貫した傾向。このレースは逃げ馬不在だが、距離延長馬が8頭いる東京ダ1400mの3歳限定戦なら差しが届く。枠順不問で差し馬を狙う。
◎トリリオンボーイ
2走前に未勝利勝ちした際の1:12.0は同日3歳1勝クラスでも3着相当のタイムだった。間接的に昇級してもやれるメドを立てた。前走は出遅れたあと馬群についていく気がなく、前後半36.0-36.3のスローペースなのに後方ポツン。まるで戦意を感じない騎乗だった。直線も大して追わずに上がり最速で5着。戦ってくれ。
◯ベルジュロネット
初ダートの前走いきなり馬群で揉まれても問題なし。直線はラスト11.9の鋭い末脚で後続を一気に離して5馬身差Vとダート適性の高さを示した。かなりよい。あの脚が使えるなら昇級でも。
◆東京7
【予想の方向性】
地方からの再転入馬も含むが、前走逃げ4頭、初角3番手以内が8頭いるメンバー構成でややハイペース想定。馬場も差し有利を助長する。差し馬を狙う。
◎アルナイル
母ワンミリオンスは交流重賞2勝という良血馬。新馬戦は4角15番手から上がり最速で勝ちに等しい2着。2戦目は芝発走で大きく置かれながらも、やはり上がり最速で猛追して0.2秒4着まで来ていた。不器用だが能力は感じる。地方でのレースを観ても、オールダートなら常識がかったスタートが切れる模様。再転入初戦から狙う。
◯イノセントキャット
デビューから3戦芝を走って勝ち上がれなかったが、ダートに転向すると②①着で1勝クラスを3馬身半差勝ち。それでいてまた1勝クラスを使えるわけで、シンプルに能力が上。前走は前の馬に触れて躓き落馬した。当然ノーカウント。
◆東京8
【予想の方向性】
東京芝は内外フラットとする。逃げ経験があるのはショウナンラピダスだけ、それも前走1回のみというメンバーでスローペース濃厚。前を狙う。
◎ショウナンラピダス
ちょっと安直な気もするが。前走は一見すると開幕週の内枠から楽逃げで残っただけに見えるが、2着フォルラニーニはアドマイヤマツリやヴァイザーブリック、カニキュルらと接戦を演じてきた実力馬で、それを負かした点には価値がある。実際3着以下は2馬身半離したし、勝ち時計1:46.7も1勝クラスとしてはそこそこ速い。再度楽逃げが叶えば。
◯ヴァイザーブリック
こちらも3走前にはフォルラニーニに先着。前走はシヴァース、カニキュルと1-2着馬が強く、勝ち時計が同日2勝クラスより速いハイレベル戦だった。今回は相手緩和になるし、先行力があって展開利も見込める。
◆京都10
【予想の方向性】
京都ダートは雪の影響でどうなるか読めないが、暫定的に内外フラットとしておく。ただしダ1400mは芝発走の分だけ外枠有利。逃げ先行馬が少ないメンバー構成で、キャプテンネキかテイエムランウェイのハナか。スローペース濃厚。中~外枠の先行馬を狙う。
◎キャプテンネキ
2走前に破った3-5着馬はその後2勝クラスを突破。この時の勝ち時計1:23.1は改修後の京都ダ1400m良馬場レコードであり、4馬身差は伊達じゃない。前走は内枠から先手をとりかけるも、ウラカワノキセキに延々絡まれてかわいそうな展開になった。前全滅の展開で仕方ない。すんなり行けば押し切れる。単勝。
◆東京10
【予想の方向性】
内枠からプラウドヘリテージがおそらく逃げる。ヴェールランス、グロバーテソーロ、リフレクトザムーンなど12頭立てでもそれなりに先行馬がいる。ペースは平均程度に流れて、今の馬場なら差しが届くと見る。
◎ビップスコーピオン
東京ダ2100m【3-2-2-3】に対し他コース【0-1-3-9】。ここがベスト条件なのは明々白々。2走前は1000m通過64.0秒のスローペース前残りに泣き、前走は不得手な中山ダ1800mの行った行った決着に外からよく伸びていた。舞台替わりで。
◯ハギノサステナブル
3走前の宝塚市制70周年記念がハイレベル戦。2-5着、7着馬がその後勝ち上がった。前走は9ヶ月の休み明けでいきなり対テーオーパスワード0.0秒差2着。やはり地力が高い。叩き2戦目でさらに上昇。
◆小倉11
【予想の方向性】
小倉ダートはやや内有利とする。揉まれたくないジョージテソーロがハナを主張すればメイショウホマレは2番手で問題なし。あとはレシプロシティのマクり方と先行勢の抵抗次第で展開は少し読みづらい。一応、ミドル~ややスローペースと想定する。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ジョージテソーロ
2勝クラス勝ちはメンバー低調とはいえラスト12.2-12.0の加速ラップをマークした。2-3走前だけ全く走らなかったのは脚抜きのいい馬場がダメなタイプか。前走は残り1000mから11.8-12.1と刻まれる早仕掛けの展開を前で粘って3着と地味に強い内容。100mの短縮と小回り替わりはプラスに働くと思う。
◯メイショウホマレ
前走は1000m通過59.9秒を3角先頭で残して3着。稍重馬場とはいえ、この速いペースを粘ったのはまずまず偉い。ジョージが残る展開なら共存できる。
◆京都11 阪急杯
【予想の方向性】
京都芝も雪の影響次第だが、暫定的に内外フラットとする。アサカラキングの逃げにあえて競る馬もおらず、ミドル~ややスローペース想定。ある程度前につけられる馬を狙う。
◎アグリ
番組の都合で1200mを使われることも多いが、流れに全くついていけない。ベストは1400m。3走前は重ハンデと中京芝1200mの外枠が重なって競馬にならず、2走前スワンSは外差し有利な展開&馬場をゴリゴリに先行して裏目、前走は1200mで流れに乗り切れず、直線では進路を失敗して急ハンドルを切るシーンもあった。200m延長で先行叶えば。
◯ソーダズリング
昨年同条件で行われた京都牝馬Sの勝ち馬。ラスト11.5-11.4の加速ラップでナムラクレア(→その後同コースで阪神C勝ち)を負かした。高松宮記念は道悪と距離不適で無視。前走は6着といっても阪神Cの好メンバーで0.3秒差。今回のメンバーに混ざれば信頼に足る人気馬。
ダノンマッキンリーは折り合いが難しく、スローペースと想定した以上は手を出しにくい。フォーチュンタイムはどこまでやりますかね。東山Sの時計は阪神C10着相当。上位人気なら意欲的に買うほどでもないと判断したが、まだ見せていないポテンシャルの部分がどの程度あるか次第。
穴はなんだろうな。スズハロームとかアサカラキング、衰えそうで衰えないトゥラヴェスーラあたりかな。
◆東京11 ダイヤモンドS
【予想の方向性】
極度の外枠有利、差し有利傾向を示す重賞。ペースがどうあれ3400mの超長距離かつ直線の長い東京で「前が止まりませんでした」というレースにはまずならない。今年もセイウンプラチナ、ジャンカズマ、ショウナンバシットなど逃げ候補はそれなりにいる。中~外枠の差し馬を狙う。
◎シュトルーヴェ
GⅡ・2勝馬。目黒記念はスローペースの前残りを上がり32.9秒で無理やり差し切る強い勝ちっぷりだった。宝塚記念は道悪で力を出せず。ジャパンCはスローペースを最後方から行って無理、有馬記念は相手が強い中で0.8秒差10着なら悪くない。ジャパンCや有馬記念に比べるとダイヤモンドSのレースレベルは数枚落ちる。引っかかる面がなく、進んでいかないくらいの馬なので距離も対応可能。
◯ヘデントール
やはり強調したいのは日本海S。後半5F57.5秒も優秀だが、その上ラスト11.3-11.1と高次元の加速ラップを踏んだ。のちに京都記念で3着に入るマコトヴェリーキーを軽くひねった。続く菊花賞2着は展開と枠に恵まれた印象もあるが、当時の4着ショウナンラプンタが日経新春杯2着、6着ダノンデサイルがAJCC勝ち、14着コスモキュランダがAJCC3着など古馬GⅡで結果を残しているわけで、この馬もハンデGⅢに混ざれば別格の存在といえる。57キロは軽い。
こっちはあんまり荒れないんじゃないかな。例年と違う、いい意味で「ダイヤモンドSっぽくない」メンバーが揃った。GⅠ好走~GⅡ勝ちレベルのワープスピード、ヘデントール、シュトルーヴェ、そこにせいぜいシルブロン&ダンディズムの5頭まで。この5頭と他では能力的な隔絶があると思う。
あとは異常に8枠が来るレースなので、フタイテンロックとショウナンバシットは全く人気がないならヒモに入れてもいいかな、くらいの感じでしょうか。まあ、ヒモも何もわたしはワイド1点しか買わんのですが。