【中央競馬】有馬記念2024と当日他レースの予想

中央競馬予想

12月12日の中央競馬予想

『競馬ナイト+』12月号「有馬記念徹底分析号」

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

※買い目は基本的に◎の単勝と◎-◯のワイド

土曜は8打数1安打で負け。「確勝級」と評したサフィラを多めに握って大敗は回避したが、トータルでは冴えない日だった。中山ダートも読みが空振ったしな。

いよいよ来ました有馬記念。こういう日の立ち回りは「有馬記念以外の勝負レース」を2個くらい用意して、「そっちが当たれば有馬外れてもセーフ」にしておくのが理想。ただ、ざっと見た感じそういうレースがないかもしれん。後半は全部難しそう。

◆中山1

【予想の方向性】
中山ダートはフラット~やや内有利で差しが利かない。逃げ経験馬が2頭しかいないメンバー(しかも片方は2000mで逃げた馬)でややスロー想定。下級条件のダ1200m、前を狙う。

◎カウスリップ
全兄に南関で勝ち星を挙げたシーロンシャン、ロードガーディアンがいて、自身も前走時536キロの大型馬。ダート替わりはいかにも合いそう。新馬ではさほど無理なくテン34.3秒の流れを先行できていたし、逃げ頻度の高い坂井騎手ならシンプルに行ってくれるだろう。

◯エコロヴァイス
2走前がハイレベル戦の小差2着。前走はスタートで後手を踏み、挽回するまでに脚を使ってしまった分の3着だった。外枠に替わり、周囲との兼ね合いを見るに労せず先行できる。信頼。

◆京都8

【予想の方向性】
京都ダートは内外ほぼフラット。逃げ馬不在の一戦で400m短縮のコパノマイアミが行くくらいか。ややスローペース想定。前を狙う。

◎ルージュスタニング
近親にアロゲートがいるダートの良血馬。6月の東京で現3勝クラスのエリカサファイアを破った。揉まれるといまひとつな面があり、3走前と前走は内枠が敗因。2走前はペースが速かった。芝発走の8枠から気分良く行けば押し切れる。

◯プロミシングスター
3走前はその後3,4,6,8,10,13着馬が1勝クラス突破するハイレベル戦で勝利。2走前もメンバーレベルが高く、前走は前後半34.3-37.9のハイペースを先行して0.1秒差3着といい内容で走った。現級では力量上位。

◆京都9

【予想の方向性】
内からジョータルマエが主張。ほか逃げ馬はいないが、前走4角3番手以内の馬が5頭に、2走前まで先行していたケイアイメキラ、マクりがあるサンライズゴラッソなど。ややハイペース想定。差し馬を狙う。

◎サトノトルネード
ダート2戦目となった前走はピュアキアン、キャネル、ゴールドアローンと相手が強力だった。そのうえ16番枠から最初のコーナーで大きく距離ロスもあり、3着ならなかなか強い。ダートなら距離はもう少し短くてもいい。

◯タンゴバイラリン
前走は向正面に13秒台が3区間刻まれ、4角4-1-2番手の馬が上位を占める前残り。13番手から上がり最速で追い込むも展開が向かなかった。それでいて0.4秒差なら負け方がいい。力ある。

◆京都10

【予想の方向性】
京都芝はフラット~やや外有利。逃げ候補はシュタールヴィントとホウオウプロサンゲでどちらも矢作厩舎。潰し合うことはなく、エラトーが絡んでもせいぜいミドル~ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎ホウオウプロサンゲ
2歳時~3歳春は正直なところ展開に恵まれての好走が多く、OPでは若干荷が重いと思っていた。ただ後半1000m57.9秒を踏んでギャンブルルームを封じた2走前の勝ち方は上々。前走は外枠と出遅れが重なり、スローのイン前競馬で出番なし。前提としてゲートを決めたい。

◯エリダヌス
4走前のWASJは詰まって話にならず。3走前は内有利馬場を外から動いて2着、2走前は対ホールネスの2着、前走は東京の瞬発力勝負で適性外だった。派手さはないがロンスパに強く、内回り系のコースなら現級上位の実力がある。

◆中山10

【予想の方向性】
中山芝は内外ほぼフラット。ルーキー起用のブルトンクールがおそらくハナを主張。しかしそれに続く馬が少なく、番手以下は実質ややスローペースの想定。ある程度前に行ける馬を狙う。

◎ユキノロイヤル
中山マイルでは【2-0-1-0】で重賞3着がある。その反面速い上がりには対応できないタイプで、NHKマイルCは出遅れ云々以前に適性外だった。得意の中山なら休み明けでも。

◯ピックアチェリー
2走前がものすごい勝ち方。出遅れて後方馬群で身動きがとれず、絶体絶命の位置から直線だけで無理やり差し切った。レースラップのラストが10.9-11.0のところ、よく11番手から届いた。ビックリ。前走は出遅れとドスローにハマり、敗れたとはいえ自分も上がり32.7秒。展開向かず。もう少しまともにゲートを出てほしい。

◆京都11

【予想の方向性】
内枠ジョーローリットも逃げたいが、なにせ外に逃げ先行馬が多い。大外ダノンセシボンは1000mでもあっさりハナに立つほどテンが速く、これが強攻ならハイペース。差し馬を狙う。

◎ハチメンロッピ
追い込み一手だが追走に苦労するタイプではなく、むしろ1400mでは行きたがるのをあえて抑えて乗られている。1200mも守備範囲。3走前はコスタノヴァ&エンペラーワケアが強すぎた。2走前は上手に捌けず仕掛け遅れ、前走は前後半35.9-35.5のスロー前残りで不発。近走は噛み合っていない。今回は久々にハマりそう。

◯パラシュラーマ
3走前の天王山S組は1着ジレトールが松風月S勝ち&カペラS3着、3着クインズメリッサが藤森S勝ち、4着馬アルファマムがギャラクシーS勝ち、5着ナムラフランクが越後S勝ち、8着サンライズアムールが栗東S勝ちというハイレベルなメンバーだった。そこでの2着を評価したい。前走は捌くのに少し手間取った4着。悲観する必要なし。

◆中山11 有馬記念

【予想の方向性】
馬場はフラットと先に書いたが、有馬記念に限ってはトラックバイアスがよほど外に振れない限り、基本的に内枠有利が常。今年もそのスタンスで入る。

展開面はなんと言っても逃げ馬不在。ベラジオオペラが行くと思う。シャフリヤールが逃げ宣言(?)だが、ハナを切るまで遠い枠、テンがさほど速くもない馬であり、またベラジオはもし競られるなら控えてイン3に収まればいいだけ。いずれにせよ前が激しくやり合うとは考えにくい。スローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎ダノンデサイル
デビューから6戦3勝。敗れた3回はマイル新馬、直線でやや詰まった京都2歳S、そして前が塞がって競馬にならなかった菊花賞。力を出し切って負けたことはまだ一度もない。

日本ダービーはやや内有利のトラックバイアスで行われ、しかも前後半62.2-56.8という超スローの後傾ラップ。前にいなければ当然勝負にならず、イン3にいた分の展開利は確かにあった。とはいえ、ちょうど隣を走っていた皐月賞馬ジャスティンミラノに自力で2馬身差を付けたし、後方待機のアーバンシックと上がり3Fが同タイム。立ち回りでごまかした勝ち方とは違う。京成杯のラストもダービーでも、後ろからきたアーバンシックに差を詰めさせていない。

菊花賞は前のエコロヴァルツが位置を下げてくるのに巻き込まれ、身動きがとれないまま2周目3角14番手まで後退。直線に向いた時点でノーチャンスだった。完全に参考外。元から秋2戦目以降を見据えたような臨戦過程であり、馬体重も+18キロと余裕があった。一度使った上積みは大きいだろう。

ライバル視されるアーバンシックより先行力があり、末脚は互角、直接対決では2勝。その割にオッズはこちらの方がつく。ならば本命で決まり。最優秀3歳牡馬の座はいただく。

◯ベラジオオペラ
一言で評するなら「何でもできる」のが長所。これまでスローペースの瞬発力勝負、道悪、高速馬場のロングスパートなど様々な形に対応し、距離も1800~2400mまでソツなくこなしてきた。操縦性も極めて高い。

前走の天皇賞(秋)は6着に敗れたが、夏に弱い面が尾を引いて状態が整っていなかったとのこと。参考外でいいだろう。今回の方が大幅に良化している。

ただし勝った大阪杯は国内トップ級がドバイ遠征で不在、宝塚記念は道悪で1-2番人気が不発だった。格高のGⅠに混ざると能力面の裏付けがやや乏しく、3番人気はやりすぎの感もある。

3番手以下の印、および全頭評価はnoteに記載しました。ダノン軸の馬券が意外とオッズいいね。なんだかイケそうな気がしてきた。

【有馬記念2024予想・全頭評価付】ダービー馬ダノンデサイルが今回は本領発揮!|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆有馬記念予想 【予想の方向性】 内枠◇◆◇◇◇外枠 先行◇◆◇◇◇差し スピ◇◇◆◇◇スタ 馬場は内外ほぼフラット。ただし有馬記念に限ってはトラックバイアスがよほど外に振れない...

◆京都12

【予想の方向性】
逃げ候補がシステムリブートだけ。そのシステムリブートも前走テン36.1秒と抑えて入っており、今回も極度のハイペースは考えにくい。中~外枠の先行馬を狙う。

◎クイックバイオ
2歳時にききょうSで現OPのセントメモリーズを破った。阪神JFはさすがにGⅠというハイレベルな一戦で大敗やむなし、2走前は距離合わず。前走は前後半36.1-33.9のドスロー前残りで、せっかく好スタートを決めたのに道中で一列か二列くらい下げてしまったのが敗因。手替わりで積極策なら変わる。

◯ダズリングブレイヴ
去勢と長期休養を経て2戦目だった前走がなかなかの勝ち方。ただでさえ外枠不利の中京芝1600m、それも開幕週の16番枠から差し切ったのは立派。2着スカイハイも次走で勝っており、負かした相手も弱くない。今後含め楽しみ。

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