うさんくせえ広告みたいなタイトルを付けてしまった。
月イチでコツコツしたためてきた『競馬ナイト+』。ついに今年もラストの12月号が発売となりました。
今月のテーマは「有馬記念徹底研究号」。
有馬記念について①オッズ、②ラップ、③騎手、④他GⅠとの相関、⑤参考レースの「5つの観点」から分析しました。もちろん通常通りのGⅠ展望、そして「コースのバイブル」で中山芝2500mについても分析しています。これを読めば初心者でも、有馬記念の予想についてはかなり詳しくなれるんじゃないか、そんな一冊に仕上げました。
ぜひご購読ください!
以下、冒頭部分試し読み。
今年も光陰が矢のごとく進んで暦は12月。気温もめっきり下がり、ブルペンでマライア・キャリーが肩を作りはじめる頃合いになった。
パンピーたちがやれクリスマスだ年越しだ帰省だ、ガキ使がないと寂しい、松本はテレビに出すな、などと慌ただしく走り回るのを尻目に、我々馬券野郎はただ一つのビッグイベントに思いを巡らせる。
有馬記念がやってくる。
競馬好きだった父から予想に関して薫陶を受けたことはほぼないが、唯一言われたのが「有馬記念はその年の負けが取り戻るように買え」という教訓である。レギュラーシーズン3位のチームが日本一になることがあるように、12月最終週までマイナス収支だった人間が有馬記念で全てを取り戻すこともあるのだ。しかも競馬の場合は購入金額をコントロールすることで、意図的にそれを狙うことができる。まだまだ勝負は終わっていない。
しかし有馬記念で逆転を狙うにせよ、まず当てないことには無為に負けを広げるだけだ。
というわけで、この『競馬ナイト+』12月号は「有馬記念徹底研究号」と位置づける。2章では有馬記念について多角的な視点から考え、考え、考え抜くことにした。
ほか、阪神JF~ホープフルSのGⅠ展望や、重賞レースの攻略データ、地方ビッグレースの特集を掲載する。「この騎手この条件」ではルメール騎手の騎乗傾向を、「コースのバイブル」ではもちろん中山芝2500mを分析する。
月イチで書き続けてきた当マガジンもこれが今年のラスト。締めくくりに相応しい熱量で仕上げました。ぜひ楽しんでいってください!
2024年12月2日
鈴木ユウヤ
今回は「有馬記念攻略・5つのアプローチ」と題し、暮れの中山グランプリを制すためのポイントを①オッズ、②ラップ、③騎手、④他GⅠとの相関、⑤参考レース(≒本年の主要GⅠ回顧)の5観点から分析する。
この5つの他にも「内枠有利」や「年少馬有利」(→6歳以上【0-0-1-35】)などのポイントもあるが、周知の内容で特に話が広げることもないので割愛した。
断りがない場合データは過去10年のものとしつつ、必要に応じて時期を拡張しながら考察していく。
◆1.有馬記念とオッズ
有馬記念を考える上で見失ってはならない大前提がある。それは「そもそもあまり…
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(続きはnoteで)