『競馬ナイト+』2025年5月号を発売しました
オリジナル競馬Webマガジン『競馬ナイト+』の2025年5月号をnoteにて販売開始しました!
今回の2章「馬券の買い方研究」は「収支向上のための『ラップ分析』のやり方」。わたしの馬券好調を支える(?)ラップの見方についてじっくり紹介しました。
ほか重賞レースの着眼点、三浦皇成騎手の騎乗傾向分析、今月2つのGⅠが行われる東京芝1600mの攻略法など、馬券のためになる内容を詰め込みました!
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(以下冒頭部試し読み)
1.編集前記
春のGⅠシーズンが本格的に始まって約1か月。今シーズンは馬券の調子がすこぶる良い。
フェブラリーS~皐月賞で5つの中央GⅠを消化したわけだが、そのうち4つを本命-対抗の「ワイド1点」で的中。回収率が628%という嘘みたいな数字になっている。ハズれた桜花賞も◎マピュース9番人気4着、◯エンブロイダリー3番人気1着のニアミスだった。あとついでに川崎記念も当たった。
好調の要因……といっても地道にコツコツやっている以外にないのだが、強いて最近変えた点を挙げると、以前より「ラップ」を重要視するようになった。実際、大阪杯の◎ヨーホーレイクと◯ベラジオオペラ、桜花賞の◎マピュースと◯エンブロイダリー、そして皐月賞の◎ミュージアムマイルはいずれもラップ的な強調点があって重い印を打った。
しかし「ラップ分析が大事」と言われても、ラップのどこをどう見たらいいのか分からない、という方が多いのではないか。
そこで今回の2章・馬券の買い方研究は「収支向上のための『ラップ分析』のやり方」をテーマにする。ラップを見ると何が分かるのか、ラップのどこに注目すれば「買うべき馬」が発見できるか。わたしなりのラップ理論を紹介する。
ほか、5月に行われるGⅠの展望や重賞レースの攻略法、三浦皇成騎手の傾向分析に「東京芝1600m」のコースデータなど、今月も一筆入魂で書きあげました。
まだまだ続く春GⅠを楽しみつつ、そして馬券でも勝つためのマガジンです。ぜひ楽しんでいってください!
2025年4月30日
鈴木ユウヤ
2.馬券の買い方研究 収支向上のための「ラップ分析」のやり方
◆なぜ「ラップ分析」が大事なのか
中央競馬や南関東競馬ではレースごとに「ラップ」が公開されている。初心者の方へ念のため説明だが、これは先頭を走っていた馬の通過タイムを200m(1ハロン)ごとに分割したものだ。たとえば今年の皐月賞は「12.1-10.2-12.2-12.5-12.3-11.4-11.5-11.8-11.4-11.6」。最初の200mは12.1秒で通過し、そこから次の200mは10.2秒で……と区間ごとのペースが数字で分かる。
言ってしまえば「それだけ」の数字なのだが、競馬ではこのラップ(≒展開)が着順に大きな影響を及ぼす。そして結果に影響があるということは、次走以降の予想に対しても大いに活用できるということ。当然ながら同じ「1着」でも「展開に恵まれての勝利」と「展開不利を覆しての勝利」では違う評価をくだす必要があろう。
競馬予想には色々な切り口が存在する。その中でも「ラップ分析」が特に優れて便利だと思う理由は…