カムニャックのレース内容・評価【素質馬ファイル】

カムニャックの基本情報

馬名:カムニャック

生年月日:2022年4月14日

性別:メス

厩舎:栗東・友道

父:ブラックタイド

母:ダンスアミーガ

生産者:社台ファーム

母ダンスアミーガは現役時代JRAで5勝を挙げ、ターコイズS2着、中京記念、関屋記念でともに4着など重賞でもあと一歩のところまで迫った実績馬。父ブラックタイド×母父サクラバクシンオーはキタサンブラックと同じ掛け合わせ。

カムニャックのレース内容と評価

2歳新馬 1着

8月11日 中京芝2000m 1番人気 2:04.2(ルージュシークエル・ホウオウレイヴン) 川田将雅

デビュー前から評判が高く、単勝1.2倍の圧倒的な支持を集めてレースを迎える。最内枠からゲート自体は五分に出たが、位置はとらずに後方の外へ切り返す。スローペースの中で徐々にポジションを上げていくと、直線は1頭だけ別格という伸び方。軽く追われただけで後続に3馬身半差をつけて勝利した。

ラスト2F10.9-10.9は強烈な数字で、中京コースだとナミュール新馬(10.8-10.7)やワグネリアン新馬(10.9-11.0)を思わせるような数字。ただ、このカムニャック新馬に関しては3~7F目が13.3-13.0-13.2-13.0-13.1と緩んだこと、同日小倉記念で1:56.5の大レコードが出た高速馬場での2:04.2という全体時計を考慮すると、あまりラストだけで過信しない方がいいかもしれない。ペースが流れた時にも変わらずパフォーマンスを出せるかが課題となる。

アルテミスS 6着

10月26日 東京芝1600m 1番人気 1:34.0(ブラウンラチェット) 川田将雅

好スタートから外目を先行。ドスローだった初戦から一気の400m短縮ながら、追走に苦労しないどころか、むしろ少し行きたがるくらいだった。直線は満を持して追い出したが、いまひとつ伸びず。最後は遅れて勝ち馬から0.2秒差、2着からアタマ+クビ+ハナ+ハナの6着に終わった。

着差も着差だし、フラット~やや内有利のトラックバイアスで外を回り続けたこと、ラスト11.5-11.1-11.0の加速ラップで勝ち馬のパフォーマンスが非常に高かったことを加味すれば、そう悲観する負け方ではない。まだまだ見限れない。

(最終更新日:2024年11月6日)

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鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。