『競馬ナイト+』11月号発売中!
東京8、東京9、東京10、京都10、東京11、京都11、東京12、京都12
※買い目は基本的に◎の単勝と◎-◯のワイド
金曜は4打数3安打でトントン。勝負レースのつもりだったランドマックスが想定外に人気したのもあり、1日通じてなんだか面白みのない馬券ばかり買ってしまった。開催トータルとしては一応プラスになったが、初日の快勝からジワリと後退。あまりスカっとはしない。
舞台変わってジャパンCウィークの土曜競馬へ。キャピタルSにはルノマドという外馬(ゴリアットの帯同馬)がいる。どのくらい走るんだろうな。
【予想の方向性】
東京ダートはやや外有利とする。ピュアキアンが外連味なく逃げ、延長のグランオース、ミッキーラッキーが続く。エンツォウーノが例によって向正面動き、やや早仕掛けの展開を想定。中~外枠の差し馬を狙う。
◎ムジェロ
3走前は早めに進出して直線で一度完全に抜け出す場面を作った。ゴール前でサンマルパトロール(→次走V、白山大賞典3着)に捕まったものの後続は2馬身半離しており、勝ちに等しい好内容だった。前走は馬場が軽く上がりも速すぎ。自身も(ダートでの)ベストを大幅に更新する上がり35.9秒を使ったが適性に合わなかった。良馬場に替われば。
◯キャネル
2走前に対戦したウィンドフォールはその後2勝クラスを7馬身差で圧勝する大器。それと0.4秒差で走れたのはむしろ偉い。2走前は内に潜って前が詰まり仕掛け遅れたもの。このクラスもそう時間はかからず勝つ。
【予想の方向性】
2歳ダート上級条件、かつテンに流れて直線も長い東京マイル。前走2番手以内の馬が9頭もいるメンバー構成であり、やはり差し経験がキーになる。中~外枠の差し馬を狙う。
◎ナチュラルライズ
新馬戦は砂を被る形もクリアし、直線はグイグイ伸びて2着に6馬身差、3着以下に3.3秒差を付ける圧勝。勝ち時計1:45.7は札幌ダ1700m良馬場の新馬戦としてはタイレコード。それもラスト12.3-12.3と減速せず、2着馬ベルベルコンパスも次走5馬身差で勝った。スナッピードレッサがライバルになるが、激流なら長めの距離を経験した分の強みが最後に出る。
◯タガノバビロン
タガノビューティーの全弟。同コースの新馬戦は馬群で砂を被る経験を済ませ、直線余力ありげに差し切った。全体時計は水準級だがラスト12.1-12.1は上々で、2着馬も次走きっちり勝ち上がっている。能力面も経験面も好印象。
【予想の方向性】
前走4番手以内で運んだ馬が10頭という先行馬多数のメンバー。砂を被りたくないウラカワノキセキが主張して序盤からペースが流れる。中~外枠の差し馬を狙う。
◎サルヴァトーレ
5走前キングカメハメハC、4走前ディープインパクトC、2走前赤富士Sがいずれもハイレベル戦。前走は本来確勝級の一戦だったが、馬群の窮屈なところに入って失敗した。中3週以内では【3-6-0-1】の叩き良化型。1400mでも。
◯ジョディーズマロン
こちらもハイレベル戦・赤富士Sで0.3秒差5着の実績が光る。前走の上がり33.8秒はダートの1400m以上ではJRA史上最速の末脚だった。こちらも叩き良化型で、中3週以内の東京では【2-2-1-2】の好成績。今回も条件はいい。
【予想の方向性】
京都芝は今週がCコース替わり。外回りは今さら変わらず外有利と見るが、先週時点でも内がちょくちょく残っていた内回りはフラットくらいまで戻るかもしれない。このレースは外回りの少頭数。ジンセイ単騎逃げでさほどペースも上がらない。外枠の先行馬を狙う。
◎マンデヴィラ
良馬場では【2-1-5-0】の複勝率100%を継続中。ここ2走はスローペースで前を捕らえ損ねるレースが続いただけで力負けはしていない。スタニングローズみたいに乗ってくれれば。
◯ヤマニンステラータ
芝良馬場では3戦して4着1着1着。ここ2走は道悪でいまひとつ弾けなかった。良馬場に戻って。序盤は馬群に入れずに後方追走するスタイルなので少頭数に替わるのも歓迎。
【予想の方向性】
東京芝はフラット~やや内有利とする。先行タイプはドーブネ、メイショウチタン、セッタレダストの3頭で、それ以外はおおむね中団以降から運ぶ馬。ややスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ドーブネ
本領は軽い馬場の1600m。京都金杯はハンデ58.5キロ、内有利馬場のハイペースを外枠先行したもので敗戦やむなし。安田記念はさすがに相手が強かった。57キロでリステッドなら。
◯ロジリオン
ファルコンSは直線どん詰まり、2-3走前はスローペースの前残りで差し届かず。富士SはマイルCSを勝つソウルラッシュから0.2秒差で走るなど、地味に強い内容を続けている。ドーブネが来る競馬ならその後ろからスムーズに進路も作れる。
【予想の方向性】
逃げたことがあるのはサラコスティだけ。これも先を思えば積極的に逃げる動機がなく、出たなりの隊列でスローペース想定。ある程度前に行ける馬を狙う。
◎ジョバンニ
新馬戦は外3追走から直線軽々抜け出しラスト11.6-11.2のラップで勝利。小倉芝1800mの2歳新馬でラスト11.2以下はクロノジェネシス、ピースオブエイト、ドウデュースに次ぐ史上4例目だった。野路菊Sは1000m通過64.1秒からレース上がり3F33.6秒のスローペース。エリキングにまんまとフタをされて踏み遅れたぶんの負け。まだ勝負付けは済んでいない。隠し玉……というほど隠れてもいないが、個人的に来年のクラシックで面白いと思っている1頭。まだオッズもつくここで勝ってほしい。
◯サラコスティ
新馬戦はエリキングの2着に敗れたが、2戦目は逃げ切って9馬身差勝ち。後半1000m57.7秒というひとつ出世馬の目安になるラップを記録した。前走同様ハナに立ってロングスパートに持ち込んでいけば。
エリキングもこの2頭を破っているわけで当然能力は高いが、2走前は道悪、前走はドスローという事情もある。オッズを加味して逆転の可能性に張る。この3頭にクラウディアイを加えるかどうか、というレースでしょう。
【予想の方向性】
何がなんでも逃げという馬はいないが、ラーテル、ナヴォーナ、コスモスプモーニ、ハワイアンタイム、ジュドー、ホウオウシェリーなど総じて前々で粘り込みを図るタイプが多い。中~内枠の差し馬……を狙いたいがイマイチ適任がおらず、枠は大目に見て差し馬から入る。
◎アンリーロード
マスクトディーヴァvsブレイディヴェーグだった昨年ローズSの4着馬。2走前は前後半35.1-33.4のスローペース、前走は35.2-34.0のスローでそれぞれ展開が向かなかった。自身も33秒台前半の脚は使っていた。差せる流れなら。
◯ミラビリスマジック
休養明け+18キロで出てきた前走は好位から上がり最速タイで2着。勝ったキープカルムは続くレースも勝って既にOP入り。相手が悪かった。現級での地力上位は明白。
【予想の方向性】
ここが悩ましい。Cコース替わりで内回り1200mの多頭数なら、どうもこれだけは内枠有利になりそうな予感。インプロバイザーやコーティアスマナーを制してエイムインライフとイグニションの逃げ争い。タイキとワンダーも加わってややハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎コーティアスマナー
映像を観てもらった方が早いと思うが、前走があまりにもアレだった。1200mずっと詰まって終わり。2走前にハナ差だったクファシルは既に3勝クラスを勝っており、こちらも2勝クラスはすぐにでも勝てる馬。スムーズに。
◯アンクルクロス
京都芝1200mではピューロマジックの2着がある。2-3走前は距離が1F長くノーカウント、前走は直線半ばまで前が塞がっていて仕掛け遅れた0.3秒差負け。立ち回りひとつで圏内には来る。