Categories: 南関競馬予想

【大井競馬】東京シンデレラマイル2023 ~女王スピーディキックに死角はあるか~

参加予定レース

大井6、大井7、大井9、大井10

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

金曜は釣果なし。むずいなあ。内が蘇ったというか、馬場が全く読めていないというか。

東京大賞典はミックファイアが出遅れ(たのに何故か好スタートと実況されてたが)たのもあり、凪のように静かに隊列が決まった。グロリアムンディがいい時の走りにほど遠く、ノットゥルノは控えて前2頭を差せるようなタイプじゃない。ウシュバテソーロだけ力が違った。ミックはそもそも相手関係が厳しかったので悲観するほどでもないが、それにしても大きく負けた。どうもなあ……もっと軽い馬場がよくて、今の大井がパフォーマンスを削いでしまうような気がしてならない。難しいね。

なんだか馬券が半月くらいずっと振るわず、もう一生当たらんモードに入ってしまっている。打開したいものだが。

◆大井6

【予想の前提】
テーオードリアン単騎で隊列はあっさり決まる。序盤の争いはないが、向正面で⑫と⑭が動く可能性はあり。とはいえ基本線は前。

◎チュートリス
3走前は自分以外の先行勢が総崩れになる展開を好位から押し切り。2走前は3~4角で逃げた馬が脱落してきたアオりを受けてズルズルと位置を下げて終戦してしまった。前走が案外なのだが、外々で中途半端だった上にマクりも入って難しい展開ではあった。外2を取り切って息を入れれば変わって来てもいい。

◯ベンハー
転入初戦こそ大外枠から出負け気味で初角外6進入になって負けたが、その後はしっかり着順を上げてきた。ごく単純な話になるが、2走前タイム差なしだったビアンカが12月7日戦で完封した相手との対戦になるわけで、一枚上手なのでは。

◆大井7

【予想の前提】
内からジョーヌヴェールが主張。ヴァルカン、メリーモアナ、ビッグブラザーあたりが番手候補か。ちょっと速そう。内~中枠の差し注意。

◎トゥジアース
5か月休だった3走前には出遅れながらも0.3秒差4着と力を見せた。前走は1400mの外追い込み殺到競馬でイン3に入ったもので、大敗はちょうどいいカムフラージュ。得意距離に戻って。

◯ユイノシノビアシ
前走はシンプルに出遅れが響いて4着まで。もともと一歩目は上手くないっぽいが、隣にジョーヌヴェールがいるこの枠なら多少出負けしても労せずリカバー可能。

◆大井9

【予想の前提】
逃げ候補はスプラッシュとファイエルだが、ハナにこだわる前者と番手でいい後者ではすんなり決着。後方勢が届く展開にはなりそうもなく。

◎スプラッシュ
着順こそ乱高下だが、砂厚変更後も自分の時計だけは走っている感じ。子どもの食支援賞はエスプリアラジンを筆頭に、シンプルにメンバーレベルが高かった。今回はヤマノを除けば1分16秒前後の時計で十分残せる相手関係になる。

◯ヤマノウォーリア
移籍初戦は4連勝中だったフォーモサルビーとのマッチレース。これを制して3着以下にはさらに3馬身差。時計も上々だった。引き続き好勝負。

◆大井10 東京シンデレラマイル

【予想の前提】
馬場が読みづらい。内外というより、前一列を取りきるか4角まで大人しく回って直線に余力を残すか。キレ味タイプは苦戦。ツーシャドーとラムリケティで隊列が決まると見せかけて、行くと決めたらやり切る的場フラテルニテが内枠に。競り合い長引き、イン溜めの差し馬に出番か。

◎グランパラディーゾ
しらさぎ賞ではセパヌイールやパワースレイヴより3キロ重い57キロを背負って3着に好走、前走も57キロを背負って0.4秒差4着にまとめている。セパヌイール、ラブラブパイロとは1キロ、ツーシャドーとは2キロ斤量差が縮まるわけで、トライアル組からはこれかサダムスキャットを上位評価したいところ。距離を不安視されてか人気薄だが、スパーキングレディーCで対サルサディオーネ0.5秒差の実績もあるワケで、なんとかなる範囲内だと思う。ロスなく回って一発。

◯スピーディキック
南関東の絶対的エース牝馬。ややメンバーレベルが低かったとはいえ中央に殴り込んでのフェブラリーS6着は偉業と言っていい走り。かしわ記念ではイグナイターにも先着しており、牡馬含めても南関トップクラスの実力がある。強いて言えばやや勝負どころでズブさが目立つようになったのが気になるが、牝馬限定重賞なら格の違いで解決する。

ツーシャドーは速くていい馬だが、前走は53キロと逃げやすい最内枠に恵まれた。斤量増、相手強化、主張する馬がまあまあいる構成と課題は多い。見送り。

メイドイットマムは負かしてきたフークエンジェルやらスギノプリンセスあたりを物差しにすれば古馬B1はあっさり勝てるくらいの力がありそう。ただし16頭立ての大外枠で競馬が難しい。馬場がタフすぎて、捕まえに動くと最後止まるんですよねえ……。諦めてスピーディキックとのガチガチを握るほどの絶対視でもない。

穴で気になるのはサルサレイア。レディスプレリュードで対スピーディキック0.4秒差だった割に完全な伏兵扱いはいかがなものか。追い込み戦法が固まっている馬なので、前が全部止まるような競馬になれば、というツボを持っている。当然、そのサルサレイアと前走同タイムのサブルドールも。結構面白い穴候補が多いレースですね。シンデレラマイルは毎年そうだけど。

鈴木ユウヤ

東大卒競馬ライター。中央競馬、南関東競馬を中心に情報発信している。単勝&ワイド。攻めて勝つ。

Recent Posts