自分用のメモを兼ねて、今週行われた2歳戦について簡単な評価とともに記述していきます。
先週分はこちら。
能力:D センス:B
五分のスタートから道中は縦長馬群の3番手を追走。テン34.0秒とペースが速かったこともあって抱える余裕こそなかったが、直線に向いて仕掛けられると力強く抜け出して後続に5馬身差をつけた。優等生のレースぶりだった。馬場が回復途上で、同日なら後半レースの方が時計が出やすかったのだろうとは思うが、コンクシェルがマイルを1.32.3でまとめている馬場での1.09.3、ラスト12.6には若干の不満もある。
能力:C センス:C
スタートを決め、一時は逃げるかという格好だったが、外から来たニシノミニョンヌに譲って2番手に控えた。折り合いの問題はなく、そのまま直線に向くと鞍上のアクションに応えてぐんぐんと伸び、最後は2.1/2馬身差をつける完勝だった。前記のように馬場差があるとはいえ、アスクワンタイムの走破時計より0.6秒速い1.08.7での勝利には価値がある。
ちなみにバゴ産駒は新馬戦を勝つのが珍しく、中央競馬では過去17例しかいない。そのうちステラヴェローチェ、クロノジェネシス、コマノインパルス、クリスマス、トロワボヌールの5頭がのち重賞馬になっており、「新馬を勝ったバゴ」の打率はなかなか高い。そういった観点からも楽しみな1頭。
能力:D センス:C
内枠から二の脚を利かせて先行。外からレーザーショーに被される形だが、なんなく切り返して2番手追走。あとは終始手応え優勢に進め、直線抜け出し、最後は流しての3馬身差快勝だった。
福島ダ1150mで先行して後半12.2-12.4-13.1の純減速競馬になったあたり距離の壁はありそう。1200mまでなら。
能力:D センス:D
東京での新馬戦は位置取りが後ろすぎて敗れ、福島に舞台を替えて迎えた2戦目。相変わらず出脚はあまり速くなかったが、外枠もあり、促して中団につけることができた。4角手前から進出開始したときの反応もやや鈍かったが、内の馬場が荒れていたおかげで外を回されたロスはあまり気にならず。ニシノコイゴコロの追い上げをカラくも抑えた。
新馬戦の負け方からもうちょっと楽に勝てるかと思っていたが、ラップ的にも目立たず、辛勝と言わざるを得ない。多頭数になれば加速力のなさもネックになりそうで、あまり強調できないか。
能力:C センス:C
内枠からスタートを決め、スローのイン3を確保。その後大きな動きもなく直線を向くと、他馬が避ける内を突いて抜け出す形をとる。ラストは12.0-11.6と鋭く脚を使い、2着に1.3/4馬身、さらに3着まで5馬身差をつける完勝だった。人気薄の勝利だが、フロックではない。
勝ち時計1.51.5は同日未勝利ロジルーラーと同タイム、今開催の他新馬戦とも同程度だが、1000m通過64.4秒のスローペースだったことを考慮すると最も数値的な価値は高い。楽しみ。