馬名:デルアヴァー
生年月日:2022年3月6日
性別:牡
厩舎:松永幹夫
父:Frankel
母:アムールブリエ(Amour Briller)
生産者:North Hills Co.
母アムールブリエは現役時代に交流重賞を6勝したダートの名牝。その母が天皇賞馬ヘヴンリーロマンスで、近親にラニやアウォーディーがいるノースヒルズ屈指の良血馬。欧州に渡ってフランケルを付けたのちにアメリカで誕生したのが本馬。
6月30日 福島芝1800m 3番人気 1:49.9(ニヴルヘイム) 三浦
スタートはやや上に飛ぶような形で出負け、その後促されてもスピードがあまり乗らず、道中はインのやや後方で運ぶ。1000m通過は62.6秒と新馬戦としては極度に遅くもないペース。向正面で早々に外へ出し、3~4コーナーは大外を回して左ムチを入れながら押し上げ、直線は逆に右にモタれるのを右ムチで矯正しながら伸び、ラストは12.0-11.4の加速ラップを差し切った。
福島芝1800mの2歳戦でラスト1F11.4以下は過去3例しかない。3例はいずれも前残り、それに対しデルアヴァーは中団から差してこのラップだから、自身はもっと速い上がりを使っている。開幕週でやや内有利の馬場だったことも加味するとレース内容はなかなか優秀と言えよう。
道中見せたズブい面はこの血統らしさ。フランケルも日本ではフェブラリーS勝ち馬モズアスコットを出していて、将来的にはダートでも楽しみがある。とりあえず目先は札幌2歳Sで会いたい。いかがだろうか。
11月16日 東京芝1800m 5番人気 1:47.3(クロワデュノール) 三浦
4ヶ月半の休み明けで、関東への輸送でも+14キロ。やや出遅れてダッシュもつかず、後方2番手からレースを運ぶ。直線に向くと前がポッカリ空き、あとは追うだけの態勢になった。自身も上がり最速タイの33.3秒を使ったが、1000m通過60.9秒、レース上がり33.4秒のスローペースで差し届かなかった。血統的にそもそも東京の極限上がり勝負が本分ではなく、タフな中山の方がベターだろう。もう少し距離は延びていい。
(最終更新日:2024年11月18日)