馬名:ショウナンザナドゥ
生年月日:2022年2月18日
性別:メス
厩舎:栗東・松下武士
父:キズナ
母:ミスエーニョ
生産者:ノーザンF
母ミスエーニョはアメリカでダ7FのGⅠ・デビュタントSを制覇。繁殖牝馬としてはファンタジーSを勝ったミスエルテ、フラワーC勝ち馬ミアネーロを出すなど、3歳以上の産駒は6頭全て勝ち上がっている。本馬はセレクトセールで2億350万円(税込)の値がついた高額取引馬。
6月1日 京都芝1600m(内) 2番人気 1:33.9(ダノンフェアレディ) 池添
スタートは五分に出て、促して先行。ただ、内からダノンフェアレディが思いのほか主張してきたので2番手に控える。600m通過35.7秒は新馬戦としては平均的なペース。内回り4角を出て直線に向くあたりでやや勝ち馬に離され、そこからステッキを入れて再び差を詰めるも、半馬身まで迫ったところがゴールだった。着差以上に手応えの差はあった2着。
とはいえ走破時計1:33.9なら、超高速馬場だったことを差し引いても2歳6月としては非常に優秀な部類。素質馬が集まる6月開幕週新馬で3着を7馬身、4着をさらに5馬身離した点には価値がある。いつぞやのグランアレグリアとダノンファンタジー、昨年のボンドガールとチェルヴィニアのように、ダノンフェアレディともどもGⅠ戦線で主役を張る予感はある。次の未勝利戦は(オッズは見込めないが)確勝級だろう。
6月22日 京都芝1600m(内) 1番人気 1:33.5(ゼンダンハヤブサ) 池添
今回も五分のスタートからやや促して2番手。終始手応え優勢に運び、内回りの直線入り口では早々と先頭に立ち、ゴーサインが出るとあっという間にリードを広げる。結局最後までステッキが入らず、ハンドライドで後続を5馬身離す完勝だった。
勝ち時計1:33.5は強烈な数字。2歳6月のマイル戦としてはグランアレグリアが持っていた記録を塗り替えて史上最速だった。同日最終の1勝クラス(外回り)でも1:32.9が出た通り、馬場はそれなりに速かったが、とはいえ前日の雨の影響もあって極端な高速でもない。この馬場での史上最速記録は大きな価値がある。新馬戦後の評価と変わらず、やはり今後のGⅠ戦線でも主役級になっていくと見る。
10月26日 東京芝1600m 2番人気 1:34.0(ブラウンラチェット) 池添
スタートを決め、道中はカムニャックを前に見ながら中団の外目を追走。直線は他の人気馬より先に手が動き、ジリジリと伸びてはいるが、勝ち馬ほどスパッとは切れなかった。といってもレース上がり11.5-11.1-11.0の中で自身も上がり33.2秒を使ってはいる。着差も0.2秒とわずか。もう少しペースが流れて総合力の問われる競馬なら本番での反撃もある。
(最終更新日:2024年11月6日)