自分用のメモを兼ねて、今週行われた2歳戦について簡単な評価とともに記述していきます。
先週分はこちら。数が多くなってきて全頭網羅が厳しくなりつつある。来週からは特筆する事項がある馬に限りますかね。
能力:D センス:C
五分のスタートを切ると序盤はややモタつきながらも、促されて3番手に付ける。逃げた馬は残り600~400mにかけて11.6とピッチを上げると少し置かれそうになったが、なんとかリカバーして直線の追い比べに持ち込むと、最後は1.1/4馬身抜け出して勝利した。
地味だが直線最内有利のトラックバイアスを考えると2着馬との力差は大きい内容。レースぶりからしても、エタリオウの半弟という血統的にも、もう少し距離はあっていいと思う。もっとも、東京や阪神外回りのマイルだとキレが足りなさそうだが……。
能力:C センス:C
スタートを決めて逃げ馬を1馬身半ほど後ろから見る形の2番手追走。ほぼ馬なりで4角先頭に立つと、残り200mから満を持してラスト12.0-11.8の加速ラップでまとめた。直線追い風の影響もあっただろうが、稍重馬場で1.11.1の走破時計も含めて悪くない。1200mのオープンあたりなら好勝負できそう。
能力:A センス:B
他馬が消極的だったこともあって1ハロン目13.1のゆったりとした入りでハナを切る。そのまま馬なりで直線に向き、いざ仕掛けると後続を一気に突き放して4馬身差で勝利した。ラスト1Fは10.9。これは2歳とか距離がどうとかを飛び越えて、ダート戦でのラスト1Fとしては史上最速の数字だった。追い風の分を考慮しても素晴らしいキレ味だったと評価してよい。あとはどこまで距離がもつかが焦点だが、そこさえクリアすれば暮れの全日本2歳優駿まで視野に入ってくる。
能力:C センス:D
のっそりとゲートを出て、その後もダッシュがつかず道中はほぼ最後方を押っ付けながら追走。しかし直線では左にササるのを立て直されながら強烈な末脚を伸ばし、まとめて差し切り。上がり35.8は時点の37.6をはるかに上回る数字だった。
しまいはいいモノを持っているが、やはり追走力のなさを露呈したのが今後の懸念材料。今回は前が止まってくれて、かつ少頭数だったからよかったが……。ヤキモキするようなレースが続くタイプになってしまう可能性はある。大井で話題になったシテイタイケツみたいなイメージ。
能力:C センス:B
新馬戦ではボルケーノの2着だった馬。ゲートをしっかり決め、そのまま逃げる競馬に持ち込むと、最後まで手応えよく3馬身半差の逃げ切りとなった。数字上は目立たないが直線も軽く気合いを付けた程度の走りであり、余力はかなりあったと見受けられる。中山なら1勝クラスや重賞でも面白いだろう。距離はもっとあっていい。
能力:B センス:B
ゲート自体はよかったが、序盤は促されながら3番手に収まる。テン36.7秒でこの感じなら折り合いに苦労するタイプではない。直線は鞍上のアクションに応えてノーステッキでジワジワとスピードに乗り、ラストは11.7-11.6-11.4の加速ラップで勝利。スパっと切れるわけではないが、体力的にしっかりした馬なんだと感じた。距離はもっと欲しい。
おじにアロゲートがいる血統で、ダートでさらに上がある可能性も捨てきれないが、まあ牝馬なら素直に芝を使っていくだろう。オークス候補その1という意味で注目しておきたい。
能力:B センス:B
ビッグシーザーの全弟という血統。最終追い切りは栗東CWで4F49.9をマークしたこともあり、単勝オッズ1.4倍の圧倒的支持を受けた。ゲートをポンと出たものの、案外その後は進んでいかず3番手から。しばらく促されると勢いに乗り、4角では他馬を軽くひねるように先頭へ。あとは軽く追ったぐらいでリードをぐいぐい広げての圧勝だった。勝ち時計1.10.2は前日の2歳新馬より1.1秒速く、文句なしの勝ち方といっていいだろう。引っかかる感じもなく、素直に今後が楽しみな1頭。ただこの父なので距離延長には期待しない方がいい。
クリノハレルヤ
能力:C センス:C
ゲートは出遅れるも、少頭数の大外枠ということで立て直しが効いてハナへ。直線も脚を伸ばして3馬身半差で勝利した。重馬場での1.10.5というタイムも上々だが、前記したように直線内有利の強いトラックバイアスがあったことは差し引いて考えたい。
シリウスコルト
能力:D センス:C
ルージュレベッカ
能力:D センス:C
ピンクヴェノム
能力:D センス:C
アガシ
能力:C センス:D
ワンブランチ
能力:D センス:C
トレミニョン
能力:D センス:C