【中央競馬】京成杯AH、札幌2歳S2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

9月6日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年9月号

金曜は3打数ノーヒット。初日だけよくてそこから尻すぼみの開催だった。最終日はインの1頭分がNGっぽく、逃げが貧乏くじの1日。逃げ馬【1-0-2-9】か。ティーズエナジーはそういう脚質とはいえ、外枠からわざわざ損な役回りを引き受けてしまった感がある。次走注の内容。最終はユメゴテンが外2に切り返した時点で当たったと思ったけどなあ……。うーむ。追ってからもうひとつ元気がなかった。

切り替えて土日の中央へ。ようやく夏が終わったというか、札幌はまだやってるので今週で終わるというか。さすがに東西2場は雨の影響が残りそうですね。

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆中山2

【予想の方向性】
中山芝は開幕週。月並みにフラット~やや内有利くらいと想定しておくが、金曜の雨があって昨年のような高速馬場ではないはず。そこまで極端に寄せなくてもいいと思う。

逃げ馬不在で、後方から競馬をしてきた馬と、せいぜいスローを4~5番手で運んできた馬しかいない構成。スロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎ロイヤルスパイア
6月の東京デビューで5着。直線で進路がなく右往左往し、脚を余していた。前走も2着に敗れはしたが、勝ち馬がイン3からスムーズに抜け出したのに対し、こちらは外々を回らされてロスが大きかった。人気を分け合うラプランセスは前走のレースレベルがだいぶ怪しい。ならばこちらにベット。単勝。

◆中山3

【予想の方向性】
中山ダートは暫定で内外フラット~湿った分だけやや内有利と想定する。先行してきた馬は7.7秒差負けのミスターエヌとフラクタルくらいでスロー想定。2歳ダートの下級条件らしい前残りと読む。

◎アドフランマム
3代母スカーレットレディからはサカラートやらヴァーミリアンが出ているダートファミリーで、そこに父パイロ。典型的な砂血統。芝新馬の大敗は参考外でいい。前走は1200mで流れに乗れなかったが、最後はいい脚を使っていた。1800mへの延長はちょうどよさそう。

◯ライトアファイア
こちらも近親にJBCレディスクラシックを勝ったファッショニスタがいて、兄にコンバスチョン、アンクエンチャブルというダートの良血。前走は内で揉まれ込んで行きっぷりが悪く、4角では前が塞がって追えない状況にもなった。それでも6着なら初戦としては悪くない。B着で前に行ければ変わる。

◆阪神9

【予想の方向性】
阪神ダートも暫定的に内外フラット~湿ってやや内有利とイメージしておく。グランキングオーが枠なりに出ればあえて競りかける馬もおらず、ミドル~ややスロー想定。前を狙う。

◎マルカブリッツ
もともと初勝利はダートだった。前走で久々にダートへ戻って3着と結果を出した。その勝ち馬ピカピカサンダーはOP級の馬だと思っていて、それと0.6秒差なら悪くない。今回は9頭立ての少頭数で、2勝クラス好走歴のある馬が3頭だけとメンバーも手ごろ。ここなら上位。

◯トリポリタニア
2走前は馬場が非常に速かったのもあるが、1:49.6の好タイム、ラスト12.3-11.8の加速ラップで勝った。前走は重賞挑戦かつやや内有利の馬場で外々を回っており大敗やむなし。自己条件で順当に巻き返す。

◆札幌11 札幌2歳S

【予想の方向性】
札幌芝は先週時点でまだ内が使える馬場。また、例年と違ってこのタイミングでCコースに替わる。やや内有利と想定する。

今年もジーネキング、ジャスティンシカゴ、ヒシアムルーズらを中心に、下級を逃げ先行策で勝ち上がってきた馬が大集結した。ややハイ想定。中~内枠の差し馬を狙う。

◎ポペット
ロマン砲。前走は中団馬群のなかでレースを運び、4角で他馬が膨れたスキに進路を確保すると、そこからは痺れる伸び脚で3馬身差の完勝。ラスト2F11.3-11.3と減速せずにまとめた。その離した2着レッドスティンガーも次走で勝ち上がっており、メンバーレベルも低くなかった。

なんといっても上がり33秒台は札幌芝1500mの2歳戦で史上初。1800m以上を含めても札幌ではコディーノ、バスラットレオン、オーソクレースしかいない。能力的に重賞~GⅠクラスである可能性は高い。今回は距離延長、橋木騎手継続騎乗で▲3キロ減がなくなる点など、マイナスの要素も多い。が、それでも期待をかけるに値する。

◯アーレムアレス
新馬戦は1:48.7の好タイム。前日に行われたスマートプリエール未勝利も記録として上々だが、それよりも0.3秒速い時計であった。さらにラスト2Fが11.8-11.3の加速ラップ。内容は非常によく、今年の北海道シリーズで出てきた2歳馬のなかだと牝馬はマルガ、牡馬はこれがエースだと思う。

ほかにも楽しみな馬が多い。ロスパレドネス、スマートプリエール、一つ後ろにヒシアムルーズとサンセットゴールドという感触ですね。ショウナンガルフは現状ちょっと良血ゆえの人気先行という感じはする。新馬は道悪&メンバー手薄で良くも悪くも評価しにくい。一気の相手強化となる今回、上位人気で買うほどかと言われると……。

◆阪神11

【予想の方向性】
最内枠からサフランヒーローが逃げる。コンティノアール、ライツフォルあたりが続く。ただ、ダート短距離戦にしてはそこまで先行馬が多くない。ややスロー想定。前を狙う。

◎モズミギカタアガリ
3走前の天保山Sは2着ローズスターが阿蘇S勝ち、4着インユアパレスが東海S2着、8着ヤマニンチェルキが交流重賞連勝と、後から見るとメンバーレベルが高かった。前後半33.8-37.8のハイペースを3番手で運んで3着に残した内容は偉い。近2走はワンパンチ欠いているが、距離が長かったのはある。もともと1200mで重賞を勝っている馬であり、短縮は歓迎。

◯インユアパレス
1400mにスイッチしてから2着→0.1秒差4着→2着と堅実。東海SはダートOP以上で勝ち鞍のある馬が12頭と、重賞らしいメンバーレベルのなかで2着と結果を出してきた。ここに混ざれば格上。その割にハンデ57キロで済んだのもお得感あり。素直に信頼する。

◆中山11 京成杯AH

【予想の方向性】
エリカエクスプレスの逃げが濃厚。引っかかる馬だが、800mの短縮にはなるし、ソロっと乗る戸崎騎手ならオーバーペースにならないよう抑制的に入る。それと競ってまで逃げたい馬はおらず、ミドル~ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎ニシノスーベニア
昨年のダービー卿CTはエエヤンの大逃げを他が放置した2番手以下実質スローのレース。展開が向かないなか後方から差して4着の内容はまずまずよかった。続くエプソムCでも2着に入り、重賞好走級の能力があることは示している。

毎日王冠はレースレベルが高い上にスロー前残りで展開も向かず。欅Sはダートでノーカウント。前走関屋記念は馬場が速すぎてキレ負けした感じの0.3秒差。近況も悪い負け方はしていない。中山マイル、渋った馬場という条件は3勝クラスを5馬身差で勝った時と同じ。今回はだいぶピッタリ感。

◯エリカエクスプレス
フェアリーS勝ちが素直に強い。3歳1月で1:32.8の時計も優秀だし、前後半45.5-47.3の前傾で本来なら差し有利の競馬になるところを好位抜け出し3馬身差V。マイルでは現3歳牝馬で五指に入る。桜花賞は外有利のトラックバイアスに逆行して5着。オークスは距離が長すぎた。マイルに戻れば本来の強さを見せられる。ハンデは重い(※古馬牡馬58キロ相当)が、それでも買う。

こちらも他馬の評価を軽く。

展開面は別として、中山が得意なのはダイシンヤマトとタイムトゥヘヴン。特に後者は昨年2着も含め、中山と他場でまるでパフォーマンスが違う。中山記念もイン有利のトラックバイアスに反する形で4着までよく伸びていた。

シヴァースは夢洲S勝ちが上手くいきすぎていた印象があり、個人的にOPではもうしばらく静観のスタンス。コントラポストは特に減点なし。これといった強調点もないが、順当にGⅢ通用クラスの能力と中山マイル適性はある。

ジューンオレンジは右回りだと内ラチに頼らせたい。この枠は微妙。カラマティアノスはデビュー2戦目で中山を使った時のエンジンのかかりの鈍さがどうもね。広いコース向きだと思う。

◆阪神12

【予想の方向性】
水沢で圧勝してきたパリッドキャリアがどこまで速いか読めないが、先行馬はそれとレーティッシュ、サディークくらいで数として手薄。前を狙う。

◎サディーク
1200mを使った3走前以外はおおむね前目で流れに乗れている。2走前3着時の勝ち馬は2勝クラスでも3着、2着馬もその後1勝クラスを突破した。前走は1700mが長かったし、初角2桁通過だった2頭がワンツー決着で、先行したぶん展開も向かなかった。距離短縮で浮上する。

◯レーティッシュ
前走は前後半34.3-38.4の超ハイペースで、この馬以外は7着まですべて差し追い込み台頭。よく3着に残った。能力は断トツ。あとは揉まれないようにだけ気を付けて。

◆中山12

【予想の方向性】
近走に短距離で逃げ先行の競馬をやってきたのはピクラリーダ、フォンメイリー、ドナカルナバルの3頭くらい。これもややスロー想定。前を狙う。

◎フォンメイリー
前走は外有利馬場、前後半33.8-37.3のハイペースを内枠先行する形で3着。ハナ差4着フェスタリアとは今回も再戦になるが、内容的にはこちらの方が強い。春の中山でも差し競馬を先行して4着、5着の走りがあった。今回のやや手薄な相手なら十分足りるだろう。芝発走の外枠を利して。

◯ドナカルナバル
デビュー2戦目で勝ち上がり。勝ち時計1:11.9は同日の古馬2勝クラスより0.5秒速く、当時2着のハーモニーソングは次走勝ち上がって1勝クラスでも連対している。久々の影響さえなければ好勝負になる。

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