9月7日の中央競馬予想

土曜は8打数2安打で負け。初手のロイヤルスパイアは自信あってそれなりに買ったんだが、4角ギューンときて早め先頭からの差されて2着。結果的にはこれが敗着という感じ。両重賞も難しすぎた。
ポペットは「こうなったら嫌だな」という最悪に近い競馬。具体的には①延長&2戦目で前進気勢が増し、折り合いがつかないこと、②自慢の瞬発力が生きないバテ合いになること、この2点。しっかりそうなってしまった。自己条件のマイル以下、「軽い競馬」に出てきたら勝つと思う。かえって今回走るより馬券的妙味は出たかもしれない。また今度ね。
連日の2重賞となる日曜へ。土曜はどこもトラックバイアスが割と明確だった。変わりませんように。
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆中山3
【予想の方向性】
中山ダートはやや外有利。初ダートの馬が多すぎて隊列を読むのが困難だが、前走がマイルのドスロー逃げだったセントリアンを除くと前で運びそうなのはカシノユメミヅキとコパノトーマスくらい。ややスロー想定。外枠の先行馬を狙う。
◎コパノトーマス
芝でデビューして3着→3着と結果を出してきたが、母ラブミーブルーは門別でエーデルワイス賞2着や北斗盃勝ちなどの実績を残した馬。血統的にはダート向き。前進気勢が旺盛で200mの距離短縮も歓迎。
◯ドンエレクトス
キーンセンス新馬はラスト12.6-12.2の加速ラップが非常に秀逸だったハイレベル戦。それに上がり最速で食らいついたこの馬の内容も立派。当時8馬身差をつけた3着馬も次走ですぐ勝ち上がっている。OPまでは行ける馬だと思っている。オッズ次第で馬連に変更。
◆中山8
【予想の方向性】
明確な逃げ馬はおらず、先行馬もラストレガシー、サウンドバッハ、ヘリオトロープ、タニセンドリームの4頭だけ。全体的に前が手薄でスロー想定。中〜外枠、前目につけられる馬を狙う。
◎ロンパイア
スタミナはあるがワンペースで、未勝利戦で好走していた時のように向正面から早めにポジションを上げていく乗り方が合う。昇級してからの3走はそれぞれ内枠、内枠、馬群に入る形でそういう作戦を遂行できなかった。今回はロングスパートをかけていた際の戸崎騎手に戻るし、外枠もゲット。条件が一気に好転する。
◯ヘリオトロープ
3月の未勝利戦で既走馬相手にデビューし上がり最速で4着。今回再戦するラストレガシーとは0.2秒差だった。2戦目は先行策からラスト11.6-11.5の加速ラップで勝利。前走は勝ち馬が強すぎただけで、この馬の走破タイム1:45.8でも翌日ラストレガシーの未勝利戦よりは速い。枠順含め、人気馬2頭の比較で信頼度が高いのはこちら。
◆中山9
【予想の方向性】
1000m戦で逃げてきたタッカージーティーがいて、マイネルディレクトもB着で逃げ示唆。他にもリリージェーンやロサンゼルス、カネショウレジェンなど砂を被りたくない馬が多い。ハイペース想定。中~外枠の差し馬を狙う。
◎モンドプリューム
以前は1700mあたりを使われていたが、1200mに切り替えてからは【0-2-2-2】。全て4着以内と堅実に走っている。その気になれば先行できるが、溜めて乗られた時の方が着順はいい。そういう意味で北村友一騎手とは手が合うと思う。
◯ビッグドリーム
芝の2勝クラスで頭打ちになっていたがダートに転向して3着、2着。2走前は逃げを打ち、先行勢は直線で一度振り切っての3着。前走はドラゴンウェルズが強すぎただけで後続に5馬身差をつけていた。このクラスを勝つだけの力はある。
◆阪神10
【予想の方向性】
阪神ダートは外有利。徹底逃げというタイプはいないが、ストレングスはできれば揉まれない位置が欲しい。ムームやネグレスコが続いてミドル~ややスロー想定。外枠の先行馬を狙う。
◎ネグレスコ
2走前はハンデ戦で52キロという斤量の恩恵があった2着。とはいえ前半3F33.8秒のハイペースを先行し、他の先行馬がいずれも6着以下に沈む展開を残しているわけで、相応の評価は与えたい。前走は1000mの内枠でスタートが決まらず、挽回していったところで他馬に絞られてブレーキをかける不利があった。1200mの外枠に戻って見直し。
◯テーオーエルビス
カトレアSでも3着の実績はあるが、引っかかるので本質的には1200mの馬。実際この距離のダートでは3戦負けなし。未勝利戦を1.9秒、1勝クラスを0.8秒ぶっちぎって、前走は中京のダートで5車線目を堂々回して差し切るという、なかなかお目にかかれない勝ち方だった。通過点。
◆札幌11
【予想の方向性】
札幌芝は内外フラット。逃げ馬はミステリーウェイだけで、それに続くのもフルールとマイネルカンパーナくらい。ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。
◎ランスオブクイーン
昨年のオークスは1000m通過57.7秒。離れた3番手集団でもハイペースで、追い込み勢が上位を占める決着に。先行して8着以内に残ったのはクイーンズウォークとこの馬だけ。この時のパフォーマンスは高く評価している。その後は2000mを使われ続けているが、ベストパフォーマンスがオークスである以上、このくらいの距離の方がかえっていいのでは。
◯サンライズソレイユ
昨年12月のグッドラックHではスティンガーグラス(→札幌日経賞勝ち)と0.3秒差2着。2走前の烏丸Sでもシャイニングソードやシェイクユアハートといった強敵を破り、ラスト11.5-11.4の加速ラップを記録した。能力的にはオープンでも当然通用する。前走の目黒記念は1000m通過63.9秒の超スローペースで後方勢は出番なし。参考外でいい。そもそも瞬発力勝負よりロンスパで輝くタイプなので東京向きではない。札幌の方が条件としてはだいぶいい。
◆阪神11 セントウルS
【予想の方向性】
土曜の阪神芝は開幕週らしい高速馬場。内回りは3鞍組まれるも5頭立て、新馬、9頭立ての1‐2‐3番人気決着で正直判断しにくいが、原則通りややイン優勢と見ておくのが無難か。
デュガの回避により、逃げ候補はテイエムスパーダ、エコロジーク、カルチャーデイの3頭に留まる。極端に速いペースにはならない。内前を狙う。
◎ヨシノイースター
約半年の休み明けだった3走前米子城Sを除き、リステッド勝ち負け~GⅢ好走級の安定したパフォーマンスを見せている。なかでも前走の北九州記念は外有利のトラックバイアス&前後半32.5-35.3のハイペースで、この馬以外は7着までいずれも3角10番手以下の馬が占めた競馬。前受けしての2着は負けて強しだった。トウシンマカオとママコチャは別格に強いが、それ以外との比較なら地力でまさる。内目の好枠を生かしてロスなく立ち回れば。
◯ママコチャ
現在の日本のスプリント界における「5~6強」の一角。4歳でのスプリンターズS制覇以降、道悪だった昨年高松宮記念以外は崩れていない。昨年当レースは牝馬で57キロ&中京芝1200mの大外18番という悪条件で2着だったし、スプリンターズSでも0.1秒差4着。今年は高松宮記念で外々を回って3着。当時の16着ウイングレイテストがアイビスSD3着、18着ペアポルックスがキーンランドC2着なわけで、高松宮記念好走レベルとサマースプリント組とではちょっと格が違う。トウシンマカオともども地力は抜きんでている。
そのトウシンマカオが外枠に入った一方、こちらは2枠3番の絶好枠。明暗分かれた。前残りコースの阪神芝1200m、開幕週なら内前で立ち回れるコチラを優先する。
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3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。トウシンマカオっていっつも枠運が悪い。ただ、それを覆して実績を残してきた馬でもあるのでね。軽視しすぎるのもアレ。

◆中山11 紫苑S
【予想の方向性】
中山芝は高速で内有利。何が何でもハナへという馬はいない。テンの速さと枠の並びからすると、自然とロートホルンが逃げることになるだろう。ミドル~ややスロー想定。中から内枠の先行馬を狙う。
◎ロートホルン
東京芝1800mの未勝利勝ちは1:45.9の好タイム。前日に行われた東スポ杯より0.9秒速い時計だった。重賞では今のところ結果が出ていないが、クイーンCはたびたび書いているようにこの世代屈指のハイレベル戦で、なおかつエンブロイダリー以外の先行馬は軒並み大敗を喫したハイペース。逃げての7着は悪い内容ではない。
フローラSはもう少し粘りたかったが、当時の勝ち馬カムニャックがオークスを優勝し、4~8着馬がその後条件戦でしっかり結果を出していることを考えてもレースレベル自体が高かったと推察される。前走は逃げ馬を行かせて2番手で折り合いがつき、ラスト1F11.5の秀逸な伸びを見せた。2000mは気持ち長いが、開幕週の超高速馬場ならその不安より、労せずイン前を取れる恩恵の方が大きいだろう。
◯リンクスティップ
きさらぎ賞で牡馬の強豪相手に2着。前後半46.1-48.3のハイペース、差し有利な展開を前で残した。1着サトノシャイニングは皐月賞とダービーどちらも掲示板確保。3着ランスオブカオスは次走重賞勝ち、4着ショウヘイも次走で京都新聞杯を勝った。
桜花賞は距離不足かつスタートで不利を受けたし、オークスはレース後に骨折が判明しており本来のパフォーマンスが出なかった中で5着。この世代の牝馬でトップクラスの能力があるのは確か。この相手関係なら素直に信頼。
◆阪神12
【予想の方向性】
前に行きそうな馬が見るからに少なく、12頭中5頭が短縮、1頭が延長という構成。おそらくピックアップラインの逃げでスロー。外枠先行を狙う。
◎ソリスクラヴィス
春にダート1400mで連勝。特に1勝クラスを勝った時は前後半34.0-37.8のハイペースで2~4着に追い込みが台頭する中、比較的前の4角5番手から押し切った。前走はレパードSを除外になった3歳馬が集まってメンバーレベルが高かった2勝クラス。やや外有利な馬場の内枠で、距離も長かった。1400mに戻って先行すれば勝てる。単勝。