【中央競馬】日本ダービー2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

6月1日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年6月号 日本ダービー攻略データ載ってます!

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数1安打で勝ち。全体としてそんなにいい予想でもなかったが、桃山Sだけドンピシャで11.5倍をツモり、これで勝った。葵Sは◎クラスペディア13番人気2着ハズレ。まああの決着をワイド1点では獲れない。割り切り。東京ダートはインが強すぎて、フラット想定の事前予想では当てられない結果が多かったですね。そういう意味で今日は細い勝ち筋を引いたと思う。ラッキー。

月もツキも変わって、明日はいよいよ日本ダービー。各所で色々と書いたりお話をしたりしました。

相変わらずヤフーに露出するとコメントで「学歴と予想の上手さは関係ない」というご意見をよく頂戴する。トゲあるなあとは思うが、わたしも同意見ではある。そんなのは当たり前。百も承知。

でも、ひとりの馬券野郎として莫大な時間を競馬の研究に費やし、真摯にやってきた自負はある。肩書きや講釈ばかり一丁前で予想はザコ……という立ち位置に甘んじるつもりはない。勝つために本気で取り組むからこそ面白い、とも思いますし。日本ダービーはそんな日々の積み重ねが試される集大成のひとつ。いい予想をしたいですね。

あと業務連絡です。明日は仲間内の観戦会がありまして、レース後のもろもろ更新が遅れます。回顧と翌週重賞のデータ記事、船橋予想ももしかしたら月曜の午前中に上げるかも。まあ特別な1日です。お互い楽しく過ごしましょう。

◆東京5

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利
展開想定:ややスロー
→土曜の東京ダートはバリバリのイン有利。乾いて多少はフラットに寄るだろうが、ある程度は内のよさが残ると想定する。確たる逃げ馬不在のメンバーで、レーティッシュが揉まれるのを嫌ってハナか。ややスロー想定。内枠で前目につけられる馬を狙う。

◎パシーヴ
前走も最内枠。スタートを決めてベンヌの後ろをとれそうな序盤だったが、人気薄の馬を自分の前に入れてしまい、そこからは全てが後手。直線は大外まで進路変更して仕掛けがかなり遅れ、それでも3着とは0.1秒差まで伸びてきた。今度は同じ轍を踏まないように乗ってほしい。

◯レーティッシュ
2走前は前半3F34.0秒のハイペースでさすがに撃沈。それ以外は1勝クラスでも結果を出している。前走はベンヌが強すぎただけで後続には0.3秒差。普通のメンバーなら勝っているはずの内容だった。揉まれ弱いアメリカンファラオ産駒で、この枠ならまず先行争いがカギになる。そこさえクリアすれば。

◆東京8

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ミドル~ややハイ
→土曜の東京芝はあれだけ雨が降った割にそこそこ内が使えていた。日曜は「インが死に切っていないのに直線で各騎手が外に振る競馬」の予感がする。

ニシノレバンテ、ジオセントリックなど1800~2000mで先行してきた馬がおり、外枠にダノンホイットニー、ジュンツバメガエシ、イクリールなどもいる。やや速めの流れを想定。中~内枠の差し馬を狙う。

◎クロシェットノエル
昨秋にアドマイヤマツリが勝ったハイレベル戦・オリエンタル賞で0.5秒差の5着だった馬。4走前展開向かず、3走前展開向かず、2走前は道悪で差しが利かない特殊馬場。前走も皐月賞当日のやや内有利な馬場で外から差した2着。近況はいずれも着順以上に濃い内容で走った。相手も強いがヒケはとらない。

◯アバンデル
3走前のグッドラックHは勝ち時計が同日有馬記念の5着相当というハイレベル戦。ペース差があるので即重賞級という意味にはならないが、少なくとも2勝クラスでは能力上位。実際、当時の勝ち馬スティンガーグラス、2着サンライズソレイユは既にOP入りした。2走前は勝負所で躓く不利があった上に、勝ったディマイザキッドも現OP馬。前走も勝ち馬が次走3勝クラス2着、2着馬が次走Vのハイレベル戦。これまで戦ってきた相手が非常に強い。

◆東京9

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利
展開想定:スロー
→転入戦のフジマサテイオーはテン不足とすると逃げ馬不在。ホウオウスーペリアかトップオブジェラスあたりの先手か。総じて距離短縮馬が多い組み合わせでもありスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎トップオブジェラス
長期休養前に3勝クラスで2度の2着歴。前走は1年半近い休養明けで+14キロ。残り1000mからマクリが入って11.8-12.1と刻むタフな展開を先行して1.0秒差9着なら、休み明けとしては十分な内容といえる。スピードがあって1600mへの短縮はややプラスの要素。楽な先行に持ち込めれば。

◯ターコイズフリンジ
3走前は馬場が速かったとはいえ1:34.6の優秀な時計。2走前は長期休養明けで差し馬場のハイペースを前受けしてタイム差なし2着。前走はやや内有利な馬場で堂々と外から抜け出して2馬身差の完勝。この距離での3戦はいずれも強い走りをした。昇級でも信頼に足る。

◆京都9

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ハイ
→バトルインディはハナにこだわるタイプ。ほかにもメイショウソウタ、リジン、シュプリンガー、テーオールビー、メイショウカシワデなど先行型が揃ってハイペース想定。差しを狙う。

◎プルナチャンドラ
左にモタれる面があって左回りはNGらしい。中山の1勝クラスではタイセイアディクト(→その後2勝クラスで2着2回)を差し切って勝利。左回りの2つは度外視として、2走前に現級4着とある程度のメドを立てた。ハッキリした決め手があるので、前がやり合う展開ならハマってくれる。

◯ホルトバージ
なかなか勝ち切れないが2勝クラスで6戦して全て4着以内。地力があるのは間違いない。5走前はジンセイが相手で仕方なし、2-4走前はスローペースで展開向かず。一転して今回は先行馬が多く、待望の展開利が得られそう。

◆京都10

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややスロー
→土曜の京都芝はカオス。もちろんラチ沿いの数頭分よくはないだろうが、インを避けるジョッキー陣の意識ほどダメでもなく、内を通した馬の人気薄好走もしばしばあった。枠での上げ下げはしない。

逃げ候補はタマモブラックタイだが、ブリンカーを外して前走ほどは飛ばさない。ほか先行型はダートからの転向だったり、1600~1800m志向の馬だったりが中心で、さほど速くならないと読む。ある程度前目につけられる馬を狙う。

◎グレイイングリーン
高速馬場の1400mにだけツボを持っていて、その条件に限れば阪急杯4着、阪神C4着、昨年安土城S2着などの実績がある。3走前はダート不適。2走前は距離不適&ハイレベル戦、前走は距離不適&道悪不適。今の京都芝は「荒れているが硬くて時計は出る」という馬場。近走より条件が好転する。

◯クランフォード
昨年のスワンSはハイペースかつ外差し馬場で前に行った馬は総じて厳しい競馬だった。前走の愛知杯も前半3F32.7秒という異次元のハイペース。先行して大敗したベガリス、テイエムスパーダ、リバーラは次走で巻き返した。こちらも。

◆東京11 日本ダービー

【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ

馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→土曜の東京芝はあれだけ雨が降った割にそこそこ内が使えていた。道中内目追走から直線で4~5分どころに出すのがひとつの好走パターン。例年ほどではないが内枠の方が若干よさそう。また、水分が残る公算が高く、上がり33秒台を出すような軽い瞬発力は要らない。

メンバー的には逃げ馬不在。そしてマクリと予想されるファウストラーゼンが今回はブリンカーを外しており、いつものように動けない可能性もある。スロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎ジョバンニ
新馬戦はラスト11.6-11.2の加速ラップを勝利。小倉芝1800mの2歳新馬でラスト11.2以下だったのはクロノジェネシス、ピースオブエイト、ドウデュースのレースに次ぐ4例目だった。野路菊Sと京都2歳Sの連敗はどちらもスローペースで差し届かなかっただけ。逆にホープフルSはやや内有利なトラックバイアスに恵まれたものだが、とはいえGⅠで2着と結果を出した。

若葉Sで先行策を仕込んで迎えた皐月賞。スタートがまずまず決まって6番手を追走。向正面のレースが動いたあたりで内から寄られて狭くなり、他馬と接触して急ブレーキを踏む不利があった。4角出口でもミュージアムマイルが進路変更するアオりで1.5頭分くらい外へ振られている。それを盛り返して0.4秒差4着なら内容は上々で、上位3頭とも大きな能力差はない。

重ねてになるが今回は逃げ馬がおらず、ファウストラーゼンもマクる保証がない。「溜めたもの勝ち」だった前走とは対照的に、前に行けることがアドバンテージになるだろう。皐月賞の上位勢ならジョバンニとクロワ。この2頭を重視する。

◯クロワデュノール
新馬戦を2歳6月の芝1800m史上最速タイム(従来の記録を1.2秒更新)でV。後半1000m57.3秒も含め、これが早くもGⅠ当確級の数字だった。東スポ杯は+24キロの重め残りでもサトノシャイニングに勝利。ホープフルSはやや内有利馬場の外を回る安全策を採り、楽々抜け出し2馬身差の完勝だった。力がひとつかふたつ抜けている馬の勝ち方と言っていい。

皐月賞は高速でやや内有利なトラックバイアス。1000m通過59.3秒から次区間11.4-11.5の早仕掛けで差し有利の展開になったなか、4車線目を押し上げて早め先頭の形。さすがに無理があって差されたがカラくも2着は確保した。展開と馬場に完全逆行する走りでよく踏ん張った。「負けて強し」どころか「負けて怪物」と感じる一戦であった。

折り合いに不安はなく2400mは守備範囲。東京も2勝の実績があるコース。舞台設定に憂いはない。また、皐月賞前に前哨戦を使ったミュージアムマイル、マスカレードボール、ジョバンニ、サトノシャイニングに比べればローテ的に余力もある。状態面の上積みが見込めて展開も好転する。最有力の座は揺るがない。

3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。皐月賞組の上げ下げ、別路線組からは何を選ぶか…などなど、ご興味のある方はぜひご覧ください。

【日本ダービー2025予想・全頭評価付】逃げ馬不在でスロー必至? 序盤に位置とれる実力馬を買う|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆日本ダービー予想 【予想の方向性】 内枠◇◆◇◇◇外枠 先行◇◆◇◇◇差し スピ◇◇◇◆◇スタ 馬場想定:フラット~やや内有利 展開想定:スロー →土曜の東京芝はあれだけ雨が降...

◆京都11

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややハイ
→何が何でもの逃げ馬はいないが、アタラシイカドデニ、スナークピカソ、エイヨーアメジスト、センツブラッド、バズアップビートなど頭数の割に先行型が多い。ある程度流れる想定。差し馬を狙う。

◎ニュークレド
2走前は逃げ残り連発のイン有利馬場、行った行ったの競馬を大外から追い込み4着。負けて強しの内容だった。前走は不良馬場でラスト11.9-11.3の加速ラップを叩き出して5馬身差勝ち。一気にOP挑戦でも色気はある。

◯キングメーカー
負けた2戦の敗因がハッキリしない点がどうかだが、前走はレース後半11.5-11.1-11.0という高い次元の加速ラップを7番手から差し切り勝ち。上がり32.8秒も優秀だし、2着馬も次走で1勝クラスを勝った。能力さえ普通に発揮できれば勝ち負け。

◆東京12 目黒記念

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→これまた逃げ馬不在。逃げた経験がある馬すらマテンロウレオ、マキシ、マイネルウィルトスの3頭だけ。スロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。

◎マテンロウレオ
以前から何度か書いているが、左回りの方がいいと思う。右回りだと右にモタれる面があり、内ラチ沿いに頼る形でないとしっかり走れない。実際、左回りだった3走前中日新聞杯はロードデルレイ(→日経新春杯勝ち、大阪杯2着)とアタマ差に善戦した。前々で運んでほしい。

◯アドマイヤテラ
菊花賞3着馬。当時の2,4,5着馬が春天で上位を独占し、6着ダノンデサイルがドバイSCを勝ったことを思えば、さすがにここでは能力上位だろう。素直に。

重賞なので他馬についても軽く。まずスロー想定なので後ろの馬は総じて下げたが、能力的に高く評価するのはサンライズソレイユ、ヴェルミセル、スティンガーグラス。サンライズとスティンガーはアバンデルのくだりで登場したハイレベル戦・グッドラックHのワンツー。ヴェルミセルは近2走とも展開不向きのなかでよく追い込んでいる。

ハヤヤッコはアルゼンチン共和国杯くらいハマってようやく。斤量が増えて前が緩そうな今回はパス。軽ハンデ勢を拾うならアスターブジエあたりか。ただまあ、これもずいぶん後ろから行く馬ではある。

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