※買い目は基本的に◎の単勝と◎-◯のワイド
金曜は3打数1安打で勝ち。ロワドゥサーブルの単が当たったレース、対抗のムメがあまりにも踏んだり蹴ったり。もう少しまともならワイドも乗ったのに。そこだけが不満。
いよいよ明日が本年のJRA最終日にして、最後のGⅠ・ホープフルS。ここまでのJRAGⅠ予想成績は下表の通りです。
ワイド1点から始まり、途中で単複の時期を経て、そして今は単ワで戦っているけど、結局GⅠだけでいえば「ワイド1点買い」を続けてた方が回収率は高い計算だった(166%)。まあ結果論というか巡り合わせだけどね。せっかくなので最後にデカい単勝刺さってほしい。
【予想の方向性】
京都ダートはやや外有利とする。2歳ダート上級条件は基本的に砂を被っての差し経験を重視。このレースも前走4番手以内の馬が12頭というメンバー構成でややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎カナルビーグル
前走はハイレベル戦の記事で取り上げたレース。2歳ダ1800m良馬場でラスト2F11秒台が連発されたのはバーデンヴァイラー未勝利とこれだけ。新馬戦でガッツリ揉まれる形を経験し、特に嫌がる素振りもなく走れていた。能力と経験両面を買って単勝。
人気を分け合うヴィリアリートは牝馬。過去5年、2歳ダート1勝クラス以上で牝馬は【7-7-12-175】単回25%、複回44%と低調。前走で対牡馬のレースを勝った馬に限っても【4-4-7-76】単回20%、複回54%と大きくは変わらない。その分もカナルの方に妙味がやってくると見た。
【予想の方向性】
クリノキングマン、シャープソーン、アンジュフィールドの3頭がハナ候補。アンジュは前走33秒台で入った馬で、クリノは揉まれ拒否で抵抗の構えか。ややハイペース想定。中~外枠の差し馬を狙う。
◎エアメテオラ
エアアルマス、エアファンディタら活躍馬をコンスタントに出す名繁殖Nokazeの仔。初ダートでティルドーン(現2勝クラス)やインヒズアイズ(現3勝クラス)らに5馬身差の圧勝を収めたほか、3走前の1400m戦(3着)も2,4着馬がその後勝ち上がり、5着馬が現OPエミサキホコルというハイレベル戦だった。
今回はノドの手術明けとのこと。近2走大敗の原因がノドにあるとすれば、手術の効果で劇的な変身があっていい。人気もないので狙ってみる。
◯アルシオーネ
ファストフォースの半弟。距離を短くした前走で真価を発揮した。7馬身差付けた2着エイシンレジュームがその後連勝して現3勝クラス、3着グッドウッドガイも現3勝クラスと相手は決して弱くないし、勝ち時計1:24.0は同日昇竜Sのチカッパより1.4秒、同週の3勝クラスより1.1秒速かった。OPレベル。
【予想の方向性】
中山ダートはフラット~やや外有利とする。逃げ候補が少なく、1400mから短縮のルーラルハピネスか外枠のチュウワキャリアあたりがハナか。いずれにせよこのコースにしては緩い流れが予想される。中~外枠の先行馬を狙う。
◎チュウワキャリア
3月に当コースで現3勝クラスのトーアアイギスを破った実績がある。2走前インビンシブルパパ戦は前日のOPと勝ち時計が0.1秒しか変わらないハイレベル戦であり、前半33.5秒のハイ逃げで0.3秒差4着は高評価が可能。
前走は好スタートを切るも控えて味が出ず。最後まで止まったわけではないが、決め手を欠いた。スパっと切れる脚はなく、自分でしっかり位置アドをとって粘り込む競馬が合う。手替わりで積極的に運んでほしい。
◯ディキシーガンナー
2勝クラスで4戦連続2着。出遅れたリボン賞でも崩れなかったあたり、現級での力量上位は今さら疑うこともない。前走が案外だが、休み明けだったし2,4着馬がその後勝ち上がるなど相手も揃っていた。悲観しすぎる必要もない。
【予想の方向性】
1600mで先行してきたピコニ、レイズカイザーが内から先行し、外からクーアフュルスト、イモータルバード、レヴォントゥレット、ホウキボシと続く。ややハイペース想定。中~外枠の差し馬を狙う。
◎シンヨモギネス
5走前の宝塚市制70周年記念がハイレベルで、当時の2-5着、7着馬は既に昇級済み。6着だったこの馬だけ2勝クラスに残っている。2走前は大きく出遅れて参考外、前走はスローペースの最後方になってしまったが、残り800mから自力で打開に動いての3着。展開が向きそうな今回はアタマまで。
◯ホウキボシ
初ダートだった2走前は逃げてラスト12.0-12.1で後続を突き放すいい勝ち方。前走は後半1000m12.4-12.3-12.7-13.1-13.0という早仕掛けのラップ構成&外差し馬場で後方勢が殺到するなか、唯一前で残した。負けて強し。
【予想の方向性】
前走が中途半端だったミトノオーは内枠なら外連味なく逃げ。ほか逃げ候補はサンデーファンデーくらいだが、こちらは外枠なら別に番手でもよい。ミドル~ややスローペース想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎デリカダ
3歳時には伏竜Sでノットゥルノとペイシャエスを破った大器。故障による長期休養もあって低迷したが、ここに来てようやく復調してきた。大阪スポーツ杯は3着ロードアヴニールがその後みやこS3着→師走S勝ち、4着ミラクルティアラが福島民友C3着、6着バハルダールがカノープスS2着など、OP特別としてはまずまずレベルが高かった。
みやこSは1000m通過60.3秒のハイペースからサンライズジパングが動いて次ハロン11.9。先行勢にはかなりキツい展開。少し引っかかった分もあり、7着なら悪くない。折り合って運べれば。
◯ハピ
勝ち味には遅いが平安S2着など広いコースの1800~1900mなら堅実に追い込んでくる。2走前は外枠が厳しく、先行策で脚が溜まらなかった。リステッドなら上位。
フリームファクシの前走は軽く追っただけでラスト12.3-12.0を突き抜ける強烈な勝ち方。能力は感じる。が、大外枠で揉まれずに済んだのもよかったし、コールドムーンSのメンバーレベル自体はあまり高くない。芝時代は左回りがベターな戦績で、中1週での右回り替わりは歓迎と言えない。断然人気濃厚な今回は見送り。またあっさり勝たれるようなら次走以降で重く扱うことにする。
【予想の方向性】
中山芝はフラット~やや外有利とする。前走逃げていた馬3頭に、2-3番手だった馬が7頭と先行馬が多い組み合わせ。中でもアスクシュタインは引っかかるタイプの逃げ馬で、これが延長で引っ張ればペースは速くなる。中~外枠の差し馬を狙う。
またホープフルSはドゥラエレーデの22年を除いてほとんどがトップスピード不要の消耗戦(18,23年は後半の最速区間が11.5。残る4年は後半に11.6以下のラップが全く登場しない)。バテ合いの中で相対的に伸びる資質が問われる。そこも意識しながら。
◎デルアヴァー
母アムールブリエは交流重賞で活躍したダート馬。その母ヘヴンリーロマンスで、つまり近親にラニやアウォーディーがいる。新馬戦はズブさを見せながら大外を回ってラスト11.4を差し切る好内容。福島芝1800m~2000mの2歳戦でラスト1F11.4以下のレースがそもそも6例しかないが、それを4角5番手以下から差し切ったのはこの馬だけ。非凡なポテンシャルを感じる。
東スポ杯はスローペースを後方2番手で運び、上がり最速タイ33.3秒を使うも展開が向かなかった。ダート質の母系と自身のレースぶりからして、距離延長、中山替わり、消耗戦いずれも大歓迎。買い時として理想的。
◯マジックサンズ
新馬戦は道悪のため全体時計は遅いがラスト11.8-11.6の加速ラップではあった。札幌2歳Sは外有利のトラックバイアスに順行したとはいえ2歳女王アルマヴェローチェを撃破。能力はある。キズナ牡馬で近2走も消耗戦を勝っており、上がりがかかる競馬はお手のもの。枠順、差す競馬の経験値も含め、最も崩れなさそうなのはこの馬。
3番手以下の印と全頭評価はnoteに記載しました。クロワデュノール強いよね。強いが、今までと全く質の違う競馬になってどうか。攻めの姿勢で期待値を獲りにいきます。
【予想の方向性】
京都芝はフラット~やや内有利(内から2~3車線目が有利)とする。千直でもハナを切れるトレンディスター、伏木田牧場が誇るハイペースメイカー・ウォータールグランがいて先頭は速い。ただしそれに続く馬が少なく、馬群は実質ミドル~ややスローくらいか。中~内枠、一列引いたあたりからの差しを狙う。
◎シカゴスティング
道中1-2-3番手+イン突きエトヴプレで決まった葵Sを外差しで5着まで来たことを評価している。3走前は前残りを捕らえ損ねただけ。2走前に負かした2着馬は次走V、3着馬カピリナはその後連勝でOP入りを果たすなど相手も強かった。前走だけ不可解だが、休み明けで実質トップハンデの3歳牝馬54キロ、ハイペースを少し深追いして0.7秒差なら致命的な負けでもない。見直す。
◯アンクルクロス
1200mでは【2-2-0-1】、唯一の着外は直線で詰まったもの。2走前は上がり33.0秒の豪脚で突き抜け、前走もハナ差2着で後続は離した。シンプルに強い。競馬は長岡。
【予想の方向性】
グラニットは逃げない競馬が板についてきて、ハナ候補はビジュノワールかタシット。前者は短縮、後者は番手OKで無理に競る動機がない。ややスローペース想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎ビジュノワール
「超ハイレベル戦」の呼び声高い新潟日報賞組。当時の2,4,5,7,8,10,11着馬が3勝クラスを突破しており、9着だったこの馬も条件ひとつで勝ち負けになる。前走は1000m通過57.5秒のハイペースで展開的に不利だった。ハンデ53キロで距離短縮。楽に先行できれば一発ある。
◯マラキナイア
ローズSでマスクトディーヴァ、ブレイディヴェーグというGⅠ級の強敵2騎に次ぐ3着。2走前の豊橋Sでアルジーヌに先着した実績からして、3勝クラスはすぐにでも勝てる。前走は7か月の休み明け+18キロという臨戦過程ながら1:44.5で走破して5着。使った分の上積みでもうひと押しに期待。