6月15日の中央競馬予想

※買い目は基本的に◎-◯のワイド
土曜は4打数1安打で負け。初手が幸先よく当たったものの、続く◎アサクサヴィーナスがハナ差4着でハズレ、後半は特に見せ場がなかった。しかしタイセイアディクトは全く伸びなかったな。どうした?
函館SSはカピリナ。実にあからさまな内枠決着だった。インが渋滞しそうだとか、ちょっと余計なことを考えすぎた。ナムラクレアは不利もあって参考外。ミリアッドラヴはただただ無念。ご冥福をお祈りします。
明日は宝塚記念。楽しかった春のGⅠシーズンもいよいよフィナーレとなる。この春は大レースの予想が冴えわたっていた。ラストもビシっと当てて締めたいですね。
◆函館9
【予想の方向性】
馬場想定:内有利
展開想定:ハイ
→土曜の函館芝は露骨なイン有利馬場で、好走馬のほとんどが4角でインを捌いていた。それに寄せる。ここは前走4角4番手以内だった馬が13頭中11頭を占めるメンバーでハイペース想定。内枠差しを狙う。
◎クモヒトツナイ
3走前小倉での未勝利勝ちは加速ラップ。スプリングSは重馬場もあってか大敗を喫したが、前走はスタート直後ぶつけられて後手に回りながらも2着確保。現級にメドを立てた。最内マルカオペラ、2番イリスレーンが逃げ争いをしてくれればその後ろをとって抜け出すだけ。単勝。
◆東京9
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル
→ストレイトトーカー、ホウオウシェリー、コスモスプモーニあたりが先団を形成。3頭とも極度の瞬発力勝負にはしたくないタイプで、それなりに流していくだろう。頭数も頭数なので、ここはシンプルに能力重視で買う。
◎ファビュラススター
3歳1月の1勝クラスでは直線右にササる面を見せながらコスモキュランダを撃破。折り合い難とササり癖が災いしてOP2戦では結果が出なかったが、昨年の当レースでトロヴァトーレの2着と善戦した。もっとやれていい能力の持ち主。
2走前の7着は案外だったが、2,4,5,8,9着馬がその後勝ち上がるハイレベル戦ではあった。前走は右回りで参考外。現状のベストと思われる東京マイルに戻って。
◯アスクセクシーモア
3走前はルクスジニアやタガノアビー、ニュークレドといった実力馬を破って勝ち上がり。チャーチルダウンズCは右回りでぎこちない走りになったが、東京に替わった前走は1:32.2の優秀なタイムで勝利した。あの時計で走れるなら昇級でも。
◆阪神9
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ハイ
→土曜の阪神芝は最終が完全なる内枠決着。ただし1日ずっとイン一辺倒だったわけでもなく、大きなバイアスは感じない。懸念された雨も未明には止む予報で、なんだかんだ良~稍重で施行できそう。道悪についてはさほど気にしなくていいのでは。
ロードトレゾール、アメリカンビキニ、ソングオブライフ、ゼンダンタカ、カジュフェイス、インプロバイザーなど逃げ先行型が揃ってハイペース想定。差しを狙う。
◎エコロマーズ
デビューからずっとマイル以上のレースを使われてきたが、3走前に初めて1400mを使うと開幕週の顕著な内有利馬場で大外ぶん回しの8着。初の1200mだった前走は逆に外有利馬場の最内枠という不利な条件ながら0.2秒差5着まで伸びた。短距離が合う。前が止まる流れになれば。
◯レイピア
以前はスピードに任せて行くだけの馬というイメージだったが、葵Sで控えて結果が出たのは大きな収穫。引っかかる馬の外枠は北村友一騎手の得意パターン。
◆東京10
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→ギャンブルルームは前走ダートで砂被りを嫌った逃げ。芝ではさほど先行していない。ほか逃げ候補はルドヴィクス、シリアルノヴェルくらいでややスロー想定。前目に行ける馬を狙う。
◎アドマイヤサジー
前走は皐月賞当日の高速かつやや内有利な馬場。行った行ったの決着を後方外に構えてノーチャンス。そもそも33秒台の上がりを使える馬ではなく、その点で適性からも外れていた。今回は久々のブリンカー。以前ブリンカーを着けていた時のように先行し、前々でしぶとさを生かす形なら変わり身ある。
◯ミスタージーティー
昨年の日本ダービーは後方待機から上がり33.4秒を使うも16着止まり。ただ、当時似たような競馬で15着、17着だったショウナンラプンタとビザンチンドリームもその後GⅠで好走したように、この世代のダービーはレベルが高い(というか、まだ条件戦にいるのはこの馬だけ)。3勝クラスなら能力上位。
◆函館11
【予想の方向性】
馬場想定:内有利
展開想定:ややスロー
→ドゥアムールのハナか、アイノセンシが強引に行くか。ただ、後者は遮二無二押して行った前走でもテン3F34.9秒とそこまで速くなかった。ややスロー想定。内前を狙う。
◎ゴキゲンサン
正直このクラスで頭打ちだが、函館では新馬勝ちと函館2歳S4着があるほか、昨年も2戦してどちらも0.3秒差。滞在が合うのか洋芝が合うのか、函館芝がベストなのは間違いない。ドゥアムールの背後さえとれればそのままゴールまでついていくだけ。そのポジション争奪戦に勝てれば。
◯ドゥアムール
中京2歳S3着、橘S2着で実績は断然。フィリーズレビューの際に前半3F33.2秒の逃げを打てておりスピードも豊富。内目の好枠。変に控えたりしなければそのまま押し切れる。
◆東京11
【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→内からバルサムノートが出て、外からベガリスも行く。ベガリスは条件戦時代ハナ必須のイメージだったが、前走2番手から勝ったことで選択肢が増えた。無理な競り合いはなくややスロー想定。前目に行ける馬を狙う。
◎バルサムノート
右回りだとモタれがキツくて競馬にならないが、左回りではそれなりに走る。昨年朱鷺Sは前半3F33.7秒のハイペースを2番手から押し切り、富士Sでも5着に粘った。リステッドでは地力十分。3走前はダートで参考外。近2走はシンプルにメンバーレベルが高すぎた。相手緩和で。
◯シャドウフューリー
こちらもレベルが高かった京王杯SCで5着善戦。その前の京都金杯も内有利の馬場に逆行しながら0.4秒差と踏ん張っていた。こちらも相手緩和で。
◆阪神11 宝塚記念
【予想の方向性】
内枠◇◇◆◇◇外枠
先行◇◇◆◇◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややスロー
→展開面はメイショウタバルの逃げが濃厚。ほかベラジオオペラ、ドゥレッツァ、プラダリア、リビアングラスら5~7頭ほどが先行型で、残るは中距離だと位置をとれない馬ばかりの両極端なメンバー。前が総崩れするような流れにはならない。中団くらいにはつけられる馬を狙う。また、阪神内回りのコース形態から、上がり33秒台を出すような瞬発力は不要。タフな流れでの実績を重視する。
◎ロードデルレイ
デビューから連対を外したのは神戸新聞杯だけ(それも0.1秒差4着)で、2200m以下では【6-3-0-0】という素晴らしい戦績。アンドロメダSと中日新聞杯ではデシエルトに屈したが、日経新春杯は展開がハマったとはいえ2着ショウナンラプンタより1.5キロ重い斤量で3馬身差完勝。レース上がり37.4秒(自身は35.8秒)の中を突き抜け、単なるスロー専でないことを示した。
大阪杯はやや内有利の馬場で、1,3,4,5着をインで立ち回った馬が占める決着。こちらは7枠13番から外々を回らされるも、そのロスを跳ね返して2着まで伸びた。強い。進路取りの差を加味すればベラジオオペラと互角以上の内容だった。これまで高速馬場のレースばかり走ってきたので道悪は未知だが、なんとか持ちこたえそうなのでココに本命を打つ。
◯ベラジオオペラ
距離は1800~2500m、高速馬場も道悪も、ハイペースもスローペースもこなす。レベルの高い合格点を超える走りをオールウェイズ出してくれる。操縦性が非常に高く、横山和生騎手に「僕のやりたいプランを叶えてくれる馬」と言わしめる。
内容を強調したいのが2走前の有馬記念。「スロー先行で残れなかった」と思われがちだが、残り1000mから11.3-11.4と踏む早仕掛けでむしろ先行勢には厳しい展開だった。当時逃げて3着だったダノンデサイル(この馬と0.1秒差)がドバイSCを勝ったことで「有馬記念先行組」の価値は証明された。
条件も枠も騎乗も絶好だった前走に比べるとオッズ的魅力はダウンするが、それでも3着圏内での信頼度という意味では筆頭。あまり雨の影響はないと想定しているが、昨年宝塚記念(3着)で道悪をこなしており、仮に馬場が悪くても大丈夫。
3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。能力評価のSとAが多い。ちなみにこれはトップの馬をSにしての相対評価なので、レースレベルが高いというよりは「上位拮抗」という意味合いですね。

◆函館12
【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→逃げ馬不在。デルマムーンあたりが行ってスローペースが濃厚。前の馬を狙う。
◎ドゥラリス
未勝利勝ちの際はスローペースとはいえラスト12.6-12.1の強烈な加速ラップで勝利。当時の2着馬ツキノアカリも既に1勝クラスは突破した。2走前は対牡馬のハイレベル戦で4着と大健闘。前走は内有利馬場の中京ダートで内枠を引いたのに、わざわざ外に出して回る疑問手。このクラスは能力でねじ伏せられる。
◯グレイテストソング
2走前は1000m通過65.0秒のスローペースで前を捕らえきれなかっただけの2着。前走は直線で馬群を割るように伸び、ラスト12.4-12.2の加速ラップで勝ち上がった。序盤やや行きたがる素振りがあったことから、小回り1700mへの舞台替わりもプラスの要素。