【中央競馬】函館スプリントステークス2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

6月14日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年6月号

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

金曜は3打数ノーヒット(1取消)。今開催は全然ダメだったなあ。うーん。しょんぼりクリスエス。◎ビルドラポール4人気2着、◎シンリンゲンカイ5人気2着どちらもお金にできず。ジェットスピードさん、多少の出負けは覚悟していたが、あれだけ派手にやっちゃうとね。コスモブライヤーの騎乗は率直に言ってガッカリ。この枠このメンバーで前走よりじっくり構えても何も起こらないよ。

気を取り直して3場開催の土曜中央へ。阪神はかなり雨が降るみたいなので触る気なし。東京と函館をメインに攻めていきましょう。

◆函館1

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利(暫定)
展開想定:ミドル~ややスロー
→函館芝は開幕週でインがベターと想定。逃げ馬はエスペシャリーとサニーネイチャーくらいで極端に速くもないだろう。中~内の前を狙う。

◎セゾンデフィーユ
近2走は1400m戦でどちらも序盤の折り合いに苦労していた。1200mへの短縮はいかにもよさそう。その上で、2走前は前半3F34.3秒のやや速い流れを前受けして一時先頭の場面を作ったし、前走も外伸び馬場の差し決着を内目先行で踏ん張った4着。内容も悪くない。自分で逃げてもいいし、6が逃げてくれて外2でも嬉しい。

◯ペイシャアーサー
気になってデータを調べてみたが、1回函館の開幕日に組まれた芝1200mで1枠は【6-4-5-32】単回227%、複回116%(過去10年)だった。単勝10倍未満の馬に限っても【4-3-2-6】で単複回収率は100%超。この馬自身1200mに転向後3戦連続タイム差なしの実力馬であり、素直に買う。

◆東京8

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→東京芝はCコース3週目。ダービー、安田記念の週はインも頑張っていたが、そろそろ内の利は消滅する頃合い。とりあえず土曜はフラットに考える。先行馬はそれなりにいるが逃げ馬は不在でやや遅めの想定。前目の馬を狙う。

◎アサクサヴィーナス
マイルだとどうしても折り合いが難しく、1400mがベターだと思っている。4走前にこの東京芝1400mを使ったときは直線で詰まって仕掛け遅れての0.2秒差7着。スムーズなら勝ち負けに加われていただろう。前走は勝ち時計1:32.6が同日3勝クラスと同タイム。レースレベルが高かった。

◯ボンヌソワレ
フィリーズレビューは他馬の失策に助けられた部分もあるが、テン3F33.2秒の超ハイペースを前受けし、先行勢では断然の最先着となる3着。重賞にしてはレースレベルが高かったと言えないが、そうはいっても1勝クラスに混ざれば地力断然と判断。

◆東京9

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややハイ
→逃げ候補はシグムンド、ライジンマル、バナマンテソーロあたり。1800mでもハイペースを作ってきたライジンマルがいる以上、競り合いはなくともやや速めの流れと読む。差しを狙う。

◎タイセイアディクト
3走前の勝ち馬アムールドパリは次走3勝クラスも勝利。2走前に対戦したカズダンジャーも次走で3勝クラスを5馬身ぶっちぎった。この2戦は単に相手が悪かった。前走も十中八九勝つと思っていたのだが、雨の影響で高速かつ顕著にイン有利な馬場になってしまい、外枠に泣いた4着。かわいそうに。フェアな条件なら能力が2枚くらい抜けている。鬼単勝。

◆函館10

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利(暫定)
展開想定:ミドル
→リリーブライト、テリオスサラ、オルノアの3頭を筆頭に逃げ候補多数。ただ、初角まで近い1800mならさほど激しい応酬にもならず、せいぜい平均程度では。前後はさておき内枠を狙う。

◎オメガインペリアル
データ馬券(?)その2。過去10年の1回函館開幕日に組まれた芝1800m戦で、最内の馬が単勝10倍未満なら【2-3-0-2】連対率71.4%。洋芝は昨夏に2着、1着と良績あり。3走前はダートで参考外、前走はラストの鈍り方を見るに距離が気持ち長かった感。1ハロン短縮はちょうどよい。これも単勝。

◆東京10

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ややスロー
→先行馬が手薄かつ距離短縮組が多いメンバー。ジャスパーロブストかガンウルフの先手でややスロー想定。ダ1600mのコース形態を加味し、中~外枠の先行を狙う。

◎レッドラパルマ
良績のほとんどが中山に集中しているが、東京も3歳時に1勝クラス4着、3走前に0.4秒差5着があり、別にダメなコースではない。2走前は去勢手術明けで参考外。前走は1000m通過61.3秒の速いペースを先行して3着。勝ち馬とこの馬以外は9着までことごとく差しが台頭しており、前で粘っての好走は高評価。前々で運んでほしい。

◯ナイトアクアリウム
2走前は中京の内有利馬場、行った行ったの決着に大外から追い込んできた強い3着。前走も勝ち馬の1:34.0という走破時計が優秀すぎるだけで、並の3勝クラスであれば勝っていた2着。能力は高い。

◆函館11 函館SS

【予想の方向性】
馬場想定:やや内有利(暫定)
展開想定:ハイ
→この函館SSに限っては開幕週施行でも内枠有利の傾向がない。内外よりタテが大事で、インが大渋滞した2015年を除いてほぼ4角7番手までで決着している。さらに今年は逃げ候補に初芝の馬や人気薄が多く、いかにも内がゴチャつきそう。内枠にはこだわらず、ある程度前目で運べる馬を狙う。

◎ペアポルックス
結局シルクロードSの敗因は分からないままだが、オーシャンSでGⅠ馬ママコチャと0.1秒差の2着。重賞で通用する力を示した。前走の高松宮記念はGⅠでそもそもレベルが高いことに加え、トラックバイアスと風の影響が重なって先行馬が非常に不利な状況。出負け気味の18番枠から押して2番手の競馬は負荷が大きすぎた。大敗やむなし。オパールSやみちのくSで出遅れた際に、差しても脚を使えることは判明済み。この枠なら自在に動けて戦いやすい。

◯ナムラクレア
御託いらないでしょう。別格に強い。ただ、最近は序盤に急かすと末脚が鈍るので函館の開幕週という条件が合うわけではない。差しこぼしの可能性は考えたい。

重賞なので他馬の評価も軽く。まずジューンブレアはあまり評価していない。前走は中山開幕週の内有利馬場で最内枠。条件としてだいぶ恵まれていた。重賞ではあくまでチャレンジャーの身ながら、枠と脚質で買われる。今回はパス。

カピリナはここ2走コーナーでズブさを見せたのがどうか。荒れ馬場の影響か? という話だが、ハッキリは分からない。個人的には1400mの方がいいんじゃないかと思っている。しかも枠の並びで自分の前にジューンブレア、カルチャーデイ、インビンシブルパパ、ドンアミティエあたりが入ってくるのも見えていて、どう捌くんだ問題もある。他馬にぶつけて強引にこじ開けたりしない戸崎さん。大丈夫ですかね。

ミリアッドラヴは普通にダート馬なのでは。カルチャーデイは前走が阪神芝1200mの重馬場でゴリゴリの前残り戦だっただけに、今回はさほど興味をそそらない。

穴で気になるのはゾンニッヒ。直線の短い1200mはベスト条件。枠は厳しいが、内の方で5頭くらい詰まってくれれば。

◆阪神11

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ミドル~ややハイ
→サンデーファンデーは揉まれずに行ってこその馬。これが主張し、格上挑戦51キロのレアンダーも特攻。ダブルハートボンドは3番手付近からサンデーを意識しての騎乗になるだろう。どちらかといえば速めの想定。中~外の差しを狙う。

◎タッチウッド
前走は初ダートのOPで最内枠という普通なら厳しい条件。しかし出負けして内でしこたま砂を被っても嫌がらず、むしろ引っかかるくらいの追走だった。3角付近でゴチャついてポジションが最後方まで下がるも、直線は盛り返して5着。ダート適性は感じる。慣れが見込める2戦目、外枠替わりでスムーズなら。

◯ダブルハートボンド
デビューからいずれも圧勝で4連勝中。特に強烈だったのが3走前。1.9秒の着差もさることながら、勝ち時計1:51.2が素晴らしい。同日に走ったムルソー(現OP)のタイムより0.4秒速かった。OPでも壁はない。

サンデーファンデーももちろん有力だが、どちらかといえば冬の方がいい馬ではある。あとフェブラリーSを最後に音無厩舎の定年で転厩しているので、たびたび言っている「転厩で馬変わる」が発動する。前走の負けが一過性でないおそれもある。

◆東京11

【予想の方向性】
馬場想定:内外フラット
展開想定:ミドル~ややスロー
→逃げ候補はグランドカリナン、シルトホルンくらいか。いずれも番手OKで、ハイペースにしてまで逃げるというキャラではない。ある程度前目につけられる馬を狙う。

◎シュバルツクーゲル
3歳8月までに芝1800m以上の古馬3勝クラスを勝った馬は全11頭いて、グローリーヴェイズ、ドゥレッツァ、ヘデントール、アヴェンチュラがGⅠ馬に、アナザーリリック、リアファル、アズマシャトル、ショウナンマイティ、ミスズシャルダンが重賞馬になった(残る1頭メジロカンムリも秋にエリ女で2着)。この馬もその輝かしいリストに名を連ねる。

菊花賞は序盤じっくり溜めて外を通した馬が有利な競馬。先行策から3角先頭に立つ厳しい展開での7着は、6着ダノンデサイルから7馬身離されたことを加味しても上々の走りだった。実際、当時の9着エコロヴァルツはその後OP勝ち→中山記念2着→大阪杯4着と活躍している。こちらもOP特別なら即通用を見込んでいい。

◯クルゼイロドスル
中日新聞杯は距離長い&枠順不利&ハイレベル戦の7着。中山記念は開幕週の内有利馬場で16番枠の不利がありながら0.5秒差5着と大健闘。前走エプソムCは外伸び馬場のハイペースで内目を引っかかりながら先行し、展開&トラックバイアス逆行の4着。どれも内容は濃い。重賞でもやれるはずだし、OPならもちろん地力上位。

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