3月9日の中央競馬予想
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
土曜は8打数ノーヒット。出遅れとどん詰まりが多くてフラストレーション溜まりまくり。お話にならない1日だった。ただまあ不運の部分を抜きにしても予想がイマイチだったのは確か。完敗を認めるしかない。
泣きながら日曜へ。中山は雨雪の影響で土曜と話が変わりそう。困ったものです。
◆中山6
【予想の方向性】
中山ダートはやや内有利。3歳のダート短距離戦らしく前走3番手以内の馬が11頭もいてハイペース想定。中~内枠の差せる馬を狙う。
◎エルオレンス
初めて1200mを使った2走前は序盤突っ込みすぎて差された。勝ち馬トリリオンボーイはその後1勝クラス2着、2着チャロも次走勝ち上がりとレースレベルはまずまず高い。前走は砂被りを経験しつつ勝利。1:12.6は特段優秀ともいえないが、同日もうひとつの未勝利戦よりは0.5秒速かった。1勝クラスで好走歴があるのはヤマメキングだけで、相手関係はそんなに厳しくない。昇級でも好勝負可能。
◯ヤマメキング
1200mに転じてからの2戦はどちらも砂を被る位置で進め、直線しっかり脚を使えた。味のある競馬。1勝クラス2着の実績、1:11.8の持ち時計どちらもこのメンバーでは首位と呼べる。素直に信頼。
◆阪神9
【予想の方向性】
阪神芝はやや内有利。8頭立てながら近2走以内に逃げ履歴のある馬が4頭おり、それなりにペースは流れる想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎インターポーザー
2走前は道中折り合いに苦労しながら運び、中京の4角大外を回って強気に進出。直線は11.1-11.3の脚で突き抜ける好内容だった。京成杯は1000m通過58.3秒のハイペースを引っかかりながら先行してガス欠した。現状2000mだと我慢が効かない。短縮は歓迎。
◯ダイシンラー
朝日杯FSはスロー逃げで展開向いたとはいえ4着。3,5,6,7着馬は次走のOP~重賞で好走しており、こちらも少頭数の自己条件なら上位争いが可能。前走は最終週の馬場でさすがに外伸び傾向だったし、おそらく勝ったパラディレーヌが強い。着差は離れたが悲観する必要もないと思う。
テレサは新馬戦の2-5着馬が次走で勝ち上がり、前走のつわぶき賞もハイレベル戦でハイペース先行しての4着。強い。強いんだが、挙動からして距離はもってマイルまでに見える。1800mねえ。
◆中山9
【予想の方向性】
中山芝は夜間の雨の影響も考慮して、内外ほぼフラットと想定する。これといって逃げ馬がおらず、ショーモンの単騎逃げか。ややスローペース想定。前に行ける馬を狙う。
◎フルール
昨夏に札幌日経OP(別定戦)に格上挑戦して2着の実績がある。2走前は実質トップハンデタイの牝馬55キロを背負い、中山芝2500mの8枠16番から終始外を回されて0.1秒差2着。このクラスでは地力上位。3走前、前走は格上挑戦のため参考外でいい。自己条件の定量戦なら。
◯スティンガーグラス
昨日も使ったネタだが、グッドラックHが素晴らしいレース。タイムが同日有馬記念5着相当だった。強いです。
◆阪神10
【予想の方向性】
ナムラローズマリー、ジャスパーノワールも速いが、下関Sでテン3F32.2秒を先行していたメイショウエニシアが制してハナへ。ハイペースを演出する。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ブルーシンフォニー
芝1200mでは3戦して0.4秒差、0.3秒差、0.5秒差と大きくは負けていない。特に直近のセプテンバーSは直線で詰まったもの。ダートもこなすはこなすが、良績があるのはやはり芝。芝戻りで得意の阪神遠征、好枠、展開有利と条件はもろもろ揃う。セコく回ってなんとか3着まで。
◯アンクルクロス
2走前が勝ちに等しいハナ差2着。前走はレースの前後半33.7-34.8だが、3番手以下の集団は34.5-34.0の実質スローペース。後方から上がり最速33.3秒を使うも展開が全く向いていない4着。能力的にこのクラスはすぐ勝てる。
◆中山10
【予想の方向性】
能力首位だが砂被り経験のないムルソーが内枠を引いた。外からサンマルレジェンド、ミファヴォリート、タガノエスコート、コンティノアールが被せてくれば抵抗したいが、ピュアキアン吉田豊が是が非でもハナの構え。ハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎キタノリューオー
中山ダ1800mでは一昨年の師走S勝ち、ポルックスS2着の実績あり。2-5走前はマイルを使われて不発に終わったが、1800mに戻した前走は0.5秒差5着と善戦した。この師走Sがなかなかにハイレベルで、2着サンデーファンデーはその後ベテルギウスS1着→プロキオンS1着。3着アクションプランはポルックスS1着。4着チュウワハートも門司Sで3着に入り、8着メイショウフンジンは佐賀記念を制した。また今回はブリンカー着用とのこと。その分の上積みにも期待。
◯ハビレ
本質的に1800mは少し長いという評価だったが、差しに脚質転換してから安定してこなしている。さすがに評価を改めた。前走は1000m通過63.5秒、ラスト12.1-12.3で前残りの流れ。後方から外をマクって2着なら地力は示した。
ムルソーは強いが、よく見ると何故か転厩しているのね。しかも砂被り未経験で内枠にぶち込まれた。今回が試練。イン3で揉まれる形をあっさりクリアして勝つようなら、まあ近いうちに重賞も持っていくでしょうね。
◆阪神11
【予想の方向性】
ショウナンマグマが近走すっかり行かなくなっており、とすると逃げ馬がいない。ラインベックかグラティアスあたりがハナか。スローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ウエストナウ
昨年の京都新聞杯は初角で逸走しながら2着。勝ち馬ジューンテイクは神戸新聞杯でも2着、3着ヴェローチェエラが日経新春杯4着、4着アドマイヤテラが菊花賞3着、5着キープカルムが現OPなどレベルが高かった。その後数戦振るわなかったが、前走ブリンカーを着けると先行叶って2番手から上がり最速V。3勝クラス上位のシェイクユアハート、セブンマジシャンらを寄せ付けなかった。好枠を生かして今回も先行できれば。
◯デビットバローズ
昨年の当レースでステラヴェローチェとアタマ差2着。巴賞ではホウオウビスケッツの2着など、1800mでは強敵といい勝負ができる。前走は去勢効果で揉まれる形もクリアし、収穫のあった2着。
◆中山11 弥生賞
【予想の方向性】
ぱっと見の逃げ候補はアスクシュタインとロードガレリアだが、アスクは前走でせっかく控える競馬を学んだのにここで逃げさせたくないはず。片やロードもあまり逃げを打たない戸崎騎手。トライアルらしいスローペースだろう。前に行ける馬を狙う。
◎ファウストラーゼン
未勝利勝ちは向正面で早くもステッキが入り、直線は詰まって急ハンドルを切るシーンがありながらの勝利。ズブさを露呈する一戦だった。
ところがホープフルSでブリンカーを着けると一変。スタート後に挟まれる不利を受けて最後方付近まで下がったが、前走と違って引っかかるくらいの手応えで追走。向正面で一気に動いて先頭に立つと、しぶとく3着に粘り込んだ。マクったのは1000m~1200m=レースラップ12.0秒の区間であり、自身のラップは推定11.1~11.2秒くらいか。残り5Fからこれだけ急激にスパートしたら普通は止まる。この仕掛けでジュタやクラウディアイの追い上げをしのいだのは地味に偉い。
ゲートは遅いがロンスパを打ってバテないのが強み。ちょうど昨年覇者コスモキュランダと重なる。ひと雨降ってスピードの要求度が下がるのもこの馬には追い風。待たずに動いていけば。
◯ミュージアムマイル
新馬戦が中京マイルのバリバリ前残り決着に1頭だけ飛んでくる強烈な内容での3着。2戦目で勝ち上がると、黄菊賞は京都芝2000mの2歳レコードに0.2秒差と迫る2:00.0で勝利。しかもそれを前後半61.7-58.3のスローペースで叩き出した。
朝日杯FSは出遅れてダッシュもつかず、3番手まで巻き返すのにだいぶ脚を使ってしまった。アドマイヤズームには完敗だが後続は2馬身半離したし、3着以下の馬もその後OPや重賞で結果を出している。2000mへの延長がプラス材料なのは火を見るより明らか。前哨戦仕上げでも圏内は外さない。
3番手以下の印および全頭評価はnoteに書きました。年初はスロースタートだったけど、ここに来てフェブラリーS→中山記念と連勝中。継続していきたいものです。

◆阪神12
【予想の方向性】
阪神ダートはフラット~やや外有利。ペプチドハドソンの逃げにアスクアイルビゼアが続く。先行型はその2頭くらいでややスローペース想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎アスクアイルビゼア
1勝クラス勝ちは1400m戦。現3勝クラスのヒルノドゴールに2馬身差を付けた。その後は距離を詰めて使われているが、近2走の1000mは明らかに忙しい。脚を余した。この延長は大きなプラス材料で、特別戦→平場替わりのため古川奈騎手の継続騎乗で▲3キロ減が発動する。一気に条件が好転する。
◯プロミシングスター
2勝クラスに上がってから馬券外に敗れた3戦はいずれもハイレベル戦だった。地力上位。4走前に示した通り、芝発走の外枠なら先行できる。