【川崎競馬】鎌倉記念2025と当日他レースの予想

南関競馬予想

10月15日の川崎競馬予想

『競馬ナイト+』2025年10月号発売中 馬券の心得載ってます

火曜は3打数1安打で微負け。初日の馬場を見て外に振ったけどトラックバイアスがまた違っていた。極端にイン有利とは言わないが、ロスなく回ってくるのがベターな川崎らしい馬場。そんななかでも◎リノデスティーノは7人気4着と頑張っていたけどね。ここ数日こういう僅差の争いがとれない流れになっている。我慢の時。

明日は鎌倉記念。馬柱にズラリと「1着」が並んだ壮観なメンバー構成。全頭評価記事を出すつもりで色々見たけど、少頭数だし結局どの馬も未知数な部分が多すぎるのでやめました。まあ馬券は当たると思う。3頭目以降が全く分からない。

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆川崎9

【予想の方向性】
馬場は内外フラット。やんわり内がいいが、川崎としては標準的。シルバーダイヤが先手を主張、モーモーブラックも揉まれNG馬で出ムチ特攻、そこにランラン、ブルドッグキングあたりも加わる。ややハイ想定。この距離なので最低限のポジションは必要だが、差しに回せる馬を狙う。

◎ラヴォミ
デビューから一貫して900mを使われて【3-3-2-0】とオール複勝圏内。前走は少し間隔が空いて+19キロ、暑さの影響があってデキにも泣きが入っていたが、2着ランランとタイム差なしまで詰めてきた。ひと叩きして状態面の上積みが見込める。

◯タイセイフェスタ
JRA2勝クラスからの転入馬。3走前は大井の交流を使って3着。ドリームビリーバーやオメガシンフォニーといった現A1馬に先着した。900mは忙しいと思うし、川崎コースへの対応など条件的には微妙だが、B3相手なら能力でなんとかするのでは。

◆川崎10

【予想の方向性】
ヤプシとモトサンの2頭がハナ争い。前はやり合いそうだが、それ以外の先行馬が手薄で番手以下は実質スローか。前に行ける馬を狙う。

◎ナイトロ
近走は1200mを使われているが忙しい。1500mでも【1-1-2-2】と実績があり、この距離の方が合っていそう。2走前はハイペースを一度抜け出しての3着、前走は休み明けと内有利馬場の外枠不利があっての5着。内容はどちらも悪くない。延長で前につけられれば変わっていい。

◯サヨノビッグホープ
C1で直近4連続連対からの昇級初戦。とはいえ4走前に0.3秒差だったサイレントヴォイスはその後B2B3でも好走している。前走はジャンプアップシリーズのハイレベル戦だし、直線外伸びの馬場でインを突いた分もあって2着。B3でも通用する。

シゲルオトコギは7か月の休養明けでどうか。ピエフォールは粗くても外から早めに動いた方がいいタイプで、この枠は嬉しくない。ガストンはB3に上がった近2走に強調点なし。ナイスカプチーノは前走トラックバイアス有利。そんな感じ。

◆川崎11 鎌倉記念

【予想の方向性】
常々言っている通り、2歳早期のダート重賞は下級を逃げ先行で勝ってきた馬が集まるため、砂を被って差す競馬の経験が重要になる。このレースがまさにそういうメンバー構成で、しかもベストグリーン以外の7頭が距離延長でもある。ハイペース想定。差し馬を狙う。

◎ロードレイジング
馬群に入れて砂を被る形をクリアしながら3連勝で重賞勝ち。ルーキーズサマーCの勝ち時計1:27.9は同日古馬C1とほぼ同じだった。持っている時計の価値で言うとスマトラフレイバー、ハンデンドレイク、クリムゾンプリンスあたりとそこまで大差ないが、なにぶん展開と経験面のアドバンテージが大きい。ここも前が鈍ったところを差してくるだけ。

◯ベストグリーン
POGシーズンから田中淳司厩舎が推していた馬で「ハッピースプリント以来の手応えを感じる馬」とまで言わしめる。道営の坂路で3F34.4秒を出した件でも話題になった。前走のBGJCは直線で一度は完全に後続を振り切ったが、最後2着馬にだけ迫られての1馬身差勝ち。能力は高いが、あの走りを見ると1700mは気持ち長いか。マイルへの短縮はいい。

鎌倉記念に出てくる道営馬はほぼ必ず初の左回りになるわけだが、それでもなんだかんだ9年連続連対中。正直、道営でエース級と言えない馬でも結果を出してきた歴史がある。いわんやこの大器なら当然勝ち負けになるだろう。馬連で。


重賞なので他馬の評価も軽く。というか全頭評価を出すつもりで調べてはいたので、もう内から順番に。

ララメテオは前走が3.3秒差の圧勝。ただし勝ち時計1:34.4自体は特筆するものではないし、当時の2着ステイドリームが次走8着、3着ラヴィッジが次走10着で、相手が弱すぎたのは否めない。出脚もさほど速くないので、この枠だと揉まれることになる。あえて買いたい動機はない。

スマトラフレイバーはデビュー3戦3勝と底を見せていない。スピードもあって時計も悪くないが、若武者賞の取止で少し間隔が空いてしまった点は誤算。差しに回る競馬をやったことがないし、個人的にはあまり距離が延びてよさそうなタイプに見えない。

ハンデンドレイクはデビュー2戦どちらもいい内容。特に前走は同日ブルーヒサシン(現B3)と同じタイム、同じ上がり3Fで走破した。5馬身離した2着ドキドキが重賞でも2着なわけで、能力はいいものがある。ただし1200mの逃げしかやっていない馬の400m延長、初遠征、左回り1周替わりで、クリアすべき課題はたくさんある。

トルーカは今回のメンバーで唯一負けたことがある馬。若竹特別は前後半推定36.9-40.5のハイペースで展開が厳しかった面はあるが、とはいえ同日ロードレイジングより100m長い距離で+11.3秒要した計算。やや地力劣勢か。

ゼーロスは2戦とも逃げて上がり最速の完勝。ただ、どちらもやや内有利馬場の恩恵はあった。タイムは同日古馬C2にちょっと足りないくらい。ハンデンドレイクと同じく控える経験がなく、左回り1周競馬への対応も課題となる。

クリムゾンプリンスも3戦すべて逃げて上がり最速の完勝だが、前走の9月25日浦和は逃げ馬10連対など内有利のトラックバイアスが強かった日。やはり控える形を経験していない点もネックとなる。

というわけで、能力的にはベストグリーン>ロードレイジング≧ハンデンドレイク≒スマトラフレイバーという感じの序列か。ただまあ、結局差し経験がある上位2頭で決まるとは思う。3連系にすると途端に難しくなるイメージ。

◆川崎12

【予想の方向性】
逃げ候補はペータース、サンナイアガラの2頭に、JRAの芝で逃げたことがあるレディオンステージくらい。うちペータースは控えても問題ない馬で、無理なハナ争いはない。ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎パンプイット
3走前に百日草賞で4着。当時は前後半3F推定36.7-42.0の超ハイペースを先行して0.4秒差に粘っており、差し好走のクレーネやレーザースペックルより内容は上と評価する。前走を見てもテンのダッシュ自体はそんなに速くないので、同じ1500mならシュート発走の浦和より川崎がいい。内枠より外枠の方がいい。

◯ペータース
直近8戦で7連対の安定株。2走前にタイム差なしだったショウナンマンテンは次走のジャンプアップC1を勝った。前走は3角先頭から上がり最速で0.8秒差の完勝。勝ち時計1:37.6は開催2番時計で、翌日のC1より0.6秒速かった。昇級でも即通用。

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