2023年6月3,4日の2歳戦回顧

回顧・次走注目馬

6月3,4日の2歳戦回顧

自分用のメモを兼ねて、今週行われた2歳戦について簡単な評価とともに記述していきます。

土曜阪神芝1600m テラメリタ

能力:A センス:D

新種牡馬ブリックスアンドモルタルの産駒として堂々先頭バッターで登場。枠入りを結構長めに拒否して、目隠しまでされてようやくゲートイン。ただレースになれば新馬戦らしいスローの先手をあっさりと取り切って、4角でフワっとする場面も見せながら危なげない押し切り。身体能力は図抜けていた。今後は差す形を試したりしながらになるだろうが、利口に走れるようになっていけば重賞も勝てそう。

土曜東京芝1600m シュトラウス

能力:A センス:C

超抜の調教から単勝オッズ1.3倍。反面、気性に不安があるようなコメントも出ていた。注目のレースだが、ちょっとアオり気味のスタートも、今回は少頭数の外枠で問題なし。ブシンが逃げて前半37.8秒は馬場を考えてもスロー。その気になれば抑えきることもできただろうが、鞍上も途中からハナに立った。その後は馬なりで後続を離す一方で、終わってみれば9馬身差、ラスト11.5-11.4-11.6と減速もせずに圧勝した。とはいえ、とかく馬場状態が特殊で、1.36.9も評価に詰まるところ。重賞はともかく、GⅠでどうかとなると保留。

日曜阪神芝1400m アトロルーベンス

能力:B センス:A

ゲートのタイミング自体はよかったが、左にヨレたのもあって中団から。1000m通過61.9秒という中距離並のドスロー、馬群に揉まれながらの競馬でも折り合いがついたのは、今後距離が延びても大丈夫という示唆になる。勝ち時計1.24.4はペースが遅すぎたので仕方なし、ラスト11.4-11.1の加速ラップを差し切った点は評価したい。

日曜東京芝1600m ボンドガール

能力:S センス:A

好スタートからインの3番手で折り合いピッタリ。直線は余裕をもって外に持ち出すとこちらも評判馬のチェルヴィニアを差し切った。上がり3Fは33.0秒、ラスト11.2-11.0-11.1。末恐ろしい。

2歳の東京芝1600mで後半1000m57.5秒は超優秀。どのくらい優秀かと言うと、これより速かったのはグランアレグリアのサウジアラビアRC(57.2秒)しかない。これはいきなりのGⅠ馬登場とみる。

日曜東京芝1400m バスターコール

能力:C センス:C

スタートはあまりよくなかったが、大外枠もあって抑えきれない手応えで先頭へ。直線は内と外から迫られたが、カラくも押し切って勝利した。ただ、道中のラップは12.5-10.8-11.5-11.5-11.5で、見た目通りあまりコントロールの利いていない走り。ラストも12.0-12.5と落としており、そこまで目立った内容ではなかった。この時期に勝ち上がれているだけでも一定の担保があるとはいえ、好素材ぞろいの初週他レースと比べると、ちょっと見劣りの印象があった。

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