ダノンヒストリーのレース内容・評価【素質馬ファイル】

回顧・次走注目馬

ダノンヒストリーの基本情報

馬名:ダノンヒストリー

生年月日:2023年1月27日

性別:牡

厩舎:美浦・堀宣行

父:エピファネイア

母:コーステッド

生産者:ノーザンF

半兄ダノンベルーガは共同通信杯勝ち馬でドバイターフ2着、3着の実績あり。半姉にもボンドガールがいる良血馬。2024年のセレクトセールにて4億2900万円(税込)で取引された。

ダノンヒストリーのレース内容と評価

2歳新馬 1着

6月8日 東京芝1800m 1番人気 1:46.8(アウダーシア) レーン

戦前からあらゆる媒体で評判がすさまじく、良血馬アウダーシアらもいるなかで単勝オッズ1.2倍の圧倒的支持を集めた。2枠2番から五分のスタートを切るとや促してハナへ。そのまま淡々とレースを運び、直線は残り200mあたりで後続を完全に振り切ってセーフティリード。最後はアウダーシアに追い上げられたが、それでも2馬身半の差を保ってゴールした。

勝ち時計1:46.8は昨年のクロワデュノール新馬(1:46.7)に迫るもので、6月東京で言えばダノンエアズロック(1:48.1)やジオグリフ(1:48.2)よりも速かった。優秀な記録なのは疑いようがない。

ただし……

クロワデュノール新馬 1:46.7
13.1-11.4-12.4-12.5-11.9-11.5-11.3-11.1-11.5(後半5F57.3秒)
ダノンヒストリー新馬 1:46.8
12.9-11.0-11.5-12.2-12.2-12.2-11.8-11.3-11.7(後半5F59.2秒)

後半の時計を比較するとクロワとの差は歴然。新馬戦ひとつで「GⅠ当確級」と思えたクロワデュノールほどの強烈なインパクトはなかった(比較対象がダービー馬なので当然といえば当然だが)。引っかかり癖の出やすいエピ産駒だけに、初手で逃げてしまったことが気性に及ぼす影響も気になる。強いことは強いだろうが「GⅠ確定」のランプはまだ灯せない。

(最終更新日:2025年6月10日)

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