馬券に使える必見データ満載 『競馬ナイト＋』6月号発売中！
京都8、東京8、京都9、京都10、東京10、京都11、東京11、東京12
※買い目は基本的に◎－◯のワイド
土曜は8打数1安打で負け。◎メロウヴォイス12番人気4着、鳴尾記念は当たったけどロードデルレイ除外でオッズがおしまい、◎ビヨンドザファザー7番人気1着ハズレと、もどかしい1日だった。
さて日曜は安田記念。春GⅠは春天時点でもうプラ確（と言える回収率をゲット）しているんだけど、しかしNHKマイルから4連敗中ではある。そろそろ追加点が欲しい。ダービー悔しかったしな。
◎パカーラン
新馬戦はテーオーパスワード組のハイレベル戦。デビューから砂を被る競馬をやってきておらず、前走はそれを踏まえてか内枠から出していって2F目11.1。1～4着がいずれも後方待機勢だったように、展開不利に泣いた。揉まれたくないなら少頭数の外枠替わりは絶好。
◯ポッドロゴ
カトレアSが超ハイレベル戦。当時の出走馬が16着ブシンに至るまでほとんど1勝クラス好走以上の成績を残しており、そこの6着なら現級勝ちも時間の問題。京都では3戦連続好走。自分で動いていける外枠もいい。
◎スプレーフォール
ただでさえ外枠有利のコースだが、土曜の馬場を見ると普段以上に外の利が大きく感じる。
揉まれずに運んだ時は高いパフォーマンスを発揮するカリフォルニアクローム産駒で、前走も直線で外に出してからの伸びはよかった。先行馬が少ない組み合わせに替わって、今回は前付けを示唆。外2や外3がとれれば好勝負になる。
◯ライジンマル
プラタナス賞で後の重賞馬イーグルノワールとクビ差2着、羽田盃馬アマンテビアンコに4馬身差をつける素晴らしい走り。新馬戦の時計評価も含め、近い将来OPまでは行くだろう。休み明けでも地力で。
◎ガリレイ
1200mの良馬場なら2勝クラスで再三の上位入線。前走は荒れた馬場がこの馬の適性にも合わなかったし、他馬が内を避けすぎて差し馬が割を食うレースにもなっていた。土曜を見る限り、京都芝はCコース替わりで高速ながら外差しに寛容。展開ひとつで差せる。
◯ミルテンベルク
戦績的にもレースぶり的にも1400mすら長い。1200mなら新馬勝ち、小倉2歳S2着、マーガレットS4着と崩れていない。特にマーガレットSは1-2着馬が葵Sでも3-1着になるハイレベル、かつ内有利馬場の一戦で、大外ぶん回しでの4着は偉い。
◎テーオーグランビル
そもそも昨夏の五頭連峰特別が2勝クラス屈指のハイレベル戦。ジュンブロッサム、レッドロワ、ラケマーダ、ニシノライコウ、サイルーンがいたわけで。それに勝った事実から、3勝クラスでも当然通用する。
やや足踏みしているが、5走前ドスロー、4走前ドスローキレ負け、3走前出遅れ、近2走はダートで参考外。スロー濃厚のメンバー構成で、延長の分ポジションがとれれば一気に巻き返す。
◯シェイクユアハート
現級に上がってから2000mでの内容はいずれも濃い。4走前は前後半58.6-60.7のハイペースで前に行った馬が全滅するなか、一時先頭から踏ん張って2着。2走前はハイレベル戦、前走も前崩れの展開を先行勢で唯一粘っている。一本被りになっても文句が言えないくらいの実力馬だと思う。その割にはオッズがおいしい。
◎タマモダイジョッキ
年貢の納め時。1200mだと忙しいが、ダ1400mでの走りはどれも内容が濃い。前走はシンプルにどん詰まり。完全に脚を余していた。サトノルフィアンとのワイドを多めに買っていたので泣いた。引き続き差しやすい東京ダ1400mはいいコースで、しかも今回は先行馬が多い。いよいよ回収の時が来た。鬼単勝。堂々と外を回してください。一番強いはず。
◎ドンアミティエ
2走前はテン34.0秒で逃げ馬と並走していき、マッチレースを制してOP入り。京都ダ1200mはオールダートで序盤上り基調のためテンの数字が出にくく、良馬場で34.0秒以下だったのは00年以降で17戦だけ。これを先行押し切りとなると、昨年4月ドンフランキーの34.0-36.8（1:10.8）での逃げ切りを彷彿とさせる。
前走は馬群に入る不本意なレース運びでパンチを欠いた。やはり行ってナンボの馬。2番手で進めれば。ハンデも有利。
◯マニバドラ
ダ1200mでは3戦3勝。前走時の中山は比較的外伸びのトラックバイアスであり、テン32.9秒で突っ込んでの1馬身半差勝ちは高く評価している。引き続き得意の1200mで、逃げが叶うであろう枠の並びになった。水分が残ればなおよし。
【予想の方向性】
内枠◇◇◇◆◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ
長く下り基調の向正面を使った先行争いから、ワンターンで再び長い直線勝負に転じる東京芝1600m。このコースのGⅠは差し有利が基本形。連続開催の終盤で雨の影響も残れば、外の方が伸びるだろう。
◎セリフォス
ハイペースだとやや甘さを見せる馬。昨年マイルCSはそのハイペースを引っかかりながら先行、コーナーは外に張ってしまい、苦しくなったところに追い風効果で差し馬が突っ込んできた。それでも0.4秒差8着は地力のなせる業で、この敗戦はむしろ評価を上げたいくらい。
マイラーズCも休み明けでデキ一息、別定1キロ増、ソウルラッシュの土俵である「道悪のハイペース消耗戦」での2着であり、全く悲観する必要はない。雨の度合いによるが、東京の良馬場なら適性の差で前走の1-2着は逆転する。
◯ロマンチックウォリアー
プログノーシスを再三返り討ちにしてきた事実は重く、2000mであれば世界最強クラスの1頭。ワンターンの東京マイルは適性に疑問が残るが、対する日本勢もソングラインやソダシ、シュネルマイスターらが引退した今のマイル路線は新星が出てきておらず、昨年の安田記念組がそのままひとつ加齢したような構成。この相手関係ならあっさり通用してしまうのでは。
他馬の評価は動画でお話ししました。動画内でもSPAIA競馬さんの記事でも述べた通り「前年（京都）マイルCSの好走馬」がさほど走らず、負けていた馬の方が妙味を持つんですよね。したがってナミュールとソウルラッシュをまず疑ってかかる、という感覚が根底にあります。
◎ロイヤルダンス
長期休養明けのニジュウダンサーを除くと、ほぼ……というか完全にスティルディマーレ単騎逃げっぽい出馬表。前に行った馬が展開利を受ける。
ブリンカー着用後の行きっぷりと枠順からして好位をとれそうなロイヤルダンス。前走はマイル、道中1～5番手にいた馬が全て沈む差し決着を、2番手から一時先頭の場面を作って健闘の5着であった。あの手応えならもう200mの短縮もプラスに働きそう。
◯ヴァンドーム
これの前走強くないか？ ラスト12.8-12.2の加速ラップを4角離れた14番手から堂々と差し切って2着に1馬身3/4差。上がりは2位の馬より1.0秒速く、自身はおそらくラスト1Fを11秒切るかどうかくらいで走っている。今回の内容次第では重賞馬の原石として覚えておくことになるかも。