【お知らせ】『競馬ナイト+』3月号発売中です! 春競馬をもっと楽しむためオリジナルWebマガジンです。ぜひご購入ご支援お願いします!
中京7、中山9、中京10、阪神10、中山10、中京11、阪神11、中山11
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
土曜は8打数1安打で負け。勝負レースに据えた若葉Sが馬連1-3着、阪神最終がワイド1-4着。JRAにおちょくられている。キープカルム鮫島が序盤下げていくのを見て「違う違う~~~」と喚きながらレースを見届け、無念、天を仰いだ。
ファルコンSはダノンマッキンリーか。同じ1400mでもスローのクロッカスSでは折り合いがダメ、ハイペース替わりで一変。なるほど理にかなっている。それにしても強い競馬だった。現行条件のファルコンSでは上がり33秒台を使った馬すら過去にいない。折り合いがつく距離ならGⅠ級ですね。
どうにも今年は中央の苦戦が続く。今週からファクターごとのバランスをより意識・調整して、悪くない手応えはあるんだけども。早く結果が欲しいところですね。
◎アルファヒディ
去勢明け2戦目、ブリンカーを着用した前走はスタートから抑えて乗られたにもかかわらず前半3F34.7秒で突っ込んでガス欠。着差が着差なので短縮でどうにかなるレベルかは微妙だが、少なくとも2000mよりは断然チャンスがある。他に逃げ馬もいないので、すんなり先手がとれれば。
◯ユハンヌス
マイルだと折り合いが難しい。1400mに替わるのは大歓迎。以前このコースを使った際はテン33.6秒のハイペースを2番手追走し、殿一気のシランケドに食われたが負けて強しの2着だった。今回は相手関係もかなり手薄。
◎インザオベーション
3走前ユートピアSは外伸びの馬場でイン3追走からインを突いて5着という地味に強い競馬だった。前走は後ろすぎ。上がり32.8秒使って1.1秒負けではさすがに可哀そう。イン前で立ち回れば牡馬混合でも通用する能力はある。
◯デコラシオン
中山では【3-3-0-4】の好成績。ソラ癖があり、レインボーSも常総Sも本当は勝っているはずの競馬だった。単勝党なら買えないが、ワイドの相手としては信頼できる。
◎ポリーフォリア
フィリーズレビューでテン33.2秒の超ハイペースを先行して0.5秒差の実績がある馬。前走は待望の距離短縮だったが、ゲート内で突進したタイミングで開けられてしまい出遅れた。レース自体も前後半35.4-33.8で後方勢ノーチャンス、キレないこの馬にとっては非常に厳しい展開となってしまった。中京替わりも最後入れの大外枠も好材料。絶好調の鞍上を迎えてゲート決まれば一発ある。
◯ルミノメテオール
左回りの1400mでは2戦2勝。新馬戦ではラスト11.1-10.9のラップを記録している。ここ数走はマイルが微妙に長かったし、五頭連峰特別は1~6着までが現3勝クラスというハイレベル戦でもあった。短縮と一気の相手緩和で好勝負になる。
◎エルゲルージ
スマートラプター逃げがほぼ確定的なメンバー。かつ、自分より外の4頭はいずれも追い込みタイプであり、労せず外2がとれる。
3走前の2勝クラス勝ちは同週の3勝クラスより1.7秒速いタイム。前走は勝ち馬と比較して斤量1キロ不利、直線でやや狭くなる場面がありながらの2着で、力を見せた走りだった。
◯ペプチドタイガー
2走前は勝ち馬がエンペラーワケアで仕方なし。前走も芝発走の1400mで1枠2番とあまりいい枠ではなかったが、イン3から狭い内を割って抜け出した。良馬場での勝ち時計1.24.3も上々だし、2着フェルヴェンテが次走勝利、5着ハードワイヤードも2走後に勝ち上がる好メンバーでもあった。
◎イスラアネーロ
ハイペースメーカーのハコダテブショウにチェイスザドリーム、ドンアミティエ、パウオレなどが加わるメンバーで、かなりの高確率で速い流れになる。ただ、土曜の中山ダートは外を回された馬がほとんど来ておらず、内枠から流れに乗りつつひと突きできるようなタイプを探したい。
イスラアネーロはここ2走ともハイペースの差し競馬を先行した。特に前走は直線で一旦は抜け出す場面を作り、勝利目前だった。芝発走の福島ダ1150mを使った際はほぼ馬なりで3番手に付けており、中山替わりも問題ない。
◯クロジシジョー
OP連勝中。ダ1200mなら【5-4-3-3】で、着外3回も重賞と0.3秒差ふたつ。前が飛ばしてくれるなら堅実に差してくる。
◎テーオーリカード
絶対に砂を被りたくないタイプで、微妙に内目の枠だった前走は序盤で主張せざるを得なかった。そもそも京都ダ1900mは差しが有利になりやすい条件でもある。それが一転、今回はイン前競馬でお馴染み中京ダ1800mに替わり、外目偶数、他に逃げ馬がいないメンバー。条件好転どころの騒ぎではない。絶好。
◯ハピ
ここ2戦は相手がペプチドナイル、オーサムリザルトで運がなかった。徐々に位置取りも改善されてきたし、59キロとはいえ他馬と1キロ差。この2頭だとオッズは期待できないので、馬連で強気に握ろうと思います。
【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ
タフな阪神内回りを2周するスタミナ競馬。ほとんどの年でレース上がりは35.5秒以上かかる消耗戦に。外枠によく人気馬が入って勝っているが、コーナー6回のコース形態を考えれば本質的にはややイン有利のはず。今の阪神芝も内がベター。
◎ディープボンド
上がりのかかる長距離戦が合う馬で、阪神大賞典は日本にある全レースのなかでもっとも適している。週中にも紹介したが「レース上がり35.5秒以上のGⅡ以下」なら【4-0-2-1】とほとんど崩れていない。有馬記念のように内で馬群に入って仕掛けを待たされるのが最悪のパターンなので、ことこの馬に限れば外枠もむしろよかったのでは。地味に別定加増がないのもいい。
◯ブローザホーン
函館記念は距離不足かつ直線進路取りにミスってやや脚を余しながらの3着。京都大賞典は心房細動。それ以外は順調に勝ち続けている。2400mのハイペースを使ってきた分でポジション取りも容易。転厩の分が良くも悪くも未知数だが。
他馬の評価はYoutubeで話しました。テーオーロイヤルのここ2走はおおむね好意的にとらえているが、どちらもスローの瞬発力勝負だった。消耗戦になってどうか。サヴォーナはやっぱり4歳牡馬を買いたくなくてなあ……。
【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◆◇◇◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ
先週外伸びだった中山芝だが、土曜はコロっとフラット~やや内有利くらいに戻っていた。初角まで短い1800m、速い逃げ馬不在のメンバー構成ならイン前に重心を置いて考えたい。
◎チャンネルトンネル
ジュニアCでは高速馬場でイン3を通れたとはいえ、1.32.9の走破時計を出して2着。前走は自己条件に出走するも直線詰まってしまった。能力とマイルで先行するスピードを兼ね備えていて枠も悪くない。それでいて人気もあまりないなら買っておきたい。
◯ジュンゴールド
新馬戦と紫菊賞を連勝。新馬はラスト12.2-11.7の加速ラップで3馬身半差をつけたし、2戦目は5頭立ての楽逃げとはいえ後半5F57.8秒が優秀だった。京成杯は案外だったが、初の関東圏で道中折り合いを欠いてしまったし、外枠の不利も。二度目の中山ですんなり先行できれば変わりそう。
ルカランフィーストは若竹賞の馬場が特殊すぎて判断に困る。イスラボニータ産駒は道悪得意というデータがあるので、その点で良馬場に替わってどうか。ウォーターリヒトはここ2走後ろからの競馬。直線の短い中山でどこまで追い込めるか。
シックスペンスは初戦がラップの怪しい9月中山。ひいらぎ賞は2番手から無難に勝ったが、勝ち時計1.35.5はさほど目立たない。前記したチャンネルトンネルより2.6秒も遅いわけで、馬場差を考えても微妙。無敗、ルメール騎乗、ノーザンという点でパフォーマンス以上に売れている気がする。
ペッレグリーニの前走はスローを前で押し切っただけ。強調点に欠ける。コスモブッドレアも京成杯はアーバンシック以外ほぼ前残りの競馬で、個人的にはあまり評価していない。