【お知らせ】『競馬ナイト+』3月号発売中です! 春競馬をもっと楽しむためオリジナルWebマガジンです。ぜひご購入ご支援お願いします!
阪神9、阪神10、中山10、中京11、阪神11、中山11、阪神12、中山12
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
金曜は3打数ノーヒット。クビ4着の惜しいハズレもあったがやむなし。今開催はダメでしたね。メインは明確にイン後ろ有利だと思って◎ブラックネロを買ったらまさかの前受け。んー。一発を狙った、と言われればそれまでだが……。結局後ろでじっとしてたモンゲーハガネはちゃんと9番人気2着まで来てるからなあ。哀しい。
ややバイオリズムが悪くなりかけるのを感じつつ中央へ。メイン全部3歳戦か。苦行(https://keiba-night.com/kaiko/5104)の成果が出ますように。
◎バロッサヴァレー
阪神芝2600mは「ローカルの2600mを主戦場にしているような馬がキレ負けするので直線の脚が速い馬を買うべし」が持論。これを書いてる時点でマイネルメサイアやヴェルミセルが人気しているが、どちらもレース上がり35秒台後半~37秒くらい要する典型的なローカル戦を好走してきた馬で、全然キャラが違うと思う。
そんな2頭を尻目に、前受けできて速い脚もあるバロッサヴァレーを。単勝。リンフレスカンテは強敵だけどこの斤量差があれば負かせるはず。
◎ロードラスター
ハイ逃げ型のウォータールグランがいてペースは締まる。もともと内枠有利のコースであり、内差しで考える。
3走前は大外ぶん回しが響いて届かず、2走前は上がり33.0秒を使うも前が遠すぎ、前走は外枠有利の馬場で内枠だった上に、直線外から押圧されるシーンもあった。昇級からの3戦も着順ほど悪い競馬はしていない。末脚はキレるのでハマれば。鞍上も頼もしい。
◯エイシンフェンサー
3走前キビタキSは出遅れから押し続けて一時先頭に立つも、結果的には後ろから食われた。焦りすぎた感。2走前このコースで10着に敗れているが、これは詰まっただけ。芝1200mでトラブルなく走れた時はまだ崩れておらず、他の人気馬に比べて内目の枠をゲットした点も強調できる。
◎マイネルクロンヌ
揉まれたくないタイプの先行馬が内に数頭おり、それをマイネルカーライルが制して行けばペースは引きあがる。今開催の中山ダートは馬場が乾いていれば基本的に外有利と見ており、シンプルに外から差せる馬を買いたい。
ダート転向以降、「逃げか2桁馬番」なら【2-1-2-3】、それ以外【0-1-0-6】の特性持ち。要するに揉まれない形がいい馬で、近走はそうならなかった。現級4度の馬券絡みがあるように自分の力を出し切れば通用する。人気を落として外枠替わりの今回が買い時。
◯ブレイクフォース
前走は10か月の休養明けで+20キロ、苦手な不良馬場(重・不良【0-0-0-5】)、しかも直線詰まっての0.6秒差8着。及第点どころか、次は間違いなく好勝負と思わせる走りだった。良馬場に替わるのは歓迎で展開も向く。
【予想の方向性】
内枠◆◇◇◇◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ
コース形態上イン有利かつ、開催2週目でまだ馬場的にも内に分がある。ただ、それを騎手も意識するせいで、逃げ馬の多寡にかかわらずハイペースが頻発するのがこのレース。内から差せる馬を重視する。延長組は苦戦傾向。
◎サトミノキラリ
ビッグアーサー産駒はあまりにも距離がもたず、芝の1600m以上では未だにトウシンマカオの新馬戦しか連対がない。そんな前提に立つと前走の朝日杯FS6着は偉業といってもいい。距離が200m短くなるのは非常に大きなプラス材料であり、内から差せる馬という方針にもピタリと合致する。
◯ロジリオン
末脚堅実。京王杯2歳Sは2番手以下実質スローの流れに上がり33.0秒で差し込んで2着、クロッカスSも前後半35.2-33.8という前残りの流れを能力の違いで差し切った。しかもスローペースで道中折り合いに苦慮する素振りを見せており、よりペースが流れる今回の条件替わりも大歓迎。
ほか、ソンシは前走が文句なしのハイパフォーマンス。ノーステッキで最後遊びながらラスト11.0は強烈な走りだった。ただ、それができるのに万両賞で負けたのが少し引っかかる。ハイペース耐性があまりない、キレ特化型という説がある。
シュトラウスは気性がヤバすぎる。1400mに替わって前走よりマシにはなるだろうが、あくまでマシというだけ。モレイラが凄すぎたから重賞馬になれたが……まともなレースになるかすら怪しい。北村宏Jどうこうではなく、テン乗りでおいそれと乗りこなせる馬ではなさそう。あと朝日杯FSの時にも書いたけど、ゲートも速くないのが厄介。ゲートが上手なら逃げ馬としての道もあろうが。
穴で考えたのはやっぱり船橋エイムフォーエース。ここ2走は上がり最速、それも33.5、33.0秒というかなり速い数字だった。じっと構えて全差しがハマるような展開なら一発あっても。我らがJDDジョッキー・本田正重ガンバレ。
◎キープカルム
速い流れを作りうる逃げ馬がいないメンバー構成で阪神の芝2000m。十中八九イン前が恵まれる。
今世代屈指のハイレベル重賞だった京都2歳Sで上がり最速の脚を使い0.1秒差の5着に入った実力馬であり、この枠この鞍上ならイン3確保が濃厚。あとは抜け出してくるだけ。
◯ミスタージーティー
新馬戦はドスローからの4F戦という差しにくいラップ、前残りの決着を力づくで差し切った。ホープフルSは直線詰まり、共同通信杯は異次元のドスローでノーカウント。本来はリステッドに出たら反則級の存在だろう。位置取りの問題で差しこぼしはあるかもしれないが、キープカルムが伸びてくれればその進路を使って2までは来る。馬連で。
【予想の方向性】
内枠◇◇◇◆◇外枠
先行◇◇◆◇◇差し
スピ◇◇◆◇◇スタ
先週時点で中山芝は明確に外伸び。アネモネSだけみんなで内を空けすぎて真逆の決着になったが……。ここは確たる逃げ馬不在で平均~スローペース想定。外枠先行、あるいは外からマクり気味に差して来られる馬を。
◎フォーザボーイズ
新馬戦はタリフラインがラスト11.3-11.0で突き抜けたレースで相手が悪かった。2戦目で順当に勝ち上がり、前走は初の中山、初のマイル、開幕週の大外枠という厳しい条件で、最内枠から悠々逃げた勝ち馬に屈しただけ。実質1勝クラスと変わらないメンバーなら能力は見劣らない。大外の和生。
◯ラビットアイ
未勝利戦は1000m60秒フラットのよどみない逃げで5馬身差の圧勝。前走つばき賞は地味にメンバーレベルが高く、スローから後半1000m58.1秒という展開を差しに構え、上がり33.6秒を使うも及ばなかった。この2戦の比較と血統的なモノから推察するに、おそらくキレ不要の流れになった方がいいタイプ。初の関東輸送はネックだが、中山そのものは合う。
カンティアーモは新馬戦がハイペースを前受けしてレコード勝ちの好内容。外枠に網をかけたので印を打たなかったが、先行叶えばポテンシャルは侮れない。
ミアネーロは新馬戦が「9月中山加速ラップ詐欺」の典型なのでアレだが、菜の花賞は直線不利がありながらも小差だった。この相手ならやれそう。
カニキュルは骨折明け。あまり器用な感じがなく、中山も短縮の1800mもイマイチ合わないような気がしますね。フローラSなら面白いと思う。
◎ハクサンバード
非常に前が手薄なメンバー構成。自分以外は過去4走遡ってもハナを切った経験がなく、グァルジャーが5走前に1800mで逃げたくらい。さすがに展開がラクだろう。
前走は前後半34.9-37.7のやや速いペースを2番手で受け、他の先行勢が苦しくなるのを尻目に2着という上々の内容だった。再び芝発走の大外枠なら好勝負必至。問題は相手。
◯ウインバリオス
加用厩舎の定年に伴い転厩、かつダート替わり。良くも悪くも大きく変わりそうなタイミング。前走は芝のマイルを使われたが、道中かなり行きたがっていた。ダート1400mの流れになれば競馬はしやすくなる。位置を取りに行ける外枠も好材料。
◎ニルカンタテソーロ
是が非でもハナを切りたいアドバンスファラオを巡って先行争いが長引きそうなレース。やっぱり差しで。前走は不良馬場に加え、直線進路を探して外にカニ歩きするような場面もあって参考外。2~3走前はどちらも馬券圏内から0.1秒のところまで追い込んでいる。この相手なら勝負になる。
◯スクーバー
そもそも3歳時にペリエール、ミラクルティアラ、スマートフォルスあたりと戦ってきた馬で、いつまでも2勝クラスにいていい器じゃない。休み明け+28キロだった前走もテン33.2秒のハイペースを先行し、自分以外はキレイに前全滅の決着を粘って3着。負けて強し。