4歳馬インダストリアは、以前のエプソムCで気を吐いていた「本来なら安田記念に向かうべき実力があるのに、賞金不足で流れてきた馬」のパターンに合致。信頼度は高いのではないか。
強いて懸念を挙げるのであれば、この馬は右回りだとジュニアCや弥生賞のようにコーナリングがぎこちないにもかかわらず、強い競馬を見せるのもまた中山に偏っているということ。普通に考えれば東京が合うタイプに見えるのだが……。
「斤量有利の3歳牝馬」がとかく強調されるが、昨年までの50キロに対して、今年52キロである点は注意したい。1キロは単純に基準の底上げに伴うものだが、もう1キロはしれっと古馬との斤量差が是正されている。
データからの注目馬で高松宮記念大敗のウォーターナビレラ、ディヴィナシオン、トウシンマカオを挙げておいてなんだが、いずれも(1200mで)位置が容易にとれるような馬ではなく、もう少し前に寄せたい気もする。キミワクイーンやカルネアサーダなども検討の遡上に。