9月20日の中央競馬予想

金曜は4打数1安打でやや負け。色々と悔しい1日だった。◎スマイルケイ単勝のハナ差2着はもちろん、◎ビシャモンテンが単勝31.6倍で勝ち切りながらキトン飛び。あと最終なあ。9月5日のイン走行組からシャインフォールに本命打とうとした時間帯はあったのに。結局は同じレースで逃げたティーズエナジーの方に行ってしまった。発想は通底してるんだけど。まあブルーヒサシンとマスターオブライフがプレッシャーかけてくるんだから逃げ馬買うのは筋悪か。反省だな。
目先を変えて土日の中央競馬へ。先週は土日ズタボロだったけど、月曜である程度希望が見えた。凡事徹底。適切にレースを選択し、シュアに仕留めていこう。
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆中山3
【予想の方向性】
中山ダートは含水率が高く、やや湿った状態が残りそうだが、暫定的に内外フラットとする。エスシーレベッカとアドリアフレイバーを筆頭に前走時4番手以内にいた馬が11頭もいる。ややハイ想定。差し馬を狙う。
◎ニシノクードクール
父母は芝馬だが、近親にはJRAダート4勝のエリモグリッターらダートで活躍した馬が多めの血統。デビューから芝を使われ続けてきたが、前走初めてダートに使うと、内枠から道中揉まれ続ける厳しい形ながら5着と健闘した。初ダートであれにメゲないなら適性は感じる。あとまあ前後半35.4-36.0のスローで展開も向いていなかった。慣れが見込める二度目のダートで外目の枠に替わる。好勝負可能。
◯アドリアフレイバー
ダート替わり初戦は休み明けで+30キロ、なおかつ内枠から後方で砂を被ったが4着と善戦。その後3戦いずれも馬券圏内とダートでは崩れていない。前走は押し切りたかった展開だが、直線半ばで一度後ろを振り切る場面は作っており、このクラスなら脚の使いどころひとつ。牝馬限定なら地力信頼。逃げなくても競馬はできる。
◆中山7
【予想の方向性】
中山芝はCコース替わり。先週月曜は午前中こそ外差しが決まっていたが、セントライト記念を見れば結局まだ内がベターだった感じ。そこから仮柵移動ならやや内有利と想定する。
逃げそうな馬が少なく、ここはティティナが行くだろう。それ以外の先行馬はコスモイシュタル、ヴォラヴィア、レイヤードレッドくらいでややスロー想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎コスモイシュタル
ハイレベルだった昨年の黄菊賞3着馬。このレースの時計とラップは何度もベタ褒めしてきたが、先日のセントライト記念で1着ミュージアムマイル、2着ヤマニンブークリエがそのままワンツーを決めた。
コチラはもうひとつ決め手を欠いているが、セントポーリア賞で対エネルジコ0.4秒差。カーネーションCはジョスラン、クライスレリアーナ、エストゥペンダの上位3頭が強力だった。前走はL4から12.0-11.9-12.0の締まった流れをマクった分、ラスト若干鈍ったものの、負荷の大きい仕掛けでタイム差なし。1勝クラスなら能力は足りている。変に構えず、ティティナの外2をとってしまえば。
◯ルールーリマ
左右差があって東京での3敗は度外視。強かったのは2走前で、福島牝馬S当日の明確に内が有利な馬場を外から軽々と差し切り、ラスト11.7-11.5の加速ラップをマークした。前走はレースだけ見ると案外だが、レース後コメントで「パドックで他馬に突っ込まれた」「返し馬がまともにできなかった」とあり、どうも発走前のトラブルが敗因だった模様。それなら今回は巻き返せる。
◆阪神9
【予想の方向性】
阪神ダートは金曜時点で含水率1%台と乾いた状態。内外フラットと想定するが、芝発走の1400mなら内枠のメリットはなさそう。
逃げ候補はタイセイレグノ、初ダートのブラックサンライズくらい。前が手薄。中~外枠の先行馬を狙う。
◎サンマルノヴェル
半兄にOP馬サンマルパトロールがいる血統。前走は前後半3F33.8-38.2の超ハイペースを積極的に追いかけてしまい、結果として騎乗が裏目だった7着。能力の一端は示した。大外枠を利してスロー先行に持ち込めれば。
◯ハクサンアイリス
ダートで大敗したのはOP・バイオレットSだけ。2走前は砂を被る形も克服して3着と結果を出し、前走は前後半34.0-38.8のハイペース差し競馬を2番手追走し2着と強い内容だった。今回のメンバーでは地力トップ。すんなり先行して展開も味方につけられる。
◆中山9
【予想の方向性】
新馬、未勝利を逃げ先行で勝った馬ばかり集まった。おまけに千直を逃げきってきたプリティーミズホまでおり、ハイペースが濃厚。内枠で差しに回せる馬を狙う。
◎セイウンアインス
たまには大穴を軽くつまんでみる。新馬戦3着時に対戦したハッピーエンジェルは次走ダリア賞も快勝した馬。当時の着差0.6秒をモノサシに単純計算すれば、ダリア賞0.4秒差4着のランドスターとは能力的に大差なく、ヤマメライズ、ユウファラオには先着できていい。
前走の中京2歳Sは前半3F33.3秒がいくらなんでも速すぎる。タマモイカロス(4着)が強かっただけでそれ以外は前全滅。しかもこの馬は直線でエンヴィーミーに進路をカットされる大きな不利まであった。1200mに短縮して絶好枠ゲット。この混沌としたメンバーならアタマまであって不思議ない。単複2:3で遊ぶ。
◆中山10
【予想の方向性】
レイデラティエラかネイサンの逃げ。どちらもさほどスピードに長けたタイプではなく、ほかの顔ぶれを見てもスローペースだろう。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ミントマーク
高橋厩舎への転厩当初はダートを使われていたが、4走前から芝にシフト。そこで現OP馬ヴェルテンベルクと0.3秒差、3走前は外伸び馬場の内を突いて0.3秒差、2走前は4角と直線で狭くなるシーンがあって0.6秒差4着といずれも内容は悪くない。前走は距離延長も功を奏して1勝クラス突破。直線半ばまで進路がなく、仕掛けを待たされていたことも加味すれば着差以上の勝ち方といっていい。イン3に潜ってレイデラティエラが膨れる内側を捌きたい。
◯マイユニバース
ゆきやなぎ賞で先日3勝クラスを勝ったゲルチュタールの2着。あずさ賞ではラジニケ勝ち馬エキサイトバイオを破った。白百合Sは外有利馬場のインを追走して負けただけ。ここでは別格に強い。というか、神戸新聞杯の貴重な穴候補だと思っていたのに……。
◆阪神11
【予想の方向性】
内の方に逃げ馬が全然おらず、プルートマスターが出てダノンスウィッチが続く形か。スロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎プルートマスター
1年の長期休養から明け3戦目だった2走前に2勝クラスを2馬身半差で突破。逃げてラスト12.0-12.1でまとめた点で印象がいい勝ち方だった。前走は前後半34.3-37.9のハイペースを先行して0.3秒差なら十分な内容。前に行った馬のなかではストレングスに次ぐ着順だった。もう少しゆっくり入れれば。
◯フェルヴェンテ
ワンペースで決め手に欠けるのは否めないが、現級で4度馬券絡みの実力は確か。阪神は【1-2-1-1】と相性もいい。2走前は4角3-1-2-3番手がゴッソリ残る競馬で前が止まらず。前走はトップハンデタイの57キロを背負っての2着。定量戦に替わるのはこの馬にとってプラスに働く。
◆中山11
【予想の方向性】
内枠のノーブルゲイル、ジャスパーロブストが先行争い。ムルソーは外枠なら番手でOK。この3頭に続く好位勢がスカスカで、ワールドタキオンとアピーリングルックくらい。番手以下実質スロー想定。前に行ける馬を狙う。
◎ムルソー
ダートで6戦して着差1秒以上の圧勝が実に4回。昨年ユニコーンSはラムジェットやミッキーファイトといった強敵がいた中、前崩れの展開を先行して5着に粘った。能力は高い。総武Sは1番人気を裏切る結果になったが、揉まれ慣れていないこの馬にとって競馬の難しい2番枠で、序盤に脚を使って先行した上で、向正面12.1-12.0と踏まされるキツい展開になった。2角まで13,14番手にいた2頭が1-2着になった通り、先行馬は不利だった。
今回は同じコースでも外枠。これなら無理に出していく必要がなく、ジャスパーロブストの動きを見ながら番手で競馬ができる。あとは能力で捕まえるだけ。単勝。
◆中山12
【予想の方向性】
これも先行馬が少ない。タマモヴェナトルやミヤビクライは1700mからの短縮で、この距離の逃げ候補にはならない。となると逃げの可能性があるのはメイデンタワー、ヘルメース、あとは3走前に逃げているエコロエイトくらい。ミドル~ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。
◎エコロエイト
3走前に当コースで3馬身差勝ち。勝ち時計も前日の2勝クラスより0.7秒速く、このパフォーマンスはなかなか。砂を被っても露骨にひるんだりする馬ではないが、結局走りがいいのは揉まれずに先行した時。そういう意味で2走前は内枠で控える競馬になったのが合わなかったし、前走はハイペース先行&左回り苦手で参考外。外目の枠から好位につければ変わり身を期待できる。
◯シュヴァルボヌール
ダートで2戦2勝。初戦は大差勝ち、前走は同期の素質馬ピコテンダーを破り、3着以下にはさらに9馬身の差がついた。走破時計1:07.8は同日同コースのヤマメキングを1.1秒上回っているわけで、ここでも地力は断然。