【中央競馬】オールカマー、神戸新聞杯2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

9月21日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年9月号

土曜は8打数4安打で快勝。自信があったムルソーの単勝がキッチリ当たり、プラス確定のあとに中山最終◎エコロエイトでガッツリ増えた。理想的なゲーム運び。嬉しい。適切にレースを選び、そこを着実に仕留めていく。これに尽きるね。

東西でGⅡが待つ日曜へ。今週はYouTubeでオールカマー(再生回数あまり伸びなかったな~。まあ前やってた頃は2000回行けばいい方だったし、贅沢言ったらいけないが)について話し、noteの全頭評価は神戸新聞杯です。ガチガチ馬連を握ってもいいけど、ちょっと楽しみな穴馬がいるので攻めてみました。ぜひご購読よろしくお願いします!

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆中山3

【予想の方向性】
中山芝はやや内有利。ラシッド、カシノスパークと2頭の逃げ経験馬はいるが、どちらも1000m通過は62秒程度だった。初角まで近い1800mということもあり、先行争いは長引かない。ミドル~ややスロー想定。内枠先行馬を狙う。

◎マイネルゼーロス
前走は先行策から直線粘れず6着。ただ、このレースの決着時計1:48.9は中山芝1800mの2歳新馬としては史上最速であり、おそらくレベルがまずまず高い。1~4番の馬よりはテンに位置をとれるはずで、この枠の並びならイン3に潜れる。トラックバイアスを味方に粘り込む。

◯パントルナイーフ
新潟でのデビュー戦は上がり33.1秒の末脚を使うも2着まで。直線半ばまで前が塞がっていて、ラスト11.0-11.0でまとめられては差しようがない。それでも後続は2馬身離していて、次走確勝級と言っていい負け方だった。例によって下限2倍を切るようなら馬連変更。

この「下限2倍」という目安をよく言ってるけど、結局直前でオッズ動いて対応できないんだよな。

◆阪神4

【予想の方向性】
阪神ダートは内外フラット。芝発走の1400mだけは若干、内枠を減点する。前走で3番手以内にいた馬が3頭だが、うちアーサーバローズとモンサンゴールデンは中距離からの短縮となる。ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎モンサンゴールデン
母ウインアンジェラスは現役時代1000-1400mでJRA3勝。兄姉もゼンノアンジュやクーファピーカブーなどほぼ短距離馬で、この馬も本質的にはスプリンターだろう。

1800mでデビューした前走は逃げた勝ち馬に上がりだけでも1秒突き放される完敗だったが、3馬身先着した3着馬ノースミソロジーが次走勝ち上がっており、レースレベルはまずまず高かった。なによりスタート直後からガツンと掛かっていく前進気勢の強さは短距離馬のソレ。いかにも短縮向き。略してイカタン。

◯スマートジュリアス
母スマートノエルはJRAダートで2勝。兄姉スマートリアファル、スマートケープ、スマートビクターいずれもダート馬。血統背景からは完全にダート向き。前走は芝の新馬でも2着と結果を残した。ダ替わりでさらにパフォーマンスが上がれば勝ち負けになる。ゲートだけ注意。前回ちょっと怪しかった。

◆中山7

【予想の方向性】
中山ダートは内外フラット。徹底逃げという馬はいないが、コスモコンフェルマ、ロードフロリゼル、カルフ、スターエンブレム、タニセンドリーム、ファーレンジョー、グロリアスヒーロー、リザードアイランドと近走先行してきた馬が多い。ややハイ想定。差し馬を狙う。

◎メリークリスマス
中山ダ1800mはデビュー勝ちの舞台。続く1勝クラスでは現2勝クラスの実力馬サムシャインとクビ差で走った。3走前は勝ち馬がユニコーンS制覇、2着ヤマニンブークリエはセントライト記念勝ち、4,6,7着馬も既に1勝クラスは突破したハイレベル戦で5着。2走前わらび賞も然りで、勝ち馬は次の2勝クラスも勝ち、2,5,6,9,12着馬が現2勝クラス。そこでの4着は価値が高い。なお、この時カージオイドには1.4秒先着している。

前走だけもうひとつ冴えなかったが、間隔が空いて+12キロとやや重めだったし、発走前にゲートをくぐろうとしてガチャガチャしていた。そのあたりが影響したか。見直せる。

◯リザードアイランド
芝のデビュー戦は7着に敗れたが、2戦目でダートに使うと一変。好位から上がり最速で4馬身差の完勝だった。勝ち時計1:53.3は同日の古馬1勝クラスを上回り、同3勝クラスでも3着相当。なかなかのハイパフォーマンスだった。経験値の浅さは否めないが、揉まれる心配がない大外枠なら引き続き信頼。

◆中山8

【予想の方向性】
内からイコノスタシス、ルシェロアズーリ、オンザヴィーナス、ナリノエンブレム、クリノゴッホ、タマカヅラ、シュシュトディエス、マイネルステラートと逃げ先行馬が非常に多い。ハイペース想定。内枠の差し馬を狙う。

◎レッドカメリア
内枠の差し馬となるとこの馬か長欠明け2戦目のダノンゴーイチしかおらず、こちらに着地。一度千直を使った効果か、前走は普段より前目の位置で追走できた。前後半35.1-33.7の前残りに差して2着ならまずまず評価できる。

ほかの人気馬がキャナルクルーズ、セイウンデセオ、タマカヅラ、マイネルステラートあたりになるようだが、見事に軒並み外枠。今の馬場で1200mであれば、外の人気馬はバッサリ嫌ってみたい。

◆中山9

【予想の方向性】
徹底逃げの馬はいないが、B着のヴァルドルチャが行ってロゼルかメタルスピードが外2。ただしロゼルはマイルで位置がとれなくなって距離を延ばした戦歴で、正直さほどテンは速くない。ややスロー想定。前を狙う。

◎メタルスピード
典型的中山巧者。3歳時にはスプリングS3着、皐月賞4着の実績まである。中山マイルでは【2-3-2-2】で、昨年9月に対キープカルム0.4秒差3着、今年の3月には対ダイシンヤマトで0.4秒差2着だった。近3走は着順イマイチだが、そもそも適性外の東京や阪神、新潟なのでさほど気にしなくていい。不利な外枠といっても8番だし、内にこれといった逃げ馬もいない以上、先行してインに入れてくれるはず。

◯ヒシアマン
昨年の京王杯2歳S4着。当時の勝ち馬パンジャタワーはGⅠを勝ってキーンランドCも制覇。2着マイネルチケットは先日3勝クラスで2着、3着ヤンキーバローズはファルコンSを勝った。こちらも2勝クラスならまだ通過点。好枠でモレイラ。これもまあ下限2倍を切るなら馬連で。

◆阪神10

【予想の方向性】
土曜の阪神芝は少頭数が多くて判断しにくいが、おおむね内外フラット。16頭立てのマイル1勝クラスでは道中最後方からの大外一気が決まっており、少なくとも「Bコース替わりでイン前一辺倒です」という馬場ではなかった。

ここは逃げ馬不在で、ファミリータイムかウインルーティンが引っ張ることになりそう。ただしファミリータイムの2走前の逃げは6頭立てで押し出されただけで、前半3F38.3秒とかなり遅い。スロー想定。前を狙う。

◎ウインルーティン
阪神では(外回りだが)【3-0-1-0】。長期休養前には1~2勝クラスを連勝し、格上挑戦の万葉Sでも2着に入った。前走は1年ぶりの実戦。2番手につけたはよかったが、残り1000mから11.4と急加速する早仕掛けのラップになり、追い込み勢の台頭を招いた。あの厳しい展開で0.6秒差7着なら、久々のレースとしては十分すぎる内容。今回もまた間隔は空いたが陣営のトーンは前走以上。好勝負できる。

◯シャイニングソード
フランケル×スタセリタ。ソウルスタリングの全弟にあたる良血馬。デビューから3着内を外していない。2走前は前後半60.1-58.1のスロー4F戦で前残りに泣いた3着。あと勝ち馬がコスモフリーゲンだった。前走は外有利の馬場で、道中インに潜った判断がちょっとどうだったか。それでも小倉記念2着シェイクユアハートには先着した。今回は58キロのハンデと内回りが懸念となるが、そのくらいは能力でカバーできる。

◆阪神11 神戸新聞杯

【予想の方向性】
明確な逃げ馬がおらず、アルマデオロかポンドロアあたりが行ってややスロー想定。ただ、直線が長い阪神外回りで頭数も少ない。(阪神施行時の)神戸新聞杯自体、スローの年だけ抽出しても上がり上位馬が位置取り不問で間に合う傾向がある。枠と脚質は問わず、大箱向きの末脚がある馬を狙う。

◎デルアヴァー
2代母ヘヴンリーロマンスは天皇賞(秋)の勝ち馬。母アムールブリエはエンプレス杯とブリーダーズGC、名古屋グランプリ(当時2500m)を連覇したダートステイヤーで、そのきょうだいにアウォーディーやラニがいる超良血馬。これまで1800~2200mを使われてきたが、テンのスピードがなくて器用さにも欠けるので、もっと長い距離が合うと思っている。

実績では「3強」に見劣りするが、とにかく展開や馬場に恵まれなかったレースが多い。東スポ杯はスローの前残りに後方から上がり最速で5着、若葉Sは阪神芝2000m特有のイン前決着に外から差して対ジョバンニ0.2秒差、京都新聞杯は1000m通過63.3秒から上がり3F33.8秒のドスロー前残りだった。勝ったひめさゆり賞は1:58.8の好タイム(=直近1年の福島芝2000mでは古馬含め最速)かつ、ラスト11.7-11.6の加速ラップと内容がいい。一角崩しを託す。

◯エリキング
阪神芝2400mで施行された時の神戸新聞杯は日本ダービーとの直結度が高い。「同年ダービーの5着以内馬」【11-8-0-7】複勝率73.1%で、その当時の上がりが3位以内なら【8-5-0-0】のパーフェクト連対。今年はこの馬だけが該当する。

デビュー以来、大きく崩れたのは骨折明けのぶっつけだった皐月賞だけ。ダービーは2番手以下実質ドスローの前残りに14番手から上がり最速で5着。展開がまるで向かない中であの着差なら、ショウヘイとの差は十分に逆転できる圏内。器用さに欠けるので大箱の2400mという条件はいい。


3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。夏場の1勝クラス勝ち馬と春のクラシックを戦ってきた馬とでは根本的にレベル差があるとは思っている。ここ2週で戸塚記念と東京記念は当てたから、今度は中央の重賞を仕留めたいですね。

【神戸新聞杯2025予想・全頭評価付】「3強」を崩せるのはこの馬しかいない! 距離延長楽しみな◎|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆神戸新聞杯予想 【予想の方向性】 内枠◇◇◆◇◇外枠 先行◇◇◆◇◇差し スピ◇◇◆◇◇スタ 馬場想定:内外フラット 展開想定:ややスロー →土曜の阪神芝は少頭数が多くて判断し...

◆中山11 オールカマー

【予想の方向性】
逃げ馬不在。リビアングラスが行ってホーエリートやリカンカブールが外2か。いずれにせよハナ必須のタイプではないし、そこまでテンが速くもない。スロー想定。内枠の先行馬を狙う。

◎リビアングラス
3歳時には菊花賞4着もある実力馬。この2200mでは【2-1-1-1】で着外は宝塚記念だけ。距離はベストといっていい。京都記念はスロー先行、日経賞は雨で差しが全く効かなくなった馬場にそれぞれ恵まれたものだが、どちらも0.1秒差。なんらかの助けがあればGⅡでいい勝負ができるくらいの能力はある。

宝塚記念は前に行った馬がメイショウタバルとベラジオオペラ以外みな潰れていて、7着という結果は決して悪くない。前走は2000mでテンから終始忙しかった。200m延長でしっかり先手を取り切れば、展開と馬場の助けを存分に受けて粘り込める。

◯レガレイラ
3歳シーズンは展開が向かないレースばかりで踏んだり蹴ったりだったが、最後の最後に有馬記念で強敵撃破。シャフリヤール、ダノンデサイル、ベラジオオペラ、ジャスティンパレス、アーバンシック、スタニングローズ、ブローザホーン、スターズオンアースのGⅠ馬8頭にローシャムパーク、シュトルーヴェ、プログノーシス、ディープボンド、ハヤヤッコのGⅡ馬5頭を負かしたわけで、今回の相手に混ざれば格が2つは違う。宝塚記念は骨折休養明けで道悪の消耗戦という特殊条件だったので悲観しなくていい。

57キロ、休み明けだろうと3着内は外してもらっては困るレベルだが、これを書いている時点で単勝3.7倍。連系の合成オッズはドゥラドーレスやホーエリートより下という扱い。さすがに侮られすぎでは。普通に買う。


他馬の評価は週中にYouTubeで話したので、そちらのリンクを貼っておきます。

ただ、申し訳ないけど(推奨馬に挙げていた)ホーエリートはいくらなんでも人気しすぎ。レガレイラと同格(かそれ以上の)扱いは度が過ぎている。このオッズだと食指が動かない。

ドゥラドーレスは週中段階でもそんなに評価していなかったが、この枠でさらに減点。ヨーホーレイクもちょっと外ですね。京都記念で小差だったリビアングラスより人気にもなるので進んで買うほどではない。

コスモキュランダは良くも悪くも1枠1番。ゲートの出次第だけど、これならマクリに固執しない乗り方でもいい気はする。

タイトルとURLをコピーしました