【中央競馬】ローズS2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

9月14日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

『競馬ナイト+』2025年9月号

土曜は8打数ノーヒット。実によくない日だった。初手のマテンロウゲイルは1000m通過65.2秒の超スローでさすがに前を差しこぼし。強い馬なんだけど、強いかどうかがあんまり関係ない競馬になってしまった。

モンタルチーノはやたら速い流れで先行力がアダとなり、スターウェーブとグリーズマンは出遅れ。チャレンジCはモレイラに上手く乗られすぎた。細かいことを言うとイングランドアイズのエラーという側面もあるけど。マイネルの後ろ、ラチ沿いを手放すのがだいぶ早かった。

まあこういう日もあると割り切って日曜へ。2場開催、やりたいレースが8個も見つからない問題に直面しがち。すっごい時間かかった。

※買い目は基本的に◎-◯のワイド

◆中山3

【予想の方向性】
中山ダートはやや外有利。真ん中から外目の枠に前走で先行策をとってきた馬が多く、しかも初ダばかりで砂を被らない位置の争奪戦になりそう。ややハイ想定。差し馬を狙う。

◎カラーオブサクセス
デビュー戦は出負け&両隣から寄られて後方からになったが、上がり最速34.2秒の末脚で2着まで追い込んだ。それでも近親の稼ぎ頭がグレイトパール、父ゴールドドリームなら本質的にはダート向きだろう。欲を言えばもう少し外の枠から選びたかったが。単勝。

◆阪神7

【予想の方向性】
阪神芝はおおむねフラット。内回りでペースが締まるとインの優位を多少感じるが、外回りなら特に寄せる必要はなさそう。

ここは逃げ馬が全くの不在。先行候補となるロンドボス、ジェルブロア、オリバナム、ニシノイツキムスメあたりが軒並み距離短縮ローテで、速くなる要素がない。スロー想定。前を狙う。

◎オリバナム
ダートで初戦大敗ののち、芝に転じた2走前は先行策からラスト11.5-11.4の加速ラップで勝利。当時の2,4,5,6着馬はその後勝ち上がっていて、メンバーレベルも悪くなかった。前走はいかにも距離が長い負け方。マイルへの短縮はプラス。前に行ければ。

◯マディソンガール
リバティアイランドの半妹。デビュー戦をラスト11.1-11.1-10.9という驚愕のラップで勝ち、のちのダービー3着馬ショウヘイを寄せ付けなかった。クイーンCは6着に終わったが、たびたび書いている通りこれはレベルが非常に高い重賞。前走は不良馬場で不発。マイルがベストとは思わないが、手薄な1勝クラスなら能力でなんとかしてくれないと困る。それだけの器。

◆中山8

【予想の方向性】
逃げ候補の数は少なめだが、1200mを使ってきたノーブルニードル、未勝利勝ちがマイルのハイ逃げだったカンレイスキー、元々1400mで逃げていたシャドウキャッスルなど、距離が微妙に怪しい馬ばかり。それなりに流れるのでは。中~外枠の差し馬を狙う。

◎ハルノアラシ
2走前はナルカミが勝ったレース。当時の2-4着、6着、9着馬はすでに1勝クラスを卒業しており、こちらも現級突破は時間の問題。前走も前走で勝ち時計が同日カズタンジャーより速いハイレベル戦。その2戦に比べれば今回の相手関係はだいぶ手薄。力でねじ伏せる。

◆中山9

【予想の方向性】
中山芝は内外ほぼフラット。8頭立ての少頭数ながらメイショウヨゾラ、スマートミストラル、ケイデンシーマーク、ネーヴェフレスカなど先行タイプが多い構成で、ミドル~ややハイ想定。差し馬を狙う。

◎ピコローズ
昨年のつわぶき賞はハイレベルなメンバー。1着ルージュナラキラ、2着ナムラクララが現OP馬、4着テレサが先日2勝クラス勝ち、7着ウォーターガーベラがシンザン記念とチューリップ賞で馬券に絡んだ。そこでの3着は高く評価している。また、アネモネSは大外12番枠から終始外を回される形でも0.2秒差と健闘していた。昇級戦でも能力は通用する。

◯ガルサブランカ
2走前に当コースで勝った時の1:32.6は同日の3勝クラスと同じ。勝ち馬ダイシンヤマトと上がり3F34.0秒の数字も一緒だった。道悪はからっきしダメなので、前走の敗戦はノーカウント。良なら順当に巻き返す。

◆阪神10

【予想の方向性】
アロマデローサが先手主張。モンテシートが番手に続き、メルトユアハートやマイネルチケットも先行する。速くはないと思うが、極端に遅くもないか。ここは買いたい馬がいるので、能力重視でそこから入る。

◎プッシュオン
2走前の夢洲Sはイン3→イン5→逃げという典型的なスローのどイン前決着。そこに4角10番手からの外差しで猛然と追い込んで4着だった。3勝クラスに上がったあたりからほぼすべてのレースで展開が向いていないが、堅実に脚は使っている。能力は高い。前走は着順こそ悪いが、直線でスムーズさを欠くシーンがあっての0.5秒差。めげずに狙う。

◯ラヴァンダ
絶妙に収得賞金を積めないが、既に重賞で2着1回3着2回がある。阪神牝馬Sはスローの前残りに上がり最速32.7秒で突っ込んできた。さすがに強い。

◆中山11

【予想の方向性】
ロードエクレールが徹底先行。エスカルは最近テンが鈍くなっていて、ロードフォアエースが外2をすんなりとるか。ミドル~ややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。

◎ロードフォアエース
以前はダートを使っていて、バイオレットSでエートラックスと0.2秒差2着がある。それも前後半34.2-38.1のハイ逃げで粘る強い競馬だった。北九州記念はハイペースで展開不利。芝発走の外枠を利して先行すればそのまま押し切れる。

◯ブシン
昨年9月に当コースでインビンシブルパパを破った実績あり。近走も出負けから前半3F33.1秒の2番手まで押し上げた初春Sを除いて上位で安定している。前走は先行叶わず馬群に揉まれる試練の一戦だったが、それでも勝ち切って見せた。引き続き信頼できる。

◆阪神11 ローズS

【予想の方向性】
逃げにこだわるのはミッキージュエリー1頭だけで、ヴーレヴーやテレサは番手でも競馬ができるタイプ。さほど速くはならない想定。前目につけられる馬を狙う。

◎パラディレーヌ
3走前つばき賞の1:46.8という勝ち時計が非常に優秀。3歳1~3月京都芝1800mで1分46秒台が出たのはビザンチンドリーム(きさらぎ賞)、メイショウタバル(つばき賞)、サトノダイヤモンド(きさらぎ賞)に次ぐ史上4例目であった。続くフラワーCは出遅れもあってスムーズに行かなかったが、それでも上がり最速で2着にはまとめた。

オークスでは0.3秒差4着。一見するとカムニャックに完敗という感じだが、そもそも母が1200mで全4勝を挙げたスプリンターであり、血統面から2400mは若干長かった。1800mに短縮することでパフォーマンスは上がるだろう。つばき賞と同じだけ走れれば勝ち負けになる。

◯カムニャック
デビュー戦からラスト10.9-10.9の瞬発力勝負を差し切った大器。中京芝でのラスト2F10秒台連発はナミュールの新馬戦とコレの2例しかない。アルテミスS6着、エルフィンS4着は不本意な結果に終わったが、川田騎手のレース後コメントを見ても状態がよくなかったようで、その後の連勝のほうを本来の力と判断していいだろう。

フローラSはウインマリリンのレースレコードを0.1秒更新する1:58.6の好タイム勝ち。オークスもきっちり連勝して同世代の中距離馬では頂点に立った。能力にケチをつける余地はない。

レースでは左にモタれる面を見せるので、右回りに替わるのは若干の不安材料。ただ、大箱で直線が長い、ワンターンの阪神芝1800mなら致命的な問題にはならない。


3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しました。タッチングスピーチが勝った時は本命だったし、カワキタエンカに◎を打ったり、おととしは◎マスクトディーヴァ、◯ブレイディヴェーグでガッツリ当てたりしているものの、どうも得意という意識はないレース。

まあ難しいんですよね。牝馬は「2歳」「3歳春」「3歳秋」でそれぞれ出てくる新星と、フェードアウトしていく早熟馬がいるイメージ。そこに加えて実績馬は「あくまで次」という仕上げで出てくる。一筋縄ではいかない。

【ローズステークス2025予想・全頭評価付】「史上4頭目」の快時計勝ち馬が得意距離で逆襲!|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆ローズS予想 【予想の方向性】 内枠◇◇◆◇◇外枠 先行◇◆◇◇◇差し スピ◇◇◆◇◇スタ 馬場想定:内外フラット 展開想定:ミドル~ややスロー →阪神芝はおおむねフラット。内...

◆中山12

【予想の方向性】
逃げ馬らしい逃げ馬はおらず、エンペラーズソード、エナジーショット、ザカート、アサクサヴィーナスあたりがなんとなく先団を形成するイメージ。ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。

◎エナジーショット
2走前は直線で内を狙ったが、進路がなくなってブレーキを余儀なくされ5着。前走も直線で前をカットされる不利を受けて4着。どちらも消化不良だった。テンのスピードはあるのでマイルの方が競馬しやすそうだし、今回は枠もいいところ。乗れている小林騎手というのもいい。

◯モティスフォント
今年もラジオNIKKEI賞は恒例のイン有利戦。そこで外を回っての0.4秒差はまずまず偉い。ちなみに2走前に2着だった時の勝ち馬、3着馬はその後2勝クラスで連対した。地力信頼。

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