3月1日の中央競馬予想
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
金曜は4打数1安打でやや負け。ギフテッドキングの2連続外4リターンは楽しみに待っていたんだが、カルテメトレスの方が飛ぶんだなあ。奇々怪々、摩訶不思議、アンビリバボー。
結局、2月南関のブログ予想成績は
◎単勝=(回収率)44.4%
◎ー◯馬連=118.8%
◎-◯ワイド=103.3%
という感じでした。
ちなみに中央は
◎単勝=69.2%
◎-◯馬連=166.4%
◎-◯ワイド=111.4%
だった。
しかし南関の重賞が振るわなかったせいで個人的な収支はトントン止まり。あと非常に嫌な発見として、週頭が3日で9レース(2/4川崎、2/10船橋、2/24浦和。大井初日は体調不良で予想せず)全敗だった。馬場が完全手探りの初日南関を前日予想で当てるのは厳しいのかもなあ。
振り返りもほどほどに、中山&阪神開幕の中央へ行きましょう。阪神は休養の間にエアレーションもダートの路盤更新もバッチリやったようで、芝ダートどっちも時計がかかるんじゃないかな。あ、『競馬ナイト+』の3月号もぜひぜひよろしくお願いします。
◆中山6
【予想の方向性】
中山芝はAコース開幕週。暫定的にやや内有利とする。逃げ経験があるのはスターエンブレムとベールドインパクトの2頭だけで、前者は滅多に逃げない戸崎騎手。競り合いはなくスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎マキャベリー
3走前に当コースを使ったときは4角~直線にかけてどん詰まりで何もできずに終わった。2走前は直線で内にモタれながら0.1秒差。前走は物足りない4着だが、元々上がり34秒台も出したことがなかった馬で、切れ味勝負は向かなかった。中山に戻って内枠ゲット。内ラチ沿いを頼らせながら運んでほしい。
◯マイネルフーガ
2走前はペース差があるとはいえ同日赤松賞より0.3秒速いタイムで走破。前走も走破時計1:46.7は同日共同通信杯の5着相当だった。未勝利脱出はすぐそこ。今回は枠もいい。
◆阪神9
【予想の方向性】
阪神芝は暫定的にフラット~やや内有利とする。8頭立ての割にはジーティーアダマン、ヤマニンブークリエ、パーティハーン、ミラージュナイトと逃げ経験馬が揃った。阪神芝2200m自体が差し有利なコースでもあり、前は楽な競馬にならない。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ヤマニンブークリエ
新馬戦でパーティハーンを撃破。それもラスト2F11.6-11.2の加速ラップを差し切った。黄菊賞はハイレベル戦まとめの記事にも書いた通り、全体時計2:00.0、後半5F58.3秒と時計面が現3歳世代トップクラスに秀逸なもの。勝ち馬ミュージアムマイルは続くGⅠでも2着に入った。ホープフルSはコーナリングのぎこちなさを露呈し、トラックバイアスにも逆行する競馬で大敗やむなし。少頭数替わりと大幅な相手緩和で見直す。
◯ファイアンクランツ
東スポ杯2歳Sは勝ち馬がホープフルSを勝ち、2着馬がきさらぎ賞を快勝した。時計的にどうかと思っていたが、今年もなんだかんだレベルが高かった。そこでの4着を高評価。前走はドスローからラスト2F11.1-11.0では差せるはずがない。展開負け。能力はあるので改めて。
◆阪神10
【予想の方向性】
タクシンイメルやシリアルノヴェルが色気を出して逃げに打って出る可能性もあるが、基本線はミステリーウェイの逃げだろう。この少頭数でわざわざ道中ガチャガチャ動くメリットもなく、ミドル~ややスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ミステリーウェイ
3000mのレースは2度走って15着、10着。ただ、一昨年の古都Sは外差し有利の競馬で内枠先行し、勝負所で前の馬が下がってくる不利も受けた。昨年松籟Sは苦手な道悪。それぞれ距離とは別の敗因がある。前走は時計、展開など凡戦に見えたが、勝ったリビアングラスは京都記念2着。経済コースをロスなく回ってくれば足りていい。
◯サンライズソレイユ
ステイヤーズSは開幕週のやや内有利馬場で外から強気に動いて0.4秒差6着。別定GⅡでこの着順は素直に評価すべき。続くグッドラックHはスティンガーグラスの勝ち時計2:32.2が同日有馬記念5着相当というハイレベルなもの。この2着も価値が高い。
◆中山10
【予想の方向性】
中山ダートは暫定的に内外フラットとする。内からムーム、アルムラトゥールが主張し、外枠勢もアメリカンマーチ、スマートアイ、ブシンと続く。ややハイペース想定。差し馬を狙う。
◎カンパニョーラ
人気に推されるであろうニットウバジルを同舞台の2勝クラスで破った実績あり。当時は定量戦、今回はハンデ戦でこちらがさらに1キロ有利となる。2走前は進路を探しながらで多少脚を余した感じの5着。前走は前後半35.5-36.1で1-5着までごっそり前残りの展開に泣いた。
◯ブシン
4走前にインビンシブルパパを破り、3走前にはガビーズシスターの2着がある実力馬。2走前はダートスタートが合わず出遅れて終戦、前走は外有利馬場のハイペースを強引に押し上げて展開的にキツすぎた。むしろよく5着に残った。大外枠と川田騎手で。
◆小倉11
【予想の方向性】
小倉ダートはフラット~やや内有利とする。近3走以内に逃げ経験のある馬がおらず、前走時に初角4番手以内だったのもアセレラシオン、グランドセントラル、ダノンスウィッチの3頭だけ。ややスローペース想定。前を狙う。
◎ダノンスウィッチ
伝家の宝刀・アメリカンファラオの外枠……といって前走も狙ったが、いまひとつ粘れず5着止まり。差しがズバズバ届く特殊馬場に泣いた部分もあるし、速い上がりが使えないので東京コース自体合わないか。小回り1700mでしぶとさを生かす形なら変わり身ある。音無厩舎引退ブースト。
◯クラウンシエンタ
2走前はドスロー行った行ったの競馬に道中9番手から追い込んで4着の好内容。前走はやや内有利の馬場で外々を回る形でも2着と地力を見せた。テンのスピードはアセレラシオンよりこちらの方が速い。この枠このメンバーなら自然といいポジションにつけられる。
◆阪神11
【予想の方向性】
阪神ダートは暫定的に内外フラットとする。ただしこのレースは芝発走の2000m戦で外目の枠に目付けする。先行争いの見所はダイシンピスケスvsシゲルショウグン。ただ、16頭中9頭が前走時初角8番手以下+1頭が3600mからの短縮というメンバー構成で、先頭が流れても馬群はややスロー寄りで進行するのでは。中~外枠、ある程度前につけられる馬を狙う。
◎リアレスト
ダート転向から2連勝。2走前は1000m通過64.0秒のスローペースでプラウドヘリテージの完全なる勝ちパターンだったが、それを捕まえた。本命を打った前走だが、雪の順延による2日ズレの影響もあったか前走比+16キロ、自己最高馬体重を大きく更新する528キロでの出走。レースも後方に構えすぎた。諸々噛み合わず。延長でもう一度狙いたい。
◯ジューンアヲニヨシ
ダート転向初戦は1000m通過60.3秒のハイペースを好位で運び2着。勝ったサンデーファンデーは次走でプロキオンSも制しており相手が強かった。3走続けて外枠を引き、今回も砂を被らずに済みそう。展開想定にも合致する。
◆中山11 オーシャンS
【予想の方向性】
オーキッドロマンスが控える競馬を示唆。おそらくテイエムスパーダの逃げになるが、これも近頃はテンがあまり速くない。ミドル~ややスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ウイングレイテスト
4走前函館SSは59キロ、内有利馬場の外4追走で2着。勝ったサトノレーヴが香港スプリント3着、3着ビッグシーザーが京阪杯勝ちとメンバーレベルも高かった。スプリンターズSは不利な16番枠から前半3F32.1秒の流れを追いかけて大敗やむなし。阪神Cの負け方は物足りないが、そもそもメンバーがここに比べるとだいぶ強かった。1.0秒差ならそこまで悲観しなくていい。相手緩和で好枠ゲット。イン前を立ち回れれば。
◯ママコチャ
3走前のセントウルSは中京芝1200mでは極めて不利な18番枠と牝馬57キロを跳ね除けて2着。改めてGⅠ馬の地力を証明した。スプリンターズSは4着とはいえ0.1秒差、前走阪神Cもベストより1ハロン長いなかで0.2秒差。まだまだ大きな衰えはない。別定の加増も1キロで済む。この相手では本来負けられないレベルの馬。
重賞なので軽く他馬の評価も。まず前提として上は強い。ママコチャは言うまでもなくGⅠ馬で未だ健在だし、ウイングレイテストとオフトレイルは格高重賞でバリバリやってきた。
これに対して3勝クラスを勝ったばかりのステークホルダー、リステッドまでの実績しかないペアポルックスやウインモナークが上位人気というのが、そもそもの能力比較からするとちょっと意外。
ペアポルックスのシルクロードSは敗因がハッキリしない。ただまあラピスラズリSは同日3勝クラスよりタイムが遅かった。そもそも力負けという線もある。同3着ウインモナークともどもあまり評価していない。
オフトレイルは引っかかるので1200mへの短縮は楽しみだが、開幕週の中山、このメンバー構成で追い込みが決まる競馬になるかと言われれば疑問符。ヴェントヴォーチェは京阪杯が内枠に恵まれての3着で、外枠替わりではどうか。一昨年強かったけども。
穴はショウナンハクラクですね。CBC賞はバキバキの内有利競馬を外から追い上げてよく頑張っていた。去年このレースでは0.6秒差。枠もいい。少なくとも(これを書いてる時点の)13番人気は過小評価だろう。
◆中山12
【予想の方向性】
これといった逃げ馬不在。ソレルビュレットかソーニーイシューあたりが行くか。スローペース想定。前に行ける馬を狙う。
◎ラオラシオン
昨年2月には当コースでピュアキアン(現OP)に6馬身差V。2走前は長期休養明けかつ4角で前が大渋滞して終戦。前走は内目を運び、勝負どころで追い出すと頭を上げて進まなかった。揉まれずに行けば変わるタイプだろう。今回はブリンカー着用。自分より外の先行馬はソーニーイシューだけなので、被されずに切り返せば。
◯ソーニーイシュー
2走前にクビ差の接戦を演じたモンブランミノルは既にOPで2着。当時の走破時計1:51.6も優秀だった。前走は3馬身半差の快勝で、2,4,5着馬もその後勝ち上がったハイレベル戦。このクラスはまだ通過点。