1月6日の中央競馬予想
※買い目は基本的に◎の単勝と◎-◯のワイド
日曜は8打数2安打でトントン。ピュアキアンの単で一時はリードをとったが、両金杯&自信のあった中京最終が外れて原点に収束。対JRAの本年初日はまずドローでした。
世間的には仕事初めの月曜中央。必死に食らいついていきましょう。
◆中京4
【予想の方向性】
中京ダートはやや内有利。話題の中心は新馬戦を圧勝したナルカミだが、他もなかなかの好メンバー。メイショウハチロー、シンビリーブ、ロードラビリンスらと前でやり合えば、中途半端な先行勢はひとたまりもない。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ドゥラリス
初ダートの前走は全体時計こそ目立たないが、いくつか才能を感じるポイントがあった。初角で膨れるロス、直線は半ばまで進路がなく追い出しを待たされ、馬群を割ろうと少し仕掛けたところでまた前が塞がり進路を切り替える場面。それでも反応鋭く差し切り、ラストは12.6-12.1の加速ラップ。実質200m少々のスパートだけで3着以下に7馬身差を付けた。初ダでガッツリ砂を被っても怯むところがなく、ダートへのセンスは非常に高い。
昇級戦の対牡馬で強敵が揃い、簡単なレースではないが、ナルカミに人気が集中することで単勝オッズもかなり付く見込み。買っておく。前に潰し合ってもらって漁夫の利に期待。
◯ナルカミ
新馬戦は1:51.2という古馬OP並の時計を叩き出して圧勝。2.0秒千切った2着プリンセッサが次走8馬身差V、3.0秒差の3着ミライヘノカギも次走Vとこの新馬のハイレベルぶりを示した。まあ通過点になると思うが、同型多数、出負けして砂を被った場合などを想定すると、1倍台前半でわざわざぶち込むメリットもないか。
◆中山7
【予想の方向性】
中山芝はフラット~やや内有利。12頭立ての少頭数ながら、下級を逃げ先行の競馬で勝ち上がったディヴァインスター、スタイラスメソッド、テリオスルナ、ドゥカート、サノノロンドン、ソルエパトリオットがいてややハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ビーオンザカバー
新馬戦はマジックサンズの2着。2戦目はラスト2F11.3-11.2の瞬発力勝負でキレ負けした。前走の未勝利勝ちは直線で前が塞がり、内に切れ込みながらの差し切り。着差以上に好印象だった。上がりのかかる展開なら相対的にいい脚が使える。昇級しても楽しみ。
◯サトノラポール
新馬戦はドスローからラスト11.6-11.2-10.7のヨーイドン&加速ラップ。勝ち馬とのマッチレースでわずかに負けたが、3着以下は6馬身離した。2戦目は打って変わって残り1000mから11.5-11.8-12.0-12.2-12.4のロンスパ消耗戦で勝ち上がり。初戦と全く違う展開でも崩れないのは地力の高さゆえ。勝ち時計も同日芙蓉Sより0.6秒速かった。素直に高評価。
◆中京9
【予想の方向性】
内枠のグランドエスケープとウイニンググレイスが逃げ候補。ほか先行しそうなのはリジンやスリリングチェイスくらいで、前があまり多くない。ややスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎アルファヒディ
半兄にアルアインとシャフリヤールがいる良血。気性の悪さが災いして長らく1勝クラスを突破できなかったが、去勢、ブリンカー、短距離、転厩、ダート替わりなど手を尽くしてようやく結果を出せるようになった。2走前は勝ち馬のスロー楽逃げをクビ差捕まえ損ねただけ。前走は勝ったスナークラファエロが強い馬。相手緩和で今度こそ。
◯パフ
半姉にレーヌブランシュがいて父がレイデオロ。この血統で1700mが上限一杯ということもあるまい。2走前は内有利馬場を外から動いてねじ伏せる強い勝ち方。インの好位でロスなく運べれば。
◆中京10
【予想の方向性】
中京芝は内有利。近走で先行策をとってきた馬が多く、内からグランドカリナンやシュタールヴィントが行くのに外枠勢が被せる。ハイペース想定。中~内枠の差し馬を狙う。
◎ナムラフッカー
5走前はスローペースを上がり32.9秒で差し切り、4走前白百合Sはスローの行った行ったで展開向かず。3走前も1000m通過64.6秒からレース上がり3F32.6秒のドスローで展開向かず。2走前は勝ったアドマイヤテラが後の菊花賞3着馬で相手が悪く、前走は1000m通過62.4秒からラスト11.6-11.6-11.8-11.9というスローの4F戦、差しにくいラップを4角11番手からよく勝った。近走は全て展開や相手関係に恵まれない中で結果を出してきた偉い馬。今回は一転して好枠ゲット、ペースもモロにハマりそう。差し切れる。
◯シェイクユアハート
現級で7戦連続の馬券圏内。前走もスロー前残りに上がり最速で差を詰めた2着であり、このクラスでは地力最上位かつレースの形も選ばない。
◆中山10
【予想の方向性】
これといった逃げ馬不在で最内のシュブリームがハナか。もっとも、これも2500mを主戦場としてきた馬でさほどテンは速くない。スローペース想定。前を狙う。
◎ネイビースター
前走はヤマニンアドホックが暴走大逃げで1000m通過57.4秒。離れた3番手で進めたが上がり3F37.3秒を要しており、この位置でもペースが速すぎた。1-3着、5着がいずれも差し台頭の中でよく粘った方。ハナか2番手に行ってほしい。
◯ルカランフィースト
スプリングSの3着はペースが遅すぎて何も評価できないが、皐月賞8着には一定の価値がある。なんだかんだで皐月賞組は3着ジャンタルマンタルがNHKマイルC勝ち、4着アーバンシックが菊花賞勝ち、5着シンエンペラーがジャパンC2着、6着レガレイラが有馬記念勝ち、7着エコロヴァルツがディセンバーS勝ちと結果を残しており、8着だったこの馬も重賞でどうかはともかく、2勝クラスに混ざればさすがに格上だろう。
◆中京11
【予想の方向性】
コーナー6回通過で内有利が強まる中京芝3000m。逃げ候補はジャンカズマとセファーラジエルの2頭で、無為に争わなければスローペースで進むだろう。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ジャンカズマ
昨年の万葉S(京都)は1000m通過61.9秒と決してスローでないところ、先手を奪いにいって次区間11.7。展開的に前はキツく、差し馬台頭の中で0.4秒差4着。OPで苦戦中だが、この内容は比較的よかった。長丁場が合う。今回はイン前馬場の内枠で低調なメンバー相手にハンデ据え置きの54キロ。前走のアルゼンチン共和国杯はハイ逃げで大敗やむなし。一発あるとすれば今回。
◯サンライズソレイユ
カレンブーケドールの半弟で父はキズナ。ダートを使われてきたが芝でもやれる素地は元々あった。速い上がりを問われた3走前はノーカウント、2走前は自ら動く競馬で別定GⅡ0.4秒差6着と健闘、前走も残り1200mからのロングスパートで2着という好内容だった。ステイヤーズS当時同斤量で0.1秒差だったゴールデンスナップより今回は2キロ軽い。後手に回りすぎなければ。
◆中山11
【予想の方向性】
このメンバーと枠ならジャスパーノワールの逃げが濃厚。無理にハナを叩いてきそうな馬もおらずミドル~ややスローペース想定。中~内枠の先行馬を狙う。
◎ジャスパーノワール
2歳時には1200mでピューロマジックを破った実績あり。3走前は不良馬場で参考外、2走前は前後半33.6-36.3のハイ逃げで2着に粘り、前走は前後半33.3-35.7のハイペースを外3で展開不利のなか6着。枠なりにすんなり行けば簡単には止まらない。
◯オードゥメール
これまで中8週以下で【3-1-3-7】に対し、中9週以上で【0-0-0-8】。休み明けからの2戦目は【1-1-3-2】という典型的な叩き良化型。そういう意味で前走は走り時でなかったし、レースでは直線詰まってほぼ何もせずに終わった。いい煙幕。自身のパフォーマンスと軽ハンデ、好枠を味方に浮上する。
◆中京12
【予想の方向性】
初角まで近くペースが上がりにくい中京芝1600m。トラックバイアスと構造上の問題が重なってイン前有利。このレースも逃げ馬不在でスローペース想定。内枠の先行馬を狙う。
◎チャンネルトンネル
前走はベラジオボンド、サフィラと対戦して2着。並の2勝クラスとは次元が違うハイレベル戦だった。実際、3着サフィラは次走を3馬身差V、1.3秒差5着のルクスビッグスターも次走で勝った。好枠ゲットで鬼に金棒。ここは勝つ。
◯ナムラエイハブ
父リアルスティール×母ナムラアンの血統面からイメージされる通りダートや低速戦もこなす。近2走はどちらもスローペース先行だが、展開に恵まれたというより「不得手な極限上がり勝負になってしまった」という評価。東京より上がりがかかる中京の方がこの馬にとってはいい舞台。