9月27日の中央競馬予想

金曜は3打数ノーヒット。ワイド1-4着、ワイド1-4着、最終はシンプルハズレであえなく終戦となった。ジョートビーはそこそこ自信もあって、勝負レースを作るならコレしかないと思ったんだけどな。タロサンダーの方がもたなかった。なかなか馬場傾向が安定せず、対応の難しい開催でしたね。
さてGⅠウィークの土曜へ。今年はここまで回収率100%ライン上をウロウロしながら来られているけど、GⅠで大きく勝ったり負けたりしたら良くも悪くも簡単に転ぶからね。勝負の秋が始まる。気合い入れていくぞ。
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
◆中山2
【予想の方向性】
中山芝はやや内有利とする。逃げ経験があるのはエマープとショウナンダインの2頭だけで、ショウナンの方は2000mでのもの。ホワイトドラゴン、ロミオあたりの先行馬も短縮ローテでさほどペースは上がらない。内枠の先行馬を狙う。
◎ホワイトドラゴン
デビューは6月初週の評判馬がそろった1800m戦。1~3着馬はまだその後出てきていないが、4着馬アメテュストスは次走きっちり勝った。メンバーレベルは高かったと推察される。スタートから行きたがるのを抑えながらの2番手先行、最後止まるというレース内容だったので、マイルへの短縮も大きなプラス要素。
◯ロイヤルスパイア
初戦は直線で進路確保に苦労して右往左往し、脚を余した5着。2走前はイン捌きの勝ち馬と対照的に大外を回るロスがありながら2着。前走は結果的に差されはしたが、4角外から強気に動いて一度完全に抜け出す場面を作っていた。勝ち上がりは目前。オッズ次第で馬連に変更。
◆中山3
【予想の方向性】
中山ダートは内外フラット。ただし芝発走のダ1200m、キックバックに不慣れな馬も多い2歳戦なら外枠の方が競馬はしやすい。ハナはコパノトーマスでほぼ確定、わざわざ競る馬もおらずややスロー想定。中~外枠の先行馬を狙う。
◎リュウノエッセンス
初ダートの前走は途中まで悪くないポジションにいたが、キックバックを嫌がってフットワークがバラバラになってしまった。ただ、直線は外に持ち出して追われ、最後エンジンがかかってからは目立つ伸びを見せて5着。揉まれずに運べばなんとかなりそうな脚力はある。
◯コパノトーマス
デビューから2戦は芝でも3着に走ったが、母ラブミーブルーは道営でエーデルワイス賞2着、北斗盃勝ちの馬であり、血統的にはダートの方がよさそう。その初ダだった前走は勝ち馬ドンエレクトスが強かっただけで、この馬も逃げて後続を振り切り、普通なら快勝の内容で走っていた。順当に。
◆中山8
【予想の方向性】
近走逃げているのはアクアマリーナとプライムブルーだけでどちらも距離短縮。1200mらしい逃げ馬はいない。ややスロー想定。前を狙う。
◎ルチアーナ
芝で4戦したのち、初ダートだった3走前には2番手から上がり最速で3馬身差の快勝。2走前は芝で参考外、前走はレース中に鼻出血を発症したとのことで、これも参考外でいい。勝った時のコースに戻り、さほど労せず外2か外3あたりをとれそうなメンバーと枠順。見直す。
◯スリーピース
芝発走のダ1200mでは【1-3-1-0】と崩れていない。2走前の大敗は距離も長かったし、外有利馬場の最内枠から先行してペースも速かった。去勢明けの前走から結果を出して続戦。これといって強敵もおらず、引き続き信頼できる。
◆中山9
【予想の方向性】
9頭立ての少頭数。(中央で)逃げたことがある馬は1頭もおらず、タイダルロック、マイネルマスター、ウイナーズナインは前走先行してきたといっても、いずれもドスローだった。ここもスロー想定。前を狙う。
◎ウイナーズナイン
新馬戦は1000m通過65.0秒の超スローであり、全体時計は2:05.1と決してよろしくはない。ただ、ラスト11.6-11.2の加速ラップには見どころがある。小倉の中距離の新馬戦でラスト1F11.2以下を出した馬はクロノジェネシス、ピースオブエイト、マテンロウスカイ、ドウデュース、ジョバンニ、そしてウイナーズナインの6頭しかいない。実際、当時の2着エチゴドラゴンは既に勝ち上がり、3~5着馬も次走で馬券に絡んだ。OPでも通用する。単勝で。
◆阪神9
【予想の方向性】
阪神ダートはやや外有利。芝発走の1400m、キックバックに不慣れな馬が多い2歳戦ならなおさら外枠が有利になる。この時期の2歳ダート上級条件らしく、新馬や未勝利を逃げ先行で勝ち上がってきた馬が集まり、ややハイ想定。外枠の差し馬を狙う。
◎シュテフィ
メンバー中で唯一、4角3番手以下から差して勝った経験がある。その際破ったテーオーグレーザー、3着キンダープンシュも既に未勝利は脱出しており、レースレベルもそれなりに高かった。前走は適性外の芝重賞で6着と善戦したが、ルヴァンスレーヴ産駒なのでダート戻りはもちろん大歓迎。
◯キーンセンス
新馬戦はラスト12.6-12.2の加速ラップで勝利。中京ダ1400mの2歳戦でラスト1Fが12.2秒以下だったのは過去5例しかなく、古い順にファシネートゼット(※重馬場。OP馬)、リメイク(カペラS、リヤドダートSなど)、ミリアッドラヴ(全日本2歳優駿)、プロミストジーン(ヒヤシンスS2着、青竜S2着)、ポールセン(青竜S)という面々だった。この馬もダートのOP~重賞戦線で通用する。当時の2着ドンエレクトスはもちろん、8馬身離れた3着エブリデイも次走で勝ち上がった。ここも楽しみ。
ペルセアも新馬戦の数字は超優秀。おそらくアルカディアカフェともどもかなりやる馬だと思う。ただまあ芝発走が初めてだったり、輸送だったり、内枠だったりと懸念事項も多い。今回はどちらかといえばキーンセンスを上位にとりたい。
◆中山11
【予想の方向性】
先行馬は多いが、逃げ馬は1頭もいないというメンバー構成。トーセンエスクードあたりがハナになってミドル~ややスロー想定。内枠の先行馬を狙う。
◎グーテンベルク
デビューから無敗の3連勝。2走前は展開の恩恵もあったとはいえイミグラントソングを破り、前走は出遅れながらきっちり差し切り。当時の3着アスクセクシーモアは次の2勝クラスを勝っている。今回は16頭フルゲートで、他の有力どころがだいたい外枠に追いやられた。先週のトラックバイアスが継続していればこの枠の差は大きい。単勝で。
◆阪神11 シリウスS
【予想の方向性】
極力揉まれたくないグーデンドラーグがこの枠ならハナ主張。ジューンアヲニヨシもB着で先行し、ホウオウプロサンゲも続く。ただ、先行馬らしいのはこの3頭だけで、人気馬はおおむね中団あたりで運ぶタイプ。馬群はいずれにせよ実質スローか。中~外枠、前目につけられる馬を狙う。
◎タイトニット
ズブさはあるが追ってしぶとく伸びる馬で、阪神ダ2000mの外枠という条件はほぼ理想的。3走前に当コースでラスト12.2-12.1の加速ラップをマークして勝利。アンタレスSはハイペースで差し馬向きの展開に助けられてはいるが、帝王賞を勝つミッキーファイトの2着。平安Sは雨の高速馬場と1000m通過62.6秒のスローペースが重なり、ラスト11.7-11.6と差しはまず届かない展開になっての上がり最速5着。近走いずれも内容がいい。
◯ジンセイ
芝でもそこそこ走れていたが、4走前に初めてダートを使うと1.1秒差の圧勝。伊丹Sは勝ち馬がレパードS3着ミッキークレストだった上に、1000m通過64.3秒からラスト11.7-12.1のスローで差し損ねただけ。ケチがつく負け方ではない。続く観月橋Sをラスト11.8-11.8と減速せずにまとめてOP入り。この時破った2着ハギノサステナブル、3着サイモンザナドゥも現OP馬である。平安Sはスローペースで上がりも速すぎる特殊展開で、キレ負けと片づけていいだろう。
重賞なので他馬の評価も軽く。
テーオーパスワードも嫌ったわけではなく普通に強い。数字的にどうこうではないが、前走・名古屋城Sの直線の反応のよさというか、唸るような「加速感」は強い馬にしか出せないソレ。遅かれ早かれ重賞を勝つと思う。この3頭が素直に高評価。
ブライアンセンスは平安Sがスローで展開向かず、エルムSが距離不足&直線不利。見直す材料はある。が、ハンデが重い。平安Sで先着されたジンセイとタイトニットより2キロ重い。となるとなかなか食指が動かない。メイプルリッジはさすがに1年休が減点で、陣営のトーンも上がっていない。距離も2100m以上欲しい。
穴を強いて挙げるならサイモンザナドゥか。なぜか小倉で勝ち上がったけど、どちらかといえば不器用で本質的には広いコース向きでしょう。55キロのハンデも若干有利。ただまあ上位人気勢が強力かな。
◆中山12
【予想の方向性】
1000mでもハナを切れるタッカージーティーが速い。ただ、それに追随する先行馬がモリノレッドスター、ドナカルナバル、フレッシュランくらいでさほど多くない&いずれも番手でOKのタイプ。大きな競り合いはない。ミドル~ややスロー想定。前に行ける馬を狙う。
◎フレッシュラン
中山ダ1200mでは2戦2勝。どちらも好位から上がり最速をマークし、完勝といっていい勝ち方だった。昇竜Sは3歳OPでさすがに相手も強かったし、距離も1ハロン長くて仕方なし。前走はレース中に鞍ズレを起こしてノーカウント。良績のあるコースで仕切り直し。外枠を引けたのも好材料。
◯ビッグドリーム
ダート転向から3戦いずれも馬券圏内。2走前はドラゴンウェルズが強すぎただけで3着以下には5馬身差をつけ、前走は前後半33.8-37.3のハイペース差し競馬を先行してのハナ差2着。勝ちに等しい内容だった。現級での地力上位は明白。