【中央競馬】金鯱賞、スプリングS2025と当日他レースの予想

中央競馬予想

3月16日の中央競馬予想

博才ゼロから「競馬で勝つ方法」徹底考察【2024年最終版】

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※買い目は基本的に◎-◯のワイド

土曜は8打数ノーヒット。痛恨の完敗だった。阪神ダートがバキバキの内決着ばっかりだったのが誤算で、サトノブリジャールのタイム差なし5着、プッシュオンの0.1秒差7着と二つ僅差を落としたのも痛かった。うーむ。例の4着祭りから、どうにも接戦運が戻ってきていない。

なんとか巻き返したい日曜。3場とも程度の差はあれど雨予報。難しいですね。

◆阪神7

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→16頭中10頭が距離短縮のメンバーで、逃げ馬もゴーマックスくらい。スロー濃厚。前を狙う。

◎テンクウハット
2走前は外枠と長い向正面を利用して逃げ、2着に粘った。揉まれ弱い面があるのか、馬群の中で競馬をすると道中から進みが悪くて結果も出ない。過去3回の8枠【0-1-1-1】、逃げたレースで④②着という戦績は偶然ではなさそう。どうせスローなので多少強引にでも行ってほしい。

◯ファーヴェント
そもそもきさらぎ賞でゴール前不利がなければ勝ち負けになっていた。いつまでも1勝クラスにいるような存在ではない。2走前はドスローで逃げ馬を捕まえ損ね、前走は負けはしたものの3着以下を5馬身離し、走破時計は同日2勝クラスより0.8秒速かった。さすがに。

◆中京9

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ややスロー
→ビーナスローズ、システムリブート除く11頭はいずれも前走初角7番手以下。またビーナスとシステムは前走同じレースに出走してハイペース玉砕しており、お互い抑制的に入りたいはず。前を狙う。

◎システムリブート
その前走がテン3F33.1秒の超ハイペース。2番手追走から一度抜け出す場面を作り、結果的に差されはしたものの0.1秒差なら強い負け方だった。今回は同じ轍を踏まないよう、ビーナスローズを甘やかして2番手から差すだけ。単勝で。

◆中京10

【予想の方向性】
馬場想定:内有利
展開想定:ミドル~ややハイ
→3歳ダート短距離上級条件らしく、下級を先行策で勝ってきた馬が多い。マテンロウコマンド、フレッシュラン、ポールセンあたりの先行をおそらくカネショウレジェンが制して速めの流れか。内枠の差し馬を狙う。

◎ストップヤーニング
不良馬場で新馬勝ち。前走は休み明けで初遠征ながら馬体重+16キロと大幅増だった。また、2月東京開催のダートは差し天国で、内目先行の見えない不利もあった。それでいて0.3秒差4着なら及第点。立ち回りの巧さがより生きる東京→中京替わりは大歓迎。

◯マテンロウコマンド
前走の1勝クラスはテーオーエルビスやヘニーガイストがいたハイレベル戦。2着ピエマンソンも次走1.0秒差の圧勝だった。未勝利時代に砂を被る経験も済ませており、内目の枠を引けたのも大きい。ポールセンの方が人気するようだが、当地の持ち時計はこちらの方が0.8秒速い。

◆中山10

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:スロー
→明確な逃げ馬はおらず、アナゴサンかビーアストニッシドの先手か。やや遅めの流れを想定し、中~内枠の先行馬を狙う。

◎アナゴサン
稍重~重馬場【2-1-1-1】の道悪巧者で、雨予報はこの馬に味方する。マイルのリステッドなら3度の3着があり、展開次第で通用するのも証明済み。3走前は距離不適かつ重賞かつハイペースでやむなし。2走前はダートで参考外、前走は久々のレースで+18キロと重め残りだった。叩き2戦目と遠征で絞れてくれば。

◯キープカルム
ロードカナロア×サクラバクシンオーという短距離血統で、若葉S3着や京都新聞杯5着に入ったのがむしろ驚き。マイルに短縮して3戦2勝でOP入りすると、リゲルSはスローペース展開不向きの中で3着まで追い込んだ。前走が若干物足りなかったが、時計的に上位2頭が強かったし、直線で右にモタれて追いづらい場面もあった。今回はハミ変更で手を打ってくるとのころ。その効果があれば。

◆中京11 金鯱賞

【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ

馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ややハイ
→デシエルトが逃げてホウオウビスケッツが2番手。デシエルトが前走同様に1000m通過58秒台で引っ張るなら、狙いは中~内枠の差し。また、雨予報が出ているので渋った馬場への適性も考慮する。

◎ライラック
3歳時に重馬場のエリザベス女王杯で2着同着の実績。道悪巧者が少ないメンバー構成で雨予報は相対的にプラスとなる。
昨年エリザベス女王杯は直線で大接触したレガレイラとシンティレーション除いてGⅠにしてはややレベル低調だったと思ってはいるが、おおむね前残りの決着に上がり最速6着の内容は悪くない。AJCCも上位3頭からは少し離れたが、対牡馬のGⅡで5着と善戦はした。
「中山巧者は中京も走る」というのが持論であり、このレースもかつてミトラやヤマカツエースといった中山重賞実績馬がよく好走していた。内枠を生かしたイン差しで3着ならチャンスがある。

◯デシエルト
2走前アンドロメダS当日はこのレース以外がことごとく外伸び競馬で、メインだけ逃げ→イン差し決着。そのせいでバイアス判定に悩んだのだが、後から見れば結局デシエルトとロードデルレイが別格に強かったということで説明が付く。
中日新聞杯は1000m通過58.8秒のハイペースで逃げ、他の先行勢が全滅するのを尻目に2馬身差勝ち。2着ロードデルレイ、3着マテンロウレオなど破った馬もその後GⅡで好走した。レースレベル、内容ともに申し分ない。
ホウオウビスケッツの段でも述べるが、ホウオウはハイペース歓迎ではなく、これまでも後続をスローに封じる戦法で結果を出してきた馬。そもそも「同型」ではなく、無理に競ってくることはないだろう。自身のペースですんなり逃げられる。信頼。

3番手以下の印および全頭評価はnoteに記載しておきました。「中山巧者、中京も走る説」については「小ネタ」のデータで補足してます。旧方式に戻したので、内容や結果に満足いただけた場合は購入してもらえると幸いです。

【金鯱賞2025予想・全頭評価付】イン差し可能&雨予報OKな馬を狙う|鈴木ユウヤ
※他レースの予想は以下のブログで公開しています。 競馬ナイト ◆金鯱賞予想 【予想の方向性】 内枠◇◆◇◇◇外枠 先行◇◇◇◆◇差し スピ◇◇◇◆◇スタ 馬場想定:フラット~やや内有利 展開想定:ややハイ →デシエルトが逃げてホウオウビスケ...

◆阪神11

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ややスロー
→好位につけたい馬は多いが逃げ馬は不在。大外からカルチャーデイが特攻するかもしれないが、そもそも前残りコースということも加味して、中~内枠の先行馬を狙う。

◎スマートクラージュ
重賞でも3着3回の実力馬。3走前は距離不適。2走前の敗因ははっきりしないが、異常なレベルの高速馬場が合わなかったか。9ヶ月休み明けで臨んだ前走も労せず好位をとることができたし、直線最後やや狭くなってブレーキを踏んだ4着。スムーズなら際どかった。叩き2戦目の上積みに期待。

◯ロードフォアエース
連を外したのはダ1900mの一戦だけ。芝で【2-4-0-0】、1400m以下で【3-4-0-0】と安定感抜群。枠もいいところを引いて、レースも上手、渋った馬場にも対応できる。特に嫌う理由がない。

◆中山11 スプリングS

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや内有利
展開想定:ややハイ
→前走逃げた馬が4頭(3頭?)、ほかにも先行型がクモヒトツナイ、ピコチャンブラック、スナークピカソといる。それなりにペースは流れる。差せる馬を狙う。

◎スワローシチー
勝ち上がりに7戦と時間はかかったが、未勝利勝ちの1:59.7は優秀。中山芝2000mの2歳戦としては歴代5位で、開幕週(というか葉牡丹賞)以外で2分を切ったのは初。それをラスト11.9-11.5の加速ラップで計時した。けっこう偉い。前走の水仙賞は開幕週らしい強烈な内有利馬場で、レースのラスト2Fが11.3-11.1。これを外後方から差し切るのは無理。重賞といっても上位人気2頭除けばそこまで強力なメンバーでもないし、展開ひとつで足りるはず。

◯ピコチャンブラック
新馬戦のラスト1F11.3は福島の2歳戦としてはコメートのきんもくせい特別以来で2例目の好記録。アイビーSも時計、後半ラップとも優秀で、勝ったマスカレードボールは先日共同通信杯を勝った。こちらも重賞でやるだけの力はあるだろう。ホープフルSの敗因はハッキリしないが、陣営のコメント的には揉まれたのがよくなかったという見立てか。なら少頭数の外枠に替わるのはプラスだろう。

他馬の評価は週中に書いておきました。キングスコールの新馬はめちゃくちゃ強い。鬼です。でも気性とデキに不安を抱えていて、わざわざここで買わなくてもいいなと思っている。

◆中山12

【予想の方向性】
馬場想定:フラット~やや外有利
展開想定:ややハイ
→減量起用のチュウワスプリングがハナ主張。そこにメイショウキルギス、マイネルディレクト、オーブルクール、サイレンスゴールドあたりが絡んでいく想定。速めの流れと見て、一列引いたあたりからの差しを狙う。

◎ショウナンアビアス
昨年9月に対インビンシブルパパ、ルクスメテオール(どちらも現OP)の3着がある。その後も12月のアメリカンマーチ戦は先着した3-5着馬がいずれも次走勝つなど、強い相手に好走してきた。現級での力上位は明白。前走はハイペースを外々追走して脚を削がれながら4着と悪くない負け方だった。

◯イノセントキャット
落馬競走中止を挟み、1勝クラスで着差を付けて2連勝。そもそも初ダの際にタイム差なしだったネイト、ヤマニンアルリフラがその後2勝クラスでも好走しており、現級で通用するメドは元々立っている。逃げ差し自在でこのコースなら大外枠も歓迎。素直に信頼する。

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