『競馬ナイト+』8月号発売中!
川崎8、川崎10、川崎11
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
木曜は4打数1安打で負け。コテンパンにやられた今開催だが、ようやくちょっと仮説が立った。おそらく馬場に対して致命的に誤解があった。
勝手に「イチネンセイ馬場」と呼んでいるやつで、ざっくり言うと道中と直線で伸びどころが反対という現象ではないかと。イン→アウトがよく、イン→インもアウト→アウトも違う。こう考えると色々辻褄が合う。イン追走組が活躍しているのに、木曜は900m戦とベアバッキューンしか逃げ切りがなかった。なんでやねん、という話。なお呼称はこのレースからとっています。
問題は、本当にそういう馬場だったとして予想が難しいんですよね。ジョッキーが4コーナー出るところでどう動くかまでは読み切れない。さあ困りました。
【予想の方向性】
馬場は冒頭部に書いたような認識。内からマイカグラが主張すればマバラカット、マギーローズはハナにこだわらず。900m戦としてはミドルペース想定。一列引いたあたりから外に出しそうな差し馬を狙う。
◎ミヤジミニー
3走前は内有利馬場の外追走からゴール前で伸びて4着に浮上。2走前は直線入り口で寄られてややブレーキする場面がありながら、やはりゴール前伸びて4着。前走も大外を回ってやや勢いを余し気味の入線だった。早めに動かしていける外枠、外を回しても許されるトラックバイアスが重なればもう少し走れる。今回はその条件が揃って相手も手薄。チャンス。
◯キタノブルーアレツ
昨年秋にはC1でも好走実績あり。900mだと好位をとるテンがないので、差せる競馬になるかが大事なタイプ。今の馬場なら。
【予想の方向性】
ドナノーブル、デーレーラプターを制してケイツーユーロがおそらくハナ主張。それにビナミトーも続く形。この距離としても速めのペースを想定。外に出しそうな差し馬を狙う。
◎エターナルセイバー
休養前からパレスレガシー、オーソレリカ、デーレーラプターら強敵相手に善戦。前走は休み明けで最内枠からの出遅れという二重苦だったが、脚は使って4着まで浮上してきた。慢性的にスタートがあまり速くないので内すぎる枠はイマイチ。外から差せる馬場で中枠。いいんじゃないでしょうか。
◯ケイツーユーロ
浦和800mを外4から押し切った2走前の勝ち方が強く、前走も内からリッチアロマに絡まれ続けて前がほとんど崩れたレースを粘っての2着。900mまでなら強い。デーレーラプターもいい馬なんだけど、直線の進路を想像してこっちに。
【予想の方向性】
揉まれたくないユキグニが先手主張。ラブリービューは番手でもよく、激しい争いにはならない。ほか先行馬はさほどおらず、ややスロー想定。外枠先行、あるいはイン3付近にいそうな馬を狙う。
◎ラブリービュー
3歳夏以降は一時短距離に行ったがいまひとつ結果が出ず、1周競馬に戻して復調。1500~1600mでは【3-2-2-0】とまだ崩れていない。前走は内容としては物足りないが、3か月休の影響と割り切る。単勝。
難しいね。誤解を恐れずにいえば買いたい馬があまりいないレース。
エーヴベリーは展開待ちの差し馬で今回ハマりそうにないし、トリプルミリオンは揉まれない形で前進した前走をどう考えるか。あれは少頭数の大外枠だったからできたが、この枠だとユキグニあたりに被されそう。ジュンハンスは外枠巧者でマイルも【0-0-0-6】と実績なし。ユキグニは逃げと想定したが、冒頭に書いた通りで馬場読みが間違ってなければ逃げには優しくない。
ハッピーバレーは4走前展開と馬場ハマる、前走はメンバーレベル微妙かつ展開ハマる。勝ったレースを評価していない。ポッドアワーズも前走はタカラライナーを巡る前の仁義なき戦いで漁夫の利を得た。
イサチルプリンスは3走前が内有利馬場のイン差し競馬でイン差し、2走前少頭数ハイペースで展開向く、前走やや内有利馬場のイン利用。3連続連対だが、別に能力がズバ抜けているとは思わない。
フエは直近の2好走どちらも内有利馬場の内枠で、それ以外は近況振るわず。リンクスショウは休み明けからの2走がさすがに負けすぎ。ヴェールトゥマランは2走前がイサチル同様にイン差し競馬のイン差し。前走は5頭立ての行った行ったで強調点に欠ける。
ゴールドラッドマンはいい馬なんだけど、不器用で川崎がそもそも上手くない。船橋で買いたい。コスモマルーンは3-4走前展開向く、2走前が5頭立て3着。今回は前もそんなに速くならなさそうで。
……などと考えていくと、消去法的にラブリービューの単勝かなと思いました。