川崎9、川崎10、川崎11
※買い目は基本的に◎-◯のワイド
水曜は3打数1安打でやや負け。◎トリプルアクセル4番人気1着も、キタノトパーズがついに間に合わず。プリモジョーカーとラストバリオンのワイドは1.7倍しかつかないし。少し寂しい結果になった。
関東オークスは面白いレースだった。アンデスビエントはラップも正直チグハグなのだが、一番強い馬がこの馬場で逃げたら問答無用という感じの勝ち方。ラスト加速して12.9、力が違った。
他の攻防にも見ごたえがあった。まず外2争い。ミスカッレーラ御神本が外3で妥協せず、多少前を刺激することになっても2車線目を奪い切った。引いたイゾラフェリーチェは(それが敗因とは言わないが)2周目で終始3車線目。これではツラい。
もうひとつの攻防が差し勢の内ラチ争奪戦。外枠からメイショウヨシノの後ろまで潜り込んだ赤岡神が素晴らしいプレーだった。2周目向正面で下がってくるメイショウだけ最小限の動きでパスして、再びイン捌き。これ以上ない最高の騎乗。唸った。すげえ。
シンメルーブスは急かさない方がいいタイプで、これも自分の競馬に徹しつつインを手放さなかった好騎乗。そうなるとプリンセスアリーはもうちょっとゲートを出たかった。シンメをパスして内ラチに入れるまで時間がかかったし、その後はおそらく森さんの中に「グラインドアウトは下がってくる」という予想もあって、インにこだわり切れなかった。でも仕方ない。わたしもグラインドアウトが足りると思わなかった。シンメデージーも東京ダービーで頑張ってたけど、高知勢やるなあ。
結果としてはアンデスビエントの後に好騎乗の地方騎手が2-4着を占め、「ダート中距離での地力」に疑問があったJRA勢は全滅。単に「JRA所属だから強いでしょ」と思考を止めなかった方々が的中にありつけたという意味で、自分は外れたけどいいモノを見れたという気持ちです。当たった人、おめでとうございました。
ガラにもなく回顧が長くなってしまった。トントンに回帰して折り返しの木曜日。前進しましょう。
◎エスプリゴンザレス
馬場はイン有利。先行馬がエスプリ、ダズリングスカイ、ティーケーメイトの3頭だけで、いずれもハナがマストというタイプでもない。過度な争いはなく枠なり進入で決着。イン前を狙う。
そのまま逃げ切りそうなエスプリゴンザレス。3走前内有利馬場のハイペースを外3から4着が地味に強い内容で、前走もテン5.1-11.7がいくら何でも速すぎた中で0.2秒差なら悲観することはない。
◯デルマニンフ
5、9、10が雁行した上でエスプリの逃げならその後ろがお留守。そこをとるだけ。昨年時点で既にC1は2勝しており地力上位も確か。
◎サツキスカイ
イン有利馬場の900m。短縮してちょっと怪物じみたレースを見せたサンエイジローの逃げが決定的だが、それ以外は前に行ける馬が非常に少ないメンバー。イン3が理想。
そこに収まる可能性が高いサツキスカイ。2走前は逃げ争いが6頭くらい並んでしまって形が悪く、前走は上位3頭が速くて強かった。アルルカンとの序列は前が手薄になることで逆転すると読む。
◯サンエイジロー
1400mを使われて頭打ち感があった馬だが、前走は新馬戦以来の900mで度肝を抜かれた。勝ち時計54.1秒は前日サンダーゼウスと0.4秒差だが、それを余力ありげにラスト12.6-12.5の加速ラップでマークしているのが怖い。新星登場。
◎ウラノメトリア
イン有利馬場の1周半。ブルベアイリーデあたりの先行に、ルーキー起用のジョーパイロライトが強攻策だろう。そこの争いに巻き込まれないイン3~イン5あたりがベスト。
ウラノメトリアの2走前は先行策からラスト3F11.9-13.2-12.4のキレを発揮して対アルラ2馬身半差の快勝。そのアルラが先日準重賞を制したことも間接的に評価できる。大井所属ながら小回りの方がベターで川崎替わりは歓迎。これは単勝で買う。他の人気馬は軒並み外枠に入って計算が立たない。