川崎7、川崎9、川崎11
※買い目は基本的に◎－◯のワイド
火曜は3打数1安打で勝ち。ラチ沿いこそ正義、内枠こそパワーみたいな競馬を換金できてよかった。◎カプリフレイバー6人気4着というイベントもあったが、黒字なのでよしとしましょう。
リードして迎える水曜日。今年の関東オークスはダート中距離で実績のあるJRA勢が2頭だけ。これは予想しがいあるぞ。
◎トリプルアクセル
イン有利馬場の900m。JRA1勝クラスでテン12.2-10.6-11.5を出してきたグローバリストが逃げ示唆だが、キョウエイカリーナもマイネルリベラルも抵抗。まずまず流れてインの2列目あたりがちょうどいいポジションか。
古馬になってからは完全に1000m以下専門で、2-6走前は距離が長かった。前走は一見して単なる2着だが、前開催のトラックバイアスでインを利用していない差し好走は色をつけて解釈すべき。引き続き好枠を引いた割にオッズも手ごろそうなので。
◯キタノトパーズ
この脚質で900m【4-1-1-0】というのはなかなかできないこと。スタートは速くないが直線だけで何頭もかわせる脚があるので、4角で不利な外押し上げをする必要がない→安定して結果が出せる、という寸法。
◎プリモジョーカー
同じくイン有利馬場の900m。テンの速さ、能力ともに頭一つ抜けたラストバリオンが好枠で逃げ濃厚。イン3が絶好になる。
そこになんとかねじ込めそうなプリモジョーカー。2走前はインを取り損ねたところに前の馬が下がってきてゴチャついてしまった。900mでああいう不利は致命傷なのでノーカウント。前走は休み明けかつ準重賞で4着。相手緩和で。
◯ラストバリオン
テンが抜群に速く、適性距離は1000mまで。2走前当コースでは逃げて後続を全く寄せ付けず。馬場の援護まで受ける今回は盤石。
【予想の方向性】
内枠◇◆◇◇◇外枠
先行◇◇◇◆◇差し
スピ◇◇◇◆◇スタ
馬場が内有利なのは論を待たず、コーナー6回で外々を回ったら不利は大きい。ただ、揉まれ慣れていない先行馬、短距離から転戦する馬がいて単純な前残りでもなさそう。
◎プリンセスアリー
これまでの3敗はイン不利馬場で逃げて対ライゾマティクス0.3秒差、ドスローで前に残られたユングフラウ賞、初の右回りでもしぶとく伸びて0.1秒差だった東京プリンセス賞と、どれも見どころがあるもの。脚質面含め、今回出ている南関勢のエースはこれ。
やや話は逸れるが、同コースの川崎記念は吉原ライトウォーリアが7番人気1着、エンプレス杯は御神本キャリックアリードが7番人気3着。騎手のホームアドバンテージというか、JRAのジョッキー陣が「イン有利馬場の川崎ダ2100m」を正解できていない感がある。そういった意味で森さんが非常に頼もしい。
◯アンデスビエント
今回唯一ダート中距離の1勝クラスを制している馬。2走前にタイム差なしの接戦を演じたテーオールビーはその後2勝クラスでも好走しており、母アンデスクイーンなら距離ももつ。逃げれば安泰。ただ、戸崎＆笹川の方がインの重要度を意識するはずで、変に譲って外3とかにならないか心配ではある。
ほか、メイショウヨシノはダノンレジェンド産駒でさすがにこの距離延長が……。あえて差しに構えたりしたら分からないが、正攻法で先行したら垂れるだろう。
イゾラフェリーチェはダートで勝ち上がったものの、当時のタイムと内容は強調するほどでもない。逃げたら怖いが、普通に考えればダート1勝クラスを突破したアンデスの方を上にとるのが自然。
クリスマスパレードは母がダートで活躍した馬で、父キタサンブラックもそこそこダート馬を出す。ダ替わりは割と色気を感じる。フローラSも不利な外枠、いかにも合わない芝の高速馬場でよく走っていた。ただまあこの枠では手を出しづらい。「初ダートで外枠だから、砂を被らないように外3で」みたいな乗られ方になりそう。それだとなあ。
思い切って◎を打とうか、長考の末にやめたのがシンメルーブス。プリンセスアリーとは能力試験でタイム差なし、URAWAなでしこOPで0.5秒差。当時は馬群から離れた後方を追走し、直線はかなり強烈な脚で伸びていた。2100mに替わるのはプラスに出そうなタイプで、枠よし、脚質よし、鞍上が南関騎手。それで全くの不人気ならつまんでおく価値はあると思う。